TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

おんりー

…あ~あ、

おんりー

もう 終わりか、

おんりー

…どこが面白かったんだろ、

おんりー

なんにも、わかんなかったな。

あのあと。

おらふくんを轢いた、 運転手は逮捕されたらしい。

おらふくんは、 警察が来て、

その場で死亡が確認された。

おんりー

…、あれから、なにもうまくいかないな…笑

おんりー

仕事も辞めたし。

おんりー

次なんのアニメ見よ、

カーテンを閉め

明かりのつかない部屋で

アニメを見続けていた。

ご飯は…、

前食べたのいつだっけ?

お腹も空かないし、

まず、食べても味がしない。

すぐに吐いた。

おんりー

((ツー

おんりー

ははッ…、

おんりー

あんな血に比べや、

おんりー

こんなの全然だよね。

おんりー

次なんのアニメ見よ、

アニメを 見てるとはいえ、

流行りの面白いアニメを見ても、 何にも感じない、 見た後は、すぐにそのアニメの記憶をなくす。 きっと何回か見てるアニメもあるんだろうな、笑

おんりー

……、

おんりー

“パンドラの箱”とはこのことかぁ~…笑

今の状況を表す

1番最適な言葉だ。

ただ…、 エルピスは、ないけど。

<おんりー…!

おんりー

ッ、!

おんりー

…、いまの…

ついに幻聴まで聞こえるようになったのか…、笑

おんりー

でも…、

おんりー

今の声はおらふくんの声だよね。

あの 爽やかな笑顔と 可愛い声、 「おんりー〜!」 僕の 一番星は、もういないんだよなぁ〜…笑

おんりー

…、確か、窓の方から…、

長らく 触ってすらいない カーテンに手を伸ばす。

おんりー

ッ…、眩しっ

久しぶりに見た、 太陽や、外の世界に少しの懐かしさと、

おんりー

…ッ…?

そして、

空の方から、 手を伸ばす“天使”が、 “一番星”が “恋人”が、 見えたんだ。

おんりー

嘘、だ…。

おんりー

神様、嘘なんでしょ?

おんりー

“これ”が本物なら、

おんりー

なぜ、もっと早くに逢わせてくれないんだよ…、!

おんりー

なんで、!

おんりー

わかってるよ、!

おんりー

本物なんでしょ?

おんりー

わかってる、!

「…、おんりー…、」 「死ぬまでさ…、」 「手、繋ご…?」

その“天使”が差し伸べる手は、 あまりにも 死ぬ間際の君に、 似ていた。

おんりー

行くよ、

おんりー

“君の元へ。”

ベランダにでて、

君の手を取った。

#3 ꒰ঌ───パンドラの箱。───໒꒱

この作品はいかがでしたか?

117

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚