TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

虎杖悠仁

夏油傑

おや、珍しい子からの返信だね...

虎杖悠仁

約束守れよ。

夏油傑

分かっているよ、それが君との取引だからね。

俺はただ守りたかったんだ、俺の大切な人達の幸せを.... 好きな人の幸せを。

夏油傑

君がこちら側に来てくれるなら約束は必ず守る。

夏油傑

宿儺の器....いや、虎杖悠仁。

夏油傑

待っているよ。

虎杖悠仁

おう。

その日俺は高専から姿を消した。

虎杖悠仁

なぁ、伏黒ぉ

伏黒恵

......

虎杖悠仁

なぁって

伏黒恵

うるさい、黙って歩け化け物。

虎杖悠仁

酷くね?伏黒、なぁ?釘崎〜....

釘崎野薔薇

チッ、化け物のクセに話し掛けないで

虎杖悠仁

は〜い....
(いつも通り、2回目のルートだけど嫌われんのってつれぇーな。)

2回目のルート そう、俺は1回目で死んでいる。指を集めそれを取り込んで直ぐ、五条先生に処刑実行されてしまった。

 そして目を覚ませばこれだ....いつの間にか2回目のルートを進んでいて、この世界では嫌われていると来た。

虎杖悠仁

流石にくるよなぁ.... (ボソッ)

五条悟

お、きたきた〜恵、野薔薇〜

伏黒恵

先生あんま大声ださないでください、あんた変に目立つんで。

釘崎野薔薇

そうよ、馬鹿に見えるからやめて

五条悟

え〜このナイスガイな先生が近くにいて恥ずかしいって君たち欲張り過ぎない?

釘崎野薔薇

.....

伏黒恵

......

名前を呼ばれず

見ても貰えず

俺が反応すれば....

虎杖悠仁

そーだよ、せんせー待ってくれてたんだしさぁ、あんがと!先生!

五条悟

.....別に君は待ってないよ、というかさ....恵と野薔薇に気安く声掛けないでくれないかな。

冷ややかな目

そう、五条先生も俺を化け物扱いする。

1回目のルートでは五条先生と俺は恋人同士だった....

その元恋人に言われるのは流石に辛い。

両面宿儺

(おい、小僧)

虎杖悠仁

(んだよ)

両面宿儺

(はっ!無様だな....だから諦めろといっただろう。)

両面宿儺

(好かれようと努力してもお前の努力は全て無駄な事だ。)

虎杖悠仁

(そんな事知ってる、でもさ....)

両面宿儺

(小僧....お前、心が壊れ掛けているのに気づいてないのか?)

虎杖悠仁

(黙れ。)

両面宿儺

(.......)

五条悟

......行こっか!2人とも!

ココニオレノイバショハナイ

虎杖悠仁

トイレ行ってたら置いてかれてるし、待ってもくんねぇーんだもなぁ....

虎杖悠仁

はぁ.....化けもん野放しでいいんかね。

近くのベンチに座ったら少し落ち着いた....

鳥の声

葉っぱの揺れる音

夏油傑

やぁ

誰かのこえ....

虎杖悠仁

っ!?

夏油傑

ははっ、驚かせてしまった様だね。

虎杖悠仁

夏油傑....!

夏油傑

やっ!2回目ぶりだね。

片手を軽く上げ俺の横に座っていた男は相変わらずと嫌な笑みを浮かべていた。

夏油傑

そんな身構えず、座ったらどうだい?

声を掛けられると直ぐに立ち戦闘モードに入る構えを向けていた俺に夏油傑はそう述べる。

虎杖悠仁

お前の横なんかに座るか。

両面宿儺

(小僧、黙って座れ)

虎杖悠仁

は?

宿儺が急に放った言葉で困惑した反応を晒してしまう

それを見た夏油傑はすぐさま察して静かに俺たちを見ていた。

宿儺は妙に俺への情が厚い時がある。何故かは分からない、だけど宿儺がいるから2回目のルートでの扱いに耐えられる所はあった。

守られてるような、支えられてる様な.....

相手呪いだけど。

虎杖悠仁

.......

取り敢えずと従い、夏油傑の横にまた座ると分かりやすく嫌な表情を晒す俺に夏油傑はニヤニヤと笑っていた。

虎杖悠仁

胡散臭い笑い方すんな。

夏油傑

君はいつ見ても面白いね、お仲間の時とは大違いの反応をみせてくれる。

虎杖悠仁

....で?なんの用なの?

夏油傑

んー、そうだね、本題に入ろうか。

夏油傑

今日は君を迎えに来たんだ

虎杖悠仁

は?

夏油傑

君が必要なんだよ、虎杖悠仁。

夏油傑

宿儺の反応を見ればわかる。

虎杖悠仁

反応って、俺たちは声に出して喋ってないじゃん...なんでそう思うんだよ。

夏油傑

分かるよ。

本当に不気味だ。

虎杖悠仁

.....つか、仲間になる気はない。

虎杖悠仁

1回目のルートで何したか覚えてねぇだろ、2回目も一緒だ俺の大切な人達を傷つけんの許さねぇからなっ.....

静かに圧をかけるように横目で夏油傑を睨めば、重たい声で告げた。

夏油傑

その大切な人達とやらは君を大切と思っていないみたいだけどね。

虎杖悠仁

.......

夏油傑

虎杖悠仁、君は特別だよ。

夏油傑

あの両面宿儺も認めるくらいにね。

虎杖悠仁

宿儺が?何言って....

夏油傑

いい返事を待っているよ虎杖悠仁

夏油傑

そうだ、これも1つ。

夏油傑

もし君がこちらへ来てくれなければ、彼らを殺す。

夏油傑

だがもし、君がこちら側へ来てくれるのであれば....彼らを傷つけないと約束しよう。

虎杖悠仁

........

夏油傑

これ、僕の連絡先....

夏油傑

じゃあね、虎杖悠仁。

俺の横に置かれたアカウントIDの書かれた紙を置いて夏油傑は姿を消した。

伏黒恵

不在着信

不在着信

伏黒恵

不在着信

不在着信

伏黒恵

不在着信

不在着信

伏黒恵

不在着信

不在着信

伏黒恵

不在着信

不在着信

伏黒恵

不在着信

不在着信

虎杖悠仁

うわ、伏黒からエグい不在着信きてた。

取り敢えず、アカウントIDの書かれた紙を手に取り適当にポッケに突っ込めば、その場を後にした。

今日が4人で集まる最後の日になるとはこの時はおもわなかった。

この作品はいかがでしたか?

538

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚