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ジェイ監 『伝えたいこと』
瑠奈
ジェイド
粉々に散った鏡を見て、 膝から崩れ落ちる瑠奈さん
その絶望する表情を見て胸が 苦しくなったのは 気のせいでしょうか
瑠奈
ジェイド
彼女の細い首をつたって顎へと指を 滑らせる
ジェイド
すると、返事の代わりに彼女の 怯えた声が返ってきた
嗚咽しながらも唇を噛み締める 貴方を見て
自分自身がやった事なのに。
ジェイド
そう思ってしまった
ジェイド
瑠奈
ジェイド
終始僕に背中を向けて彼女の大好物にも見向きもしようとしない瑠奈さん
以前僕によく見せてくれた笑顔は一体何処へ行ってしまったのであろうか
後ろめたさを感じながらも彼女の事を後にする
ジェイド
瑠奈視点
倉庫に籠ってから何日経ったのかな
こんなに落ち込むことなんか、今まで無かった
いつも立ち直れたのに。
なんでだろ
今日もまた、ジェイド先輩がご飯を持ってきてくれた
以前はあんなに大好きだったのに
それが今では忌まわしく見える
ジェイド先輩は何か言いたそうな雰囲気を出しながらも扉を閉めていった
今日も散々泣いて疲れたのか、倒れるように眠りに落ちていった
朝、目が覚めると体には毛布が掛けられていた
瑠奈
瑠奈
ジェイド視点
パタパタ…
瑠奈
ジェイド
瑠奈
おずおず、といった様子で御盆を持ち控えめに見上げてくる彼女
その姿を見るのはいつぶりだろう
ジェイド
その後はいつの間にか彼女の表情も和らいでいて、山に出掛けたり一緒に買い物へ行ったりもした
ジェイド
洗濯物を取り込みながら、貴方に問いかける
分かっていながらも、返事は帰ってこない
ジェイド
ジェイド
彼女と過ごした日々が昨日のように 遡る
もう動かなくなった彼女の手を取りながらその甲にそっと口付けをする
ジェイド
これまで魔法の使用を躊躇った事など一度も無かったのに
ジェイド
その答えを聞くのが怖くて最後まで 聞けなかった
ジェイド
ジェイド
『僕のことを 恨んで居ましたか…?』
ジェイ監 『伝えたいこと』
終わり
作者から
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
大丈夫です。何やってんだコイツって思ってるのは貴方だけではないです
作者も思っております なんだコイツ
作者