主人
四郎
主人
主人
四郎
主人
主人
四郎
主人
主人
四郎
主人
主人
主人
四郎
・
・
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
ドンドンッ!
本庄
本庄
ドンドンッ!
本庄
ドンドンッ!
ガチャッ
本庄
本庄
バタンッ……
本庄
本庄
ドンドンッ!
本庄
ドンドッ
ガチャッ!
四郎
本庄
四郎
本庄
本庄
四郎
四郎はそう言って
持っていたコンビニ袋を見せる。
中には缶ビール数本と
おつまみが入っていた。
四郎
四郎
本庄
本庄
本庄
四郎
本庄
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
確実に本庄の顔が恐怖に歪む。
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄は黙ってビールを飲む。
その姿を見て、
四郎は部屋の中を見渡す。
なんてことはない
二十代男性の部屋。
しかし、
そこかしこに黒いモヤが漂っていた。
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄
どうしてそれを、
そう言いかけて口を閉じた。
四郎
四郎
言われて本庄は自分の部屋を見渡すが、
本庄の目には
普通の部屋にしか見えない。
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
本庄
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
・
・
最初は、
精神的に弱ってる女の子なら
簡単にヤらせてくれるだろう
そう安易に考えて
声をかけたと思う。
最初に会った
女性の名前は、
清水マリコ。
両親の熱心な教育と
圧し掛かるプレッシャーに負けて
SNSで毎日のように
”死にたい”と
呟いていた。
彼女と会って、
いろんな話しをして、
そして、
事に及ぼうとして、
抵抗されて
殺してしまった。
ただ、
息絶える直前、
彼女は俺に
”ありがとう”
と言った。
その瞬間、
俺の心は
満たされた。
こんな
しょうもない人生しか送ってない
生きていても
死んでいても
世界は何も変わらないであろう
ゴミみたいな俺が、
殺すことで感謝された。
俺は、
泣きながら
彼女を山に埋めた。
それから、
俺は
SNSで”死にたい”と
呟いている女性に声をかけては
殺していった。
その度に、
彼女たちは
泣きながら
俺に感謝した。
”ありがとう”
と
・
・
四郎
主人
主人
四郎
主人
四郎
四郎
四郎
四郎
主人
四郎
主人
主人
主人
主人
四郎
主人
・
・
【三日後】
本庄は四郎の運転する車で
病院に向かっていた。
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
本庄
四郎
本庄
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
本庄
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
殺せていなかった。
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎は車を停め、降りたので
本庄も慌てて後を追う。
・
・
静かな病院。
総合病院だけあって
待合室の人は多かったし、
病院内もそれなりに人の往来があった。
そんな病院の一室に、
古城ミヅキはいた。
個室の大きなベッドに横たわる彼女は、
多くの管で繋がれ
かろうじて生きている、
そんな状態だった。
本庄
本庄はポツリと呟く。
本庄
本庄
本庄
本庄
しかし、
彼女は生きていた。
いや、
生かされているのだろう。
そんな彼女を見つめる本庄の顔色は
あまり良くない。
四郎
本庄
看護師
本庄
そこに看護師がやってくる。
看護師
看護師
看護師
看護師は和やかに言って、
機械のチェックや
点滴の残量を確認する。
本庄
看護師
本庄
看護師
看護師
看護師
本庄
看護師
看護師
本庄
本庄
看護師
看護師
看護師
看護師
本庄
本庄
看護師
看護師
看護師は少し怪しむような顔をしたが、
看護師
看護師は急に何か思い出したように言うと、
踵を返して病室を後にする。
その額に
”仕事に戻ってね!” ε=ε=(っ≧ω≦)っ
という黒い文字が浮かんだのは
四郎にしか見えない主人の呪術だ。
本庄
本庄
本庄
四郎
そう尋ねて四郎はパイプ椅子に座る。
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄はじっと
少女の顔を見つめる。
四郎の目に見えていた
本庄の首を絞める腕は、
ベッドに横たわる
古城ミヅキの心臓あたりから伸びていた。
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎は目を細める。
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
四郎
四郎が特別それを非難することはなかった。
本庄はゆっくりと手を伸ばし、
気管に繋がり酸素を送っているであろう管を
抜いた。
本来ならば
すぐにアラート(警報)が鳴り、
看護師や医者が飛んでくるはずだ。
しかし、
主人の呪術によって人工呼吸器の内部システムは
正常と勘違いしアラートは鳴らない。
ゆっくりと
ゆっくりと
死んで逝く。
・
・
ネェ…
・
一緒ニ…
・
逝コ…
・
・
本庄
本庄が首元に触れる。
少女から伸びた
黒い腕は
離れず。
ギリギリと本庄の首を絞める。
それを見て、
四郎は重いため息を零し、
パイプ椅子から立ち上がり
持っていた黒いナイフを取り出す。
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎は早口で説明した。
本庄
本庄は苦しそうに首元触れるが
古城の呪いに抵抗することなど出来ない。
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎はあくまでも淡々と言葉を吐きだす。
本庄
本庄
本庄
本庄
本庄
四郎
四郎は黒いナイフを振り、
本庄の首を絞めていた
腕を切断した。
本庄
本庄
本庄はその場に座り込む。
四郎
四郎
四郎は独り言のように呟いて、
グズグズと崩れていく黒い腕をじっと見つめた。
四郎
四郎は本庄の腕を掴んで病室を出る。
二人が出てほどなくして、
人工呼吸器のアラートが鳴り響いた。
・
・
四郎は焦るわけでもなく、
法定速度を守って車を走らせる。
本庄
四郎
本庄
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
四郎
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
四郎
四郎
四郎
本庄
本庄
本庄
本庄
四郎
四郎
本庄
本庄
四郎
本庄
車が停まると、
そこは本庄が住んでいるアパートの前だった。
四郎
四郎
本庄
車を降りると、
四郎はそれ以上何も言わず、
振り返ることもせず
走り去っていった。
それを
本庄はいつまでも
見つめていた。
・
・
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
ニュースキャスター
・
・
主人
四郎
主人
主人
主人
四郎
主人
主人
四郎
主人
四郎
主人
四郎
主人
主人
主人
主人
四郎
四郎
主人
四郎
主人
四郎
主人
主人
主人
主人
主人
四郎
四郎
主人
四郎
四郎
主人
四郎
主人
四郎
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