教室で帰りの会をするなり、 俺は美術室へ向かった
早足のためか、すぐに美術室がある棟に着く
善逸
曲がろうとした直後、曲がり角から人が飛び出してきた
萌撫子
間一髪避ける、しかし飛び出してきた女子のノートが散乱した。
慌ててノートを拾う
善逸
凄い名前だなーと思いながら、ノートを渡す
萌撫子
うん、普通に可愛い。
琥珀
同じ角から白髪の人が、ノートを抱えながら出てくる。
萌撫子
黒髪ちゃんと白髪さんを見送ったあと、階段を駆け上がる。
美術室を覗く、宇髄さんはいなかった。
善逸
俺は近くのロッカーに入った。
善逸
少しでも和んで居たほうが、俺的には言いやすい。
コツ コツ コツ コツ
聞き覚えのある足音が近づいてくる。
善逸
善逸
女子生徒
女の子の声、それも甘い甘い音。
善逸
なにかをちゅうちょしている内に、宇髄さんと 女の子は美術室に入って来ていた。
宇髄
女子生徒
女子生徒
女子生徒
善逸
宇髄
宇髄さんが、断ったのを聞いてほっとする、
女子生徒
女子生徒
女の子が大きな声で言う。
宇髄さんは首を横に振った。
宇髄
宇髄
善逸
善逸
ダッと、かけだしていく音がした。
善逸
善逸
善逸
善逸
善逸
善逸
善逸
どうしよう……ヤバい…、このままじゃ………
善逸
宇髄
宇髄の言葉に、ロッカーがゆっくり開いた。
宇髄
さすがに泣いているとは思わなかったのか、宇髄はオロオロする。
ゆっくりと宇髄が善逸に手を伸ばす
善逸
宇髄
善逸
パシッ
善逸は宇髄の手を払った
宇髄
まただ、あの時と同じように視界がぼやける。
善逸
善逸
善逸
善逸
その時、宇髄が善逸を優しく抱きしめた。
善逸
善逸
善逸
宇髄
宇髄
善逸
強く、強く抱きしめられる。
宇髄
ドクン ドクン ドクン
善逸
宇髄
善逸
宇髄
善逸
宇髄
宇髄
宇髄さんの大きい手が、俺の頭の上に置かれた。
宇髄
宇髄
宇髄
頭の上に置かれた手が、ゆっくり動く。
宇髄
数回頭を撫でられる。
善逸
善逸
そう言って俺は笑った
善逸
善逸
善逸
善逸
そう言いいながら顔を上げる。
宇髄さんは泣いていた。
宇髄
涙ぐんだ目で、宇髄さんは笑った
宇髄
大きくて温かい手が、優しい手付きで俺の右手をとった
善逸
俺は右手で、宇髄さんの頬をなでた。
善逸
途端に、宇髄さんの頬があかくなる。
宇髄
宇髄
宇髄さんの声が小さすぎて聞き取れない
善逸
宇髄
善逸
二人でぷしゅーっとあかくなる。
窓からさす夕日が宇髄さんの髪にあたって、
あの日のように輝いて綺麗だった。
善逸
宇髄
善逸
好きです
愛してる
ずっと
これからも
貴方だけを
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
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主様神…続き待ってます!!!!