山本 雄太
うっ、いったいここは??
山本 雄太
俺は、
山本 雄太
確か、
山本 雄太
青い光に飲み込まれて...
山本 雄太
ここはどこだよ。
すると、向こうの森から、誰かが出てきた。
田淵 湊?
...
山本 雄太
田淵っ!?田淵じゃないか!!
山本 雄太
大丈夫だったか?!
田淵 湊?
...
山本 雄太
田淵?
一向に口を開かず、淡々と歩いてくる田淵
山本 雄太
たっ、ぶち?
田淵 湊?
初めまして、魔王様。
田淵 湊?
私の事はノクティスとお呼びください。
山本 雄太
は??
山本 雄太
冗談っ
山本 雄太
だよな?
田淵 湊?
いえ、冗談ではございません
田淵 湊?
私の名前はノクティス
田淵 湊?
魔王様、あなたの側近でございます。
田淵 湊?
では、目的地に着くまでに、あなた様の力について、ご説明いたします
山本 雄太
おい、どうかしちゃったのか?
山本 雄太
大丈夫か??
そんな俺の言葉はなかったかのように、話を続ける
田淵 湊?
ポケットの中を見てください。
言われて探ると...
山本 雄太
なんだっ、これはっ?
ポケットの中身を引っ張り出してみると...
山本 雄太
こっ、これは??
なんか、だせぇスマホが出てきた。
疑問が多すぎて、頭がショートしそうだ。
田淵 湊?
こちらは、専用魔道具といわれるものです。
山本 雄太
スマホじゃなくて?
田淵 湊?
はい。専用魔道具は、人の魔力の形によって変化します。
田淵 湊?
あなたの場合は、魔力がその形に変化したというわけです。
山本 雄太
はぁ。
田淵 湊?
あなたの専用魔道具は、おそらくもともとあなたが住んでいた世界の道具でしょうか?
山本 雄太
あったけど...
田淵 湊?
では、その記憶に基づいて、作られたのでしょう。
そして、田淵(ノクティス)は、懐から何かを取り出した。
山本 雄太
それが、お前の専用魔道具か?
ノクティス
はい。私の魔道具です。
そしてノクティスは、それをかざした
すると...
山本 雄太
何かが本の中に書かれていくぞ!?
ノクティス
はい。これが私の魔道具の力です。
ノクティス
かざした対象の力を見る力
ノクティス
あなたの魔導具の力を今読み取っています。
山本 雄太
なるほど...
そして、本が光り始めたと思うと
ノクティス
これは...?
ドカン!!
山本 雄太
な、なんだ?
山本 雄太
なんか予想外な事が…?
ノクティス
これは、おそらく本来あるページ数では、書ききれなくなったため
ノクティス
本のページを魔道具が増やしているのでしょう
山本 雄太
な、なるほど?
山本 雄太
大丈夫なんだな?
ノクティス
はい。ですが、少々時間をいただきたいです。
山本 雄太
では、その間に質問をいいか?
山本 雄太
田渕では、ないんだな?
ノクティス
はい。私は田渕ではありません。
山本 雄太
じゃぁ、その外見はなんなんだ?
山本 雄太
田渕そっくりじゃないか?
ノクティス
さあ、なぜでしょうか
ノクティス
私には分かりません
山本 雄太
じゃあ、吸い込まれた青い光についてはしらないか?
ノクティス
もちろん知っていますよ。
ノクティス
なぜならそれは
私が出したものだからです







