そして俺は、この喜びを誰よりも早く相方に伝えたかった!
堂本剛
と、ノックもせずに思わず楽屋に入り、
堂本光一
堂本剛
堂本光一
⤴またしても過敏に反応。
堂本剛
と、振り向こうとしたら
ドン!
堂本剛
と言いかけて俺は光一に壁ドンされた。
堂本光一
堂本剛
今までにないくらいこわいかおをしている。
堂本光一
堂本剛
堂本光一
怒りが絶頂に達したところで、
堂本剛
と、切なそうに言われ・・・・
堂本光一
ちょっと鎮火したみたいや。
堂本光一
堂本剛
堂本光一
堂本剛
今度は剛(つよし)に火がついた?
堂本剛
堂本光一
堂本剛
堂本光一
なぜか2人が喧嘩を始めてしまった
堂本剛
堂本光一
光一は、こちらを向かずに聞く。
堂本剛
なのに、なんでそんな言い方するんや!
俺はいたたまれなくなり光一より先に楽屋を出た。
堂本光一
俺は追いかけもしなかった。
そして、楽屋の外で待ってたさくらちゃん。
さくら
俺のただならぬ顔を見て・・・・何かを察したみたいで・・・
堂本剛
さくら
堂本剛
さくら
堂本剛
と券を2枚渡し、
堂本剛
さくら
堂本剛
さくら
だけど俺たちはお互い忙しくなってしまい、あれから顔を合わせることがなくなってしまった。
そしてしばらくして剛(つよし)は、
明菜ちゃんと約束をして遊園地で待ち合わせをしていた。
堂本剛
ちゃんと時間通りに来ていた。
変装もして。
なのに、彼女がこない。
明菜
明菜ちゃんは帰る準備をしようとしていて、その時に遊園地ねチケットを落とし、誰かに拾われた。
?
明菜
?
明菜
?
⤴わかるのか
?
⤴勝手に決めてるし
明菜
?
⤴勝手にそんな話にしてるし。
明菜
明菜ちゃん!その話信じてしまうの?
堂本剛
俺は、素直に待っていた。明菜ちゃんが来ることを信じて。
その頃、さくらちゃんも光一を誘おうとしていた。
さくら
堂本光一
さくら
と、券を差し出す。これってもしかして・・・・
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
なぜか剛(つよし)の言葉が響いていた。
堂本剛
さくら
堂本光一
さくら
そう言って、珍しく笑顔で去っていった。
堂本光一
俺はさくらの後ろ姿を見ながら・・・・
堂本光一
と、呟いた。
一方剛(つよし)は
雨が降り出してきても傘を挿さずに待っていた。
剛(つよし)
そして・・・・ふと窓を見て雨に気づいた明菜ちゃんは
明菜
明菜(剛(つよし)さん今頃・・・・)
?
と、言う嫌味な男。
一体何者や。
明菜
?
明菜
なぜか行くのを止められてる明菜ちゃん。
そうとは知らず俺は・・・・
堂本剛
堂本剛(ははー、もしかして俺やっぱり振られたんかなぁ・・・・・)
降りしきる雨になぜか傘を挿す気になれない俺。
なんか、KinKiKidsの楽曲に出てきそうなシーンやなぁー・・・・
そんなことをぼーっとして考えていた。
来れない
という連絡もないなんて。
そしておれは・・・・
堂本光一
ある衝撃的なものを見てしもた。
堂本光一
さくら
そこへさくらが通りかかり
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
そう、光一が指す視線の先には、あのとき明菜ちゃんと一緒にいた男性が、明菜ちゃんと一緒にいる。
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
堂本剛
俺は待ち続けていた。
プルルル
鳴り響く携帯電話。
堂本剛
相手を確かめずに出ている。
堂本光一
電話の相手は何故か怒り口調の光一。
堂本剛
そう言ってたら、
堂本光一
⤴来た
そう言って目の前に現れた。
堂本剛
びしょ濡れの剛(つよし)。
堂本光一
堂本剛
堂本光一
堂本剛
堂本光一
堂本剛
剛(つよし)の声が涙で掠れていた。
堂本剛
堂本光一
剛(つよし)は本気であの子のことを・・・・・
堂本剛
剛(つよし)の体がぐらついた。
俺は、抱きとめた。
熱い。
凄い熱だ。
堂本剛
堂本光一
そして、剛(つよし)は病院に運ばれた。
アイドルということもあり、極秘入院となった。
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
堂本光一
さくら
なぜか素直に従うさくら。
さくら
堂本光一
さくらちゃんの行く姿を静かに見守る光一と、
さくら
と、2人を心配するさくらちゃんと・・・・・
明菜
降りしきる雨を見ながら何かを思う明菜ちゃん。
?
明菜
?
明菜
?
そう、明菜ちゃんはその男に束縛されていたのだった。