アイン
天使ちゃん
アイン
天使ちゃん
アイン
天使ちゃん
アイン
颯
ヴァイス
ネモ
2人は睨み合ってひょいっと首を振った。そして2人は颯に近づいた。
アイン
天使ちゃん
颯
アイン
ヴァイス
天使ちゃん
颯
アイン
颯
アイン
颯
アイン
ネモ
アイン
颯
アイン
アインは崩れ落ちた。
ヴァイス
ネモ
颯
ネモ
颯
天使ちゃん
颯
天使ちゃん
ネモ
アイン
ヴァイス
何故かみんなで海に行くことになった。
ヴァウルス
颯
ヴァウルス
天使ちゃん
シュウ
颯
シュウ
アイン
ヴァウルス
アイン
颯
ヴァウルス
シュウ
アイン
ヴァウルス
颯
ヴァウルス
ヴァウルスは逃げた。
アイン
アインは気絶した。
シュウ
颯
シュウ
シュウ
颯
天使ちゃん
ヴァイス
ネモ
シュウ
颯
海ではしゃぐ準備をしていたが、海からなんか変な人が出てきた。
???
その気難しそうな奴はすぐに辺りを見回してこちらを凝視している。
???
そしていつも体調悪そうな奴は絶対何年かは切ってなさそうな髪と、絶対何日か寝てないような顔をしている。あいつらは一体誰なんだ…
ネモ
ヴァイス
シュウ
ネモ
颯
ヴァイス
ヴァイス
???
???
???
ネモ
シュウ
ピュヴル
ヴァイス
ベタ
ネモ
ネモ
ヴァイス
ヴァイスはショットガンを召喚した。
ヴァイス
ネモ
シュウ
シュウ
アイン
颯
天使ちゃん
それぞれ嘆きながらも、戦いは始まってしまった。
ベタ
颯
天使ちゃん
ベタ
アイン
ベタはそこから消えた。気づいた時にはアインは海に沈められていた。
颯
シュウ
ベタ
アイン
アインは隙を見て毒針を放った。
ベタ
颯
ベタ
ベタは何かに気がついたかのように目を見開いた。
ベタ
次の瞬間にはもうベタは血を吐き出していた。
アイン
ベタ
その時、海から魔物達が溢れ出てきた。魚のような見た目をしているそれは、巨大で凶暴だ。しかもたくさんいる!
アイン
シュウ
颯
天使ちゃん
ベタ
颯
ピュヴル
ネモ
ピュヴル
ヴァイス
ピュヴル
ピュヴルは両手を触手に変えて、ネモを掴もうとした…が、斧で一刀両断した。
ネモ
ピュヴル
その言葉を聞き終わる前に素早く氷魔法を飛ばした。
ピュヴル
ピュヴルはすぐに触手を再生させた。
ヴァイス
ヴァイスはショットガンをたくさん召喚した。ピュヴルを囲むように。
ピュヴル
ヴァイス
ネモ
ネモ
ネモ
ピュヴル
遠くから颯が「何その触手!最高すぎるだろ!うひゃあぁああんんんほほんほ!!」と言っている。
ピュヴルはそれに気づいて多分引いてそうな顔で颯を見た。
ピュヴル
ネモ
ピュヴル
ネモ
アイン
アインは特訓の成果を発揮している。毒の濃度も安定してきているし、強さも大体の敵をかなり弱らせることができる。
シュウ
アイン
シュウ
シュウは息を乱さず、効率的に魔物達を捌いている。その槍の一突き一突きが相手の弱点を正確に捉えている。
アイン
アイン
シュウ
シュウ
アイン
アインはすごい勢いで襲いかかってくるその魔物を見た。今まではただ、襲いかかってくる前に毒針を撃つか切ることをしていた。
その魔物は海から地上へ飛び込んでくるようなものだ。
アインはヘイトを集めながら、飛び込んできた魔物達を躱して、その隙をつき毒針を一斉に飛ばした。
シュウ
シュウ
アイン
シュウ
少し本気を出すように眼鏡をくいっと上げると、目の前に壁を作るように紫炎を舞いあげた。
シュウ
ベタ
ベタ
ベタは鋭く、丸いカッターのようなものを飛ばしてくる。それと同じ物が使われていそうな魔改造されたローラースケートを履いているせいか、ベタは予想外な動きしかしてこない。
攻撃を当てるのも難しく、そのカッターを躱すことしかできない。
天使ちゃん
颯
ベタ
ベタはその刃をでかいチェーンソーのようにして、切りかかってきた。
颯
その時、目の前にバリアが張られた。
颯
天使ちゃん
颯
ベタ
その刃は執拗に俺を追跡する。その速さと不規則な動きで何回もバリアが割れそうになった。
だが、天使ちゃんはその度にバリアを貼り直す。
ベタ
ベタは標的を変え、一気に天使ちゃんに接近し、その武器を振るった。
天使ちゃん
天使ちゃんは爆発するように光の魔法を放った。衝撃波が遠くに居ても伝わってくる。
天使ちゃん
天使ちゃん
天使ちゃんの輪は光り、天使の羽のようなものが現れた。
颯
ベタ
ベタはカッターを飛ばしまくるが、それは全てバリアによって防がれた。そして防いだカッターを返し、1歩踏み入れば八つ裂きになりそうな弾幕が繰り広げられている。
颯
ベタ
ベタはそれを捌いて少しずつだが、前に進んでいる。
天使ちゃんは追加で無数の光魔法を放つ。ベタは少し余裕が無くなってきたようで、そのローラースケートを走らせて攻撃を避ける。
天使ちゃん
そうだった、僕は…ずっと病院にいた。生まれつき、体が弱かった僕は学校にも行けずにいつ死ぬかも分からない…そんな恐怖に怯えながら、今日も生きてきた。
何も楽しみはない。ただ、生きてるだけ。
しかも、僕は…怖くて変なものが見える。それに気づかないように…気づいていないように、いつも廊下を歩いている。みんなには見えないので相談することもできない。
今頃それらが魔物だっていうことが分かった。病院は色んなネガティブな感情が集まる。魔物が湧くには最適な環境だった。
いつも変わらないこの日々。でもこの日は違った。
???
???
そこにふわふわと、今にも消えてしまいそうな天使が立っていた。その翼は畳まれているが、羽を広げたらきっと大きくて綺麗なのだろう。
???
???
その天使は僕の傍に来た。近くで見るともっと綺麗で、神々しくて…それと同時に恐怖も感じる。
???
???
???
???
その天使はきっと知っていた。僕に残された時間はそう長くないと。
その哀れんだ目で、悟った。
???
僕はその言葉に救われた気がした。本当に望んでいるもの…それは自由なんだ。
???
???
???
???
天使ちゃん
周りに魔力が吹き荒れる。その魔力の渦はやがて1本の聖剣を作り上げた。
颯
ベタ
その剣をしっかり握り、ベタに光の速さで接近した。そして、その剣を振るうとそれにギリギリで対応してきた。武器同士がぶつかり合うと、魔力の衝撃波が一瞬放たれた。
天使ちゃん
その斬撃はチェーンソーを斬った。
ベタ
ベタはその衝撃で海まで吹っ飛ばされた。
颯
天使ちゃん
エネルギーを一気に使いすぎたからか、力が抜けていく。
颯
ピュヴル
ネモ
ピュヴル
ヴァイス
ネモ
ピュヴル
急に後ろから、触手に掴まれた。
ネモ
ピュヴル
どうやら好きなところに触手を生やせるようになったらしい。
ヴァイスも予想していなかったようで、俺の数倍は強く拘束されている。
ピュヴル
ネモ
ピュヴル
ピュヴルのぬるぬるとした触手が体を這う。この感覚をまだ覚えている。
初めてこいつと会った時にも、こんなことをされた。ピュヴルは救いようのないドSだ。
ネモ
ピュヴル
ネモ
颯
ネモ
ヴァイス
ピュヴル
ヴァイス
ネモ
颯
颯は少し考えた。
長考の末に颯はピュヴルと握手をした。
颯
ピュヴル
俺はヴァイスと目を見合わせた。
きっと思っていることは一緒だろう。
ヴァイス
ネモ
颯
ネモ
ピュヴル
颯
ピュヴル
ネモ
ヴァイス
ネモ
ピュヴルはその触手の腕を伸ばす。俺に向かって…
終わりを悟ったが、その腕に刺さったのは槍だった。
シュウ
ネモ
アインの斬撃によって触手による拘束も解けた。
アイン
アイン
ネモ
ヴァイス
ネモ
アイン
海に入り、そのヌメヌメした液体を洗い流した。
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ピュヴル
颯
ピュヴル
颯
ピュヴル
ネモ
颯
ヴァイス
ピュヴル
ピュヴルは顔を顰め、なんかよく分からない奇声を発しながら海へ逃げていった。
ネモ
シュウ
颯
ヴァイス
ヴァイス
アイン
ネモ
颯
颯は砂の中に監禁された。時々、説教をしに行く。颯は魔物の敵だ…そう、思い知った…
天使ちゃん
颯
颯は白目を剥いて昇天した。
天使ちゃん
波打ち際で、波の音と潮風に身を任せ、今日のことを考えながらただ座っていた。
ネモ
ヴァイス
ヴァイス
ネモ
ネモ
ヴァイス
ネモ
ヴァイス
ヴァイスは昔から何でも見透かすような目をしていた。いつだって、俺の求める答えを出してくれる。
ネモ
ずっと俺はヴァイスと一緒にこの荒ぶった海を渡ってきた。でも、未だにヴァイスの心は分からない。分かりやすいように見えるのに、時々分からない時が来るんだ。
どうして君は命を懸けてでも俺を救ってくれるのだろう。どうして君は…時々悲しい顔をするのだろう。
それが分からなくて、心の苦しさをどこかで感じる。
俺は今、海に憧れではなく…きっと希望を抱いている。
この航海は何回も失敗しかけたけど、でも今もまだ続いているんだ。荒波に揉まれながらも…新しい仲間も増えて、凄く楽しい。
これが俺の行きたかった方向だって、はっきり分かった。
ネモ
ヴァイス
海をみんなで楽しんだ!
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