舞花は小さい時から祐樹が好き。
祐樹の気持ちはわからない。
祐樹は恋の気持ちがわからない。
舞花のことは自分では
可愛い幼なじみと思っている。
舞花
ねえ、祐樹?

祐樹
なんだよ、

舞花
ここの問題どうすればいいの?

祐樹
あーそこは………

祐樹が説明しているが、
舞花は距離が近くて
ドキドキして集中できない。
舞花
(わわわ///距離が近くて
集中できないよ…///)

祐樹
舞花どうした?
顔赤いけど……

舞花
え!?な、なんにもないよ!
教えてくれてありがと!

祐樹
わ、分かった?

祐樹
(なんか最近避けられてるような
まぁ、気のせいか?)

祐樹
舞花一緒に帰ろーぜー!

舞花
う、うん!

舞花と祐樹の家は近いので、
毎日一緒に行き帰りしている。
正直に言うと、
うれしい。
祐樹
なあ、舞花?

舞花
な、何?

祐樹
最近、俺の事避けてないか?

舞花
へ!?さ、避けてないよ……?

祐樹
うーん……まぁ、気のせいか。

舞花
そうそう!気のせい気のせい……

舞花
(祐樹のことが好きだから
恥ずかしいなんて言えない…)

舞花
そ、そんなことより
今日返されたテストの点、
何点だった?

祐樹
あーそれ?
90点だったぜ!

舞花
またねー!

祐樹
おう!

舞花
(はぁー、いつになったら
祐樹は気づいてくれるのかな…)

舞花
(大好きなのに)

舞花
ねぇ、鈍感祐樹、分かってよ…

祐樹
(やっぱり…
避けて言ってるけど、
本当は嫌いなんじゃないか?)

祐樹
(もしも嫌いだったら…)

祐樹
(あ、あれ?俺、なんで泣いてんだ?)

祐樹
(俺は舞花のことが好きなのか?)

祐樹
(自分でも分からない…)
