綺麗に散る桜に

昼休みが終わり 私達は職員室へ帰ってきた

もちろん、ダンデさんとも一緒だ

ある先生がそういうと 職員室にはダンデさん以外の人は皆いなくなってしまった

未だに状況がつかめていない私

ダンデさんはこの学校に携わっている人なのだろうか 関係者なのか･･･？

でも、そうと言ってくれなければ 今ここにいる説明ができない

私は人の押しには弱い

ー屋上にてー

手を引かれるがまま、ついた先は屋上

綺麗な晴天がいやになる

なにを聴かれるのか想像できず、そわそわしていたら

そんなことを聞かれるとは思わず、 つい変な声を出してしまった

だけど先生のことを･･･なんて、どうしてだろう？

･･･と理解できる内容ではないことは 私でも簡単にわかる

ダンデさんの優しい雰囲気に ついつい口が滑りそうな･･･

空を見上げてはぽつりと呟いた

あれ、今私だいぶ痛いことを･･･

ダンデさんはちょっと変わってる人だなって 少しだけ笑ってしまった

屋上でお互いのポケモンを出しては 沢山遊び、触れ合った

ダンデさんとはもうすっかり 親友みたいな存在へと変わっていた

話しやすく、心が落ち着きやすい

明らかに先生じゃないような、派手な服に 沢山のスポンサーのマークがついてあるマント

ここにいるなら先生･･･？？ だけど、すごく派手だし･･･

《チャンピオン》

ポケモンの知識が全然ない私でも 当たり前のように知っている言葉だった

すごい人 すごく強い人 尊敬される人

確かに存在は大きくて、 オーラがあるような･･･

ダンデさんはすごい人、やばい人

頭が完全に理解した時、私は近くの柱の陰に隠れた

出来ないようなことを要求しないでほしい 例え陽キャができるとしても、私には無理だ

恐れ多すぎて、 呼び名をはじめとする変えなくてはと焦る私

いやこれ私は間違っていない 悪くないし、いい判断だと思う

多分だと思うけど

いや絶対チャンピオン様今の状況楽しんでる