ついにその日がやってきた
私の両親と戦わなければいけない日が
御幸一也
おい 大丈夫かよ?

莉子
うん笑平気

御幸一也
戦う前からそれじゃ負けるぞ
もっと強気でいけよ?莉子はひとりじゃねぇだろ?

珍しくいいこと言うな…まぁそんなこと言ったら怒られるから言わないけど
莉子
うん

礼ちゃんが私の両親を連れてきて全員揃ったので始めることとした
莉子母
ちょっと莉子!!こんなに人をよんで迷惑かけて何してるの!?

莉子
ふたりが私のこと認めないからでしょ

莉子父
誰のせいだと思っているんだ

莉子
…私この高校に行きたい

莉子母
またその話?言ったでしょここはダメって

御幸一也
おばさん俺が莉子のこと見ますから平気ですよ

莉子母
御幸くんにまで迷惑かけて何がしたいの?

莉子父
莉子答えろ

莉子
だから言ってんじゃん!!私の自由を認めて欲しいって

莉子母
今まで自由にしてきたくせに何言ってるの!?親孝行しようとか思わないの!?

莉子
自由?あれのどこが自由なの?
遊びに行きたいって言ったらだめって言って

莉子
習い事もふたりのやって欲しいことの押しつけ
おまけにいい成績とっても何もしてくれない…むしろもっと頑張れって怒鳴りつけられる

莉子父
お前なんかに期待した俺たちが馬鹿だったな

片岡鉄心
少しいいでしょうか

莉子母
なんなんです?部外者は黙ってなさい

片岡鉄心
本田がこんなふうに言っているのはあなたたちが育て方を間違えたからではないのですか

片岡鉄心
子供に好きなことをさせてあげる
そんな当たり前のことすらも否定され続けたら誰だってこうなります

片岡鉄心
高校ぐらい好きなところに行かせてあげようと思いませんか?

莉子母
思わないわ

莉子
私は私は2人の所有物じゃないの!?私は私よ

莉子母
子供のくせに生意気な

伊吹
うっわー遅れた遅れた笑

そこには私の兄の姿があった
私が呼んだ最強の助っ人それは私の兄であった
莉子
遅いよお兄ちゃん

伊吹
兄貴って呼ぶんじゃなかったっけ笑
まぁいいけどごめんごめん笑
講義終わってすぐ来たんだけど遅れたな

莉子母
あらっ伊吹じゃないの?どうしたの?伊吹今日は遅くなるからゆっくりしてね?って言ったはずよ

伊吹
母さんいい加減認めろよ莉子のこと

莉子父
何言ってるんだ?俺たちは莉子を見てるぞ

伊吹
見てねぇよ!!どこが莉子見てるって偉そうに言えんだよ
行きたいとこに行かせてやれねぇぐらい莉子を縛ってるんだろ!?

莉子父
どうした!?

伊吹
ずっと莉子のこと見てきたから分かるけど莉子苦しんでんだぞ!?

伊吹
俺が家を継げばいいだけだろ?
じゃあ莉子には好きなことさせてやれよ

御幸一也
莉子のお兄さんがこう言ってるんですからいいですよね?

片岡鉄心
ここまで苦しめたのはあなたがたの責任だ 解放させてあげるのもあなたがたの責任だということを忘れないように

莉子
みんな…お父さんお母さん
ここに行かせてください

莉子母
好きにしなさい

莉子父
自分で責任取れよ

伊吹
まだそんなこと言うのか
莉子学費とかは無理やり払わすから大丈夫だから

莉子
忙しいのに来てくれてありがとう
ごめんね💦迷惑かけて

伊吹
誰もそうは思ってねぇよ
莉子を解放するなら安いもんよ

御幸一也
とはいえ高校も一緒かよ笑まぁいいけど

莉子
あっまぁ一也が見てくれるんでしょ

御幸一也
自分でどうにかしろよ笑

片岡鉄心
私が責任を取ろう
私が勧誘さしたんだからな

伊吹
ありがとうございます
じゃあ帰ろうか

莉子
実家?

伊吹
俺ん家

御幸一也
家何個あんだよ

莉子
さぁ?

伊吹
荷物は全部俺ん家にあるから自由に過ごせ
実家に帰る必要なんてねぇよ

莉子
お兄ちゃん ありがとう

私はこの日のことを忘れないだろう
今までで1番繋がりのありがたさを感じることができたのだから