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赫
夕焼け色の空がだんだん暗い青に染まり始めた時刻
俺はいつも通り屋上で真冬の冷たい風を浴びている
その冷たい風が俺の髪をふわりとなびかせた
ここ最近毎日聞いている声 俺が嫌いな声 その声が聞こえ、俺は一応振り返る
赫
赫
蒼
蒼
蒼
赫
蒼
赫
あぁ、ほんとうに鬱陶しい
もう来なくていいのに
蒼
赫
蒼
赫
きーんこーんかーんこーん
最終下校時刻を示すチャイムが学校内に鳴り響く
蒼
赫
蒼
赫
翌日
今日も俺は屋上にいる
だが何故だろう
いつも来ているあの鬱陶しいやつが来ないのだ
鬱陶しいはずなのに、、 来なくて嬉しいはずなのに、、
なぜか寂しいと感じてしまうんだ、
あれから数日
何日経ってもあの鬱陶しいやつは来なかった
嬉しいと思うべきなのに
どうして俺は、、
はやく会いたいと感じてしまうんだ、、
そんな感情は今の俺には必要ないはずなのに、、
なんかちょっとずつ赫ちゃんが気持ちの変化に 気づくというかなんというか、、 なんかいいよね(?)
それではまた次回!