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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

そして俺は、この喜びを誰よりも早く相方に伝えたかった!

堂本剛

光一!!俺な?

と、ノックもせずに思わず楽屋に入り、

堂本光一

なんや、騒がしいな!ノックもせずに入るやなんて

堂本剛

ついに、デートに誘ったんや!!

堂本光一

!?

⤴またしても過敏に反応。

堂本剛

そうや、光一も・・・・

と、振り向こうとしたら

ドン!

堂本剛

とう?・・・・

と言いかけて俺は光一に壁ドンされた。

堂本光一

ええかげんにしてくれや!剛(つよし)!

堂本剛

!?

今までにないくらいこわいかおをしている。

堂本光一

目障りなんやわ!お前がさくらと・・・・

堂本剛

・・・・俺がデートに誘ったの・・・

堂本光一

なんでいつもおれのまえで!

怒りが絶頂に達したところで、

堂本剛

・・・・明菜ちゃんなんやけど・・・・

と、切なそうに言われ・・・・

堂本光一

えっΣ(゚д゚;)

ちょっと鎮火したみたいや。

堂本光一

あの・・・

堂本剛

光一の嘘つき!

堂本光一

!?

堂本剛

明菜ちゃんは付き合ってる人おらん言うてたわ!

今度は剛(つよし)に火がついた?

堂本剛

光一こそ、素直になったらどうなんや!

堂本光一

!!お、お前は俺にさくらと仲ええとこ見せたいだけなんや!!

堂本剛

そんなわけ・・・

堂本光一

もう、ほっといてくれや!!

なぜか2人が喧嘩を始めてしまった

堂本剛

俺は・・・・

堂本光一

なんや、まだ言うことあるんか?

光一は、こちらを向かずに聞く。

堂本剛

光一に素直になってほしいだけや!!だ、それだけなんや!

なのに、なんでそんな言い方するんや!

俺はいたたまれなくなり光一より先に楽屋を出た。

堂本光一

剛(つよし)!!

俺は追いかけもしなかった。

そして、楽屋の外で待ってたさくらちゃん。

さくら

・・・・

俺のただならぬ顔を見て・・・・何かを察したみたいで・・・

堂本剛

すまんな、さくらちゃん・・・・

さくら

光一と喧嘩したんやろ?やっぱり、2人の喧嘩の原因はうちなんやろ?

堂本剛

ちゃうよ。さくらちゃんは悪くない

さくら

でも・・・・

堂本剛

はい、これはさくらちゃん達の分や

と券を2枚渡し、

堂本剛

さくらちゃんが、自分で誘わな始まらへんからな。俺は明菜ちゃんと行くことになったから

さくら

えっ?明菜さんのこと誘えたんや!よかったやん

堂本剛

だからさくらちゃんも、素直になっ?

さくら

・・・うん!

だけど俺たちはお互い忙しくなってしまい、あれから顔を合わせることがなくなってしまった。

そしてしばらくして剛(つよし)は、

明菜ちゃんと約束をして遊園地で待ち合わせをしていた。

堂本剛

あれ?時間間違えたかな?

ちゃんと時間通りに来ていた。

変装もして。

なのに、彼女がこない。

明菜

いけない・・・時間だわ

明菜ちゃんは帰る準備をしようとしていて、その時に遊園地ねチケットを落とし、誰かに拾われた。

〇〇遊園地・・・。もしかして今から行くのかい?

明菜

・・はい。約束したので・・・・

これより、食事でもどう?もしかして相手はKinKiKidsの?

明菜

・・・・わたし・・・

剛(つよし)のほうね。

⤴わかるのか

多分、あいつ来ないんじゃないか?

⤴勝手に決めてるし

明菜

ど、どうして?そんなわけ・・・・

だって、あいつ相方の《彼女》と付き合っていたりしないか?

⤴勝手にそんな話にしてるし。

明菜

・・・・やっぱりそうなんでしょうか・・・・・

明菜ちゃん!その話信じてしまうの?

堂本剛

遅いなぁ・・・・さくらちゃん・・・・

俺は、素直に待っていた。明菜ちゃんが来ることを信じて。

その頃、さくらちゃんも光一を誘おうとしていた。

さくら

あ、あのー光一

堂本光一

さくら・・・

さくら

あ、あのさ・・・。遊園地いかへん?

と、券を差し出す。これってもしかして・・・・

さくら

剛(つよし)に貰ったんやけど・・・・

堂本光一

(やっぱり・・・)

さくら

ど、どうかな?

堂本光一

剛(つよし)と行くんちゃうの?

さくら

剛(つよし)は今日、明菜さんと行っとるはずやから・・・・

堂本光一

ふーん?(なんで知っとるんやろ)

さくら

あ、あの、別に嫌なら他の人と・・・・

堂本光一

・・・・ええよ?

なぜか剛(つよし)の言葉が響いていた。

堂本剛

光一に素直になって欲しいだけや

さくら

えっ?ほんまに?

堂本光一

来週のoffなら・・・・

さくら

うん、わかった!空けとく!じゃあ、お疲れ様

そう言って、珍しく笑顔で去っていった。

堂本光一

(素直になれ・・・・か)

俺はさくらの後ろ姿を見ながら・・・・

堂本光一

そうやな・・・・

と、呟いた。

一方剛(つよし)は

雨が降り出してきても傘を挿さずに待っていた。

剛(つよし)

・・・・雨降ってきてしもた・・・・

そして・・・・ふと窓を見て雨に気づいた明菜ちゃんは

明菜

えっΣ(゚д゚;)雨?

明菜(剛(つよし)さん今頃・・・・)

あー、あいつこの雨の中じゃ絶対帰ったな

と、言う嫌味な男。

一体何者や。

明菜

あの、私やっぱり・・・・

あいつの所へなんか行くな

明菜

!?

なぜか行くのを止められてる明菜ちゃん。

そうとは知らず俺は・・・・

堂本剛

明菜ちゃん、どないしたんやろ・・・・

堂本剛(ははー、もしかして俺やっぱり振られたんかなぁ・・・・・)

降りしきる雨になぜか傘を挿す気になれない俺。

なんか、KinKiKidsの楽曲に出てきそうなシーンやなぁー・・・・

そんなことをぼーっとして考えていた。

来れない

という連絡もないなんて。

そしておれは・・・・

堂本光一

えっ?

ある衝撃的なものを見てしもた。

堂本光一

あ、明菜ちゃん?

さくら

あれ?どうしたん?光一

そこへさくらが通りかかり

堂本光一

まだ、おったんか

さくら

片付けあったから。それより、どうしたん?

堂本光一

今日って・・・あいつ・・・いや、剛(つよし)は明菜ちゃんとデート行っとるんやんな?

さくら

そうやで?剛(つよし)、めちゃめちゃ嬉しそうやったで?

堂本光一

・・・・だけどなんで明菜ちゃんはあそこにおるんや

さくら

えっ?Σ(゚д゚;)

そう、光一が指す視線の先には、あのとき明菜ちゃんと一緒にいた男性が、明菜ちゃんと一緒にいる。

さくら

えっ?ちょっと待って?まさかあいつなん?

堂本光一

ちょっと待てや。剛(つよし)のやつまさかずっと待っとるんやないんか?

さくら

えっ?まさかこんな雨の中・・・・

堂本光一

あいつ、変なところで頑張るから!連絡してみる

堂本剛

・・・・・・

俺は待ち続けていた。

プルルル

鳴り響く携帯電話。

堂本剛

もしもし?剛(つよし)です

相手を確かめずに出ている。

堂本光一

あほ!今どこにおるねん!

電話の相手は何故か怒り口調の光一。

堂本剛

あー、光ちゃん?

そう言ってたら、

堂本光一

あー、光ちゃん?やないわ!ドアホ!!

⤴来た

そう言って目の前に現れた。

堂本剛

・・・・こ、光一・・・・・(来るの早いやん)

びしょ濡れの剛(つよし)。

堂本光一

お前まさかずっと明菜ちゃんを信じて待ってたんか?

堂本剛

・・・・・

堂本光一

あの子に他に付き合っとる人おっても・・・・

堂本剛

・・・・そうか、やっぱり嘘やなかったんやなぁ・・・。どうやら振られてしもたみたいやわ・・・・

堂本光一

・・・・・・

堂本剛

俺、知らんうちに明菜ちゃんのことを傷つけていたんやな。光一の言う通りや。ごめん、嘘やなかったんやな・・・・

剛(つよし)の声が涙で掠れていた。

堂本剛

やっぱり俺じゃあ、役不足なんかなぁ・・・・

堂本光一

剛(つよし)・・・・

剛(つよし)は本気であの子のことを・・・・・

堂本剛

・・・・明菜ちゃんに・・・・

剛(つよし)の体がぐらついた。

俺は、抱きとめた。

熱い。

凄い熱だ。

堂本剛

ハァハァ

堂本光一

剛(つよし)!しっかりしろ!!

そして、剛(つよし)は病院に運ばれた。

アイドルということもあり、極秘入院となった。

さくら

光一・・・・

堂本光一

・・・・さくら・・・

さくら

代わろうか?

堂本光一

ええよ?お前は女やではよ帰り

さくら

でも・・・・(こんな時だけ女扱い)

堂本光一

ええから。明日も早いんやろ?遅刻するなよ?

さくら

・・・・・わかった

なぜか素直に従うさくら。

さくら

・・・・

堂本光一

・・・・・

さくらちゃんの行く姿を静かに見守る光一と、

さくら

2人とも大丈夫かな?

と、2人を心配するさくらちゃんと・・・・・

明菜

・・・・・・

降りしきる雨を見ながら何かを思う明菜ちゃん。

まだ、あいつが気になるのか?

明菜

だって、なんの連絡もしてません

安心したまえ。メールを打っておいたよ。《あなたとはつきえない。ごめん》ってね

明菜

そんな、勝手に・・・・

君は僕のものだ。渡さない

そう、明菜ちゃんはその男に束縛されていたのだった。

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