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市川慶一郎

……?

俺、何かしたっけ…?

双葉小太郎

あ、お疲れ様です!

市川慶一郎

あ、小太郎

涼雅の事を考えていると、小太郎がリビングに入ってきた。

双葉小太郎

何してるの?

そう言いながら俺の隣に腰掛けた。

市川慶一郎

ん?

市川慶一郎

普通に座ってるだけ笑

双葉小太郎

双葉小太郎

まあそうだけと何してんのよ笑

市川慶一郎

ちょっとぼーっとしてた

双葉小太郎

……?

双葉小太郎

そっか

そうだった

昨日、ドッキリって言ったから

俺と小太郎は元の関係に戻ったんだった。

小太郎は気楽に話しかけてくれるし、ドッキリにして良かったかも。

何か胸が痛いけど。

いつも通り接せれてるかな?

きっと大丈夫だ。

六花清春

…おつかれ〜

六花清春

どしたん?

六花清春

ふたりで…?

双葉小太郎

おつかれきよ!

市川慶一郎

あ、おつかれ

そっか、清春にはまだ伝えてなかった。

清春は、まだ俺が小太郎を恋愛対象と見ていると思っている。

距離が近いから何かやったと思われているのだろう。

六花清春

何してるん?

双葉小太郎

え?普通に話してるだけだよ笑

双葉小太郎

ね?

市川慶一郎

え?あ、うん笑

六花清春

あ、そう…

六花清春

……?

双葉小太郎

なんなんその顔笑

「絶対何かある」と言っているような顔をした。

何も無いよ。

ただの友達に戻ってしまったんだから。

後で言った方がいいかな。

双葉小太郎

あ、そういえば

六花清春

ん?

市川慶一郎

…?

双葉小太郎

前相談したやつドッキリだったって

六花清春

え?

双葉小太郎

何か、プライベートドッキリやって!

双葉小太郎

ほんと良くないよね〜笑

六花清春

え、ドッキリやったん?

六花清春

なんやそうやったんや笑

六花清春

本気で小太郎のこと好きなんかと思ってた笑

市川慶一郎

え、何の話何の話?

双葉小太郎

あ、言ってなかったんだけどさ

双葉小太郎

俺きよに相談してたんだよね

双葉小太郎

市川君に好きって言われたこととか

双葉小太郎

色々笑

市川慶一郎

え、そうなん?

じゃあ、清春は俺の気持ちを小太郎に伝えてたことを知ってたのか。

六花清春

最初はびっくりしたけど、

六花清春

小太郎が困ってるなら聞いてもいいかなって思って

六花清春

だから安心したあ笑

六花清春

ライバルが1人減ったあ笑

双葉小太郎

ライバルとか言うなよー笑

市川慶一郎

笑笑

俺をライバルとして捉えていたってことは、今もしっかり恋愛対象として見ているということか。

そんな相談を聞けるなんて、本当に小太郎のこと好きなんだな。

市川慶一郎

……!

いや、俺だって本気だし。

好きの気持ちは負けない。

でも、逃げたことには変わらないんだよな。

だけど、このまま嘘を突き通すことが俺には出来るのだろうか?

精神が持つのだろうか?

夜。

夜ご飯を三波斗と食べに行った後、部屋に入りゆっくりした。

暇だな…

市川慶一郎

あ、そうだ

小太郎呼んでゲームしようかな。

前まで気まづかったけど友達の関係に戻った今なら楽しく出来るだろう。

市川慶一郎

小太郎、今ひま?

市川慶一郎

暇だったら来て欲しい

市川慶一郎

スマブラしよ🎮

双葉小太郎

いいよー

双葉小太郎

今から行きます

双葉小太郎

コンコンコン

双葉小太郎

失礼しまーす!

市川慶一郎

おお、いらっしゃい

双葉小太郎

ゲームしよ!

市川慶一郎

うん!

ああ、いつもの小太郎だ。

何か懐かしいな。

恋愛対象の気持ちがあるのに「恋愛対象がない」と嘘をつくのは小太郎に失礼かもしれないけど

今の方がだいぶ楽だな。

でも、いつかは来るんだろうな。

好きって言いたくなるタイミングが。

双葉小太郎

よし、今回こそ勝ちますよ!

市川慶一郎

いや、負けない!笑

市川慶一郎

でも最近やってなかったから

市川慶一郎

怪しいかも

双葉小太郎

俺ずっとやってましたよ?

双葉小太郎

じゃあ勝てるかもね

市川慶一郎

笑笑

市川慶一郎

小太郎に負けるのはこの世の終わり

双葉小太郎

いやそれは言い過ぎ笑

いつもの俺たちだ。

仮屋瀬さつき

……

仮屋瀬さつき

はぁ…

市川慶一郎

あれ…?

市川慶一郎

今ドア空いた?

双葉小太郎

え?

双葉小太郎

気のせいじゃない?

市川慶一郎

そっか

この時、俺はさつきが悲しそうな顔をしてこっちを見ていたことに気づいていなかった。

素直な気持ち【9bic】

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