TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

キャトラ

ここに、〈大いなるルーン〉が……?
ねぇねぇ、ルーンドライバーを
見せてよ!

カナタ

ああ、分かった。

カナタ

………あれ?

アイリス

──光が、消えてる?

バロン

なんと──
これは、どうしたことだ

カナタ

どうしよう……
どこへ行けばいいか分からなくなった

バロン

ふむ……致し方ない。
ここから先は、己の力で
探し出すしかあるまい

バロン

ああ、分かっているとも。
星たぬき共。

バロン

カナタ。我々は、この飛行島の
留守を預かろう

バロン

白の巫女殿のこと、頼むぞ

カナタ

分かった。じゃあ、行ってくる!

キャトラ

にゃにゃっ!?

キャトラ

ねぇねぇ、この香り……!

アイリス

どうしたの?

キャトラ

こっちよ!早く、早くぅ〜!

アイリス

キャ、キャトラ!どこへ行くの!?

キャトラ

あっちからいい香りがしてるの!
人が住んでるんじゃない!?

アイリス

もう、キャトラったら……

アイリス

行ってみましょうか

アイリス

もしかしたらルーンのお話が
聞けるかもしれません

カナタ

そうだな、まずは聞き込みだ!

アイリス

さぁ、行きましょう!

キャトラ

あぁ、オナカ空いちゃったぁ〜!

エレサール

……おや?

キャトラ

わわっ、もしかして……エルフ!?

カナタ

え、本当か!?

エレサール

エルフがそんなに珍しいのかい?

エレサール

私に言わせれば、人の言葉を操る
君の方が珍しく見えるけれど

アイリス

もう、キャトラったら!
すみません、不躾に

エレサール

いいさ、こんな可愛い
お客さんなら大歓迎だ

エレサール

私の名はエレサール。君達は──

ラーレッタ

あら、珍しいわね。
ウチのギルド支部へ
冒険家さんだなんて

カナタ

ギルド支部……?聞いたことないな…

ラーレッタ

まさか、野良の冒険家……
じゃないわよね。あなた達、
どうしてこんな田舎の島に?

カナタ

俺達は〈大いなるルーン〉を探しに
この島に来たんです

エレサール

ははっ、
また大きな獲物を狙いましたね

エレサール

冒険家ギルドの存在も知らずに
〈大いなるルーン〉とは

カナタ

ええっ、そんなに有名なのか…

キャトラ

ちょっと、なによ〜っ!
こう見えてもアイリス達は──

ラーレッタ

こーら、言い過ぎよエレサール。
あなた達、ごめんなさいね。
私の名前はラーレッタ

カナタ

ラーレッタさん、
よろしくお願いします

カナタ

ところで……
冒険家ギルドって一体なんですか?

ラーレッタ

冒険家ギルドっていうのは、
その名の通り冒険家を支援する為に
作られた協会なの

ラーレッタ

余程小さな島でない限り、
世界各地に支部があって──

ラーレッタ

正式なライセンスを持つ冒険家なら
いつでもサポートを受けられるのよ

ラーレッタ

どうかしら。
あなた達、正式にギルドへ
登録してみる?

カナタ

サポートを受けられるなんて、
凄いですね!

カナタ

俺達も登録して下さい!

ラーレッタ

OK、分かったわ

ラーレッタ

でも……エレサールの言う通り、
今のままじゃ、ちょっと心許ないわね

カナタ

うっ、それは……

ラーレッタ

いくつか試験をさせてくれない?
クリアできたらライセンスを
発行してあげる

ラーレッタ

それでいいかしら?

カナタ

望むところです!

ラーレッタ

無理はしちゃダメよ?
それじゃあ、行ってらっしゃい!

ラーレッタ

おめでとう!
見事クリアできたみたいね

キャトラ

これで私達の力を
認めてくれたでしょ?

エレサール

ああ、そうだな──
君達は思っていたより
ずっと優秀な冒険家だったようだ

エレサール

非礼をお詫びするよ

カナタ

へへ、ありがとう

ラーレッタ

私もよ。だから、ちょっと
早いけれど約束通り
ライセンスを発行するわね

キャトラ

えへへ……やったね!カナタ!

カナタ

ああ!これで俺達も正式な冒険家だ!

ラーレッタ

それじゃ、お支払をお願いできる?

カナタ

……え?か、金払うんですか?

ラーレッタ

あら、この世に、タダなんて
ものはないのよ

カナタ

そ、そんなぁ!

ラーレッタ

ライセンスの発行費用、
事務手数料、それと試験費用で──

カナタ

な、なんだこれ……
一生かかっても払えそうに
ない額なんだけど……

ラーレッタ

払えないようなら……
仕方ないわね

ラーレッタ

代わりに、村の北の〈聖なる森〉に
住むフォレストクイーンを
討伐してもらおうかしら

カナタ

フォレストクイーン?

ラーレッタ

フォレストクイーンの果実は万病に
効く薬になるのだけれど、
ちょうど、切らしてしまったのよ

キャトラ

な〜んか、いい様に
使われてるような気がするんだけど…

カナタ

これ……最初から
計画通りだったんじゃ……

ラーレッタ

気のせいよ、
気・の・せ・い

ラーレッタ

それじゃ、頼んだわよ。
行ってらっしゃい!

白猫プロジェクト メインストーリー 【大いなるルーン編】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

20

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚