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番外編を異様に書きたいんだ今

なんかこの流れ既視感あるだろうからやめるね()

𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡

約100年前──

人外が出現しだした時

この時期、人間達は「自分達より力を持つ種族」に恐れをなしていた

その時期、僕は孤児院にいた

子麦粉(幼)

あのね!今日お外雪ふってね!

お兄さん

あー、そういや降ってたな

子麦粉(幼)

だからみんなでおにわで遊んだんだぁ!

お兄さん

え、冷えなかったか?

子麦粉(幼)

さむかったけどたのしかったよ!

お兄さん

おう…ダウン着てったか?

子麦粉(幼)

みんなきてたよ!もこもこきてる子もいた!

お兄さん

そうか、楽しかったな

子麦粉(幼)

うん!

記憶に古いのは雪遊びでは無くこの会話だった

なんとなく「幸せだったこと」を証明してるように思えた

次に古いのはお客さんとお兄ちゃんが話してる時だった

買い手

〜〜〜、〜〜〜〜〜〜

お兄さん

〜〜!〜〜〜〜〜〜!

買い手の人とお兄さんが言い争ってるのが1番印象的だった

お兄さんが怒っているのは見たこと無かったんだと思う

子麦粉(幼)

お兄ちゃん?

お兄さん

あ、麦…

買い手

こちらにいる子を数名引き取って欲しい、部下が人間が必要など言っていて

お兄さん

だから何回言えば分かるんだよ!

お兄さん

子供達は誰も引き渡さねぇ!お前のとこは研究所なんだろ⁉

買い手

私がやってる訳じゃないよ、部下が

お兄さん

だからその部下が部下がって!

買い手

私達の望みは執着に近い、私が連れられなかったと知っても

お兄さん

だからなんだよ!わかったら帰れ!

お兄さん

ここはモルモット売り場じゃねぇんだよ!

買い手

…そうかい

買い手

失礼したね、私は文句は受け付けないよ

コツ、コツ、コツ…

子麦粉(幼)

今の人は…?

ギュ

子麦粉(幼)

んわ

お兄さん

大丈夫だよ、気にすんな

子麦粉(幼)

ん…?分かった…

お兄さん

良い子だな

子麦粉(幼)

えへへ

よくこうやって褒められたのを覚えている

また大きくなって、僕はその人の手伝いをしてた

琥珀の琥に兎で「琥兎‹こつ›」というらしい

お兄さん

…お前、いつもそれ持ってるな

子麦粉

ん?うん

子麦粉

初めてのプレゼントだし、大切だし

お兄さん

耳千切れてんだから新しいの買ってやるぞ

子麦粉

良いの!

お兄さん

そっか…

子麦粉

嬉しそうだね

お兄さん

まぁ、その、なんていうか…

子麦粉

口下手なだけでしょ

お兄さん

うっせ

カチカチッ

フッ

お兄さん

ん、停電か?

子麦粉

珍しくない?どこ?

ガシ

子麦粉

あ、いた

お兄さん

え?どこも掴んで無いだろお前

子麦粉

え?今手掴んでるよ?

お兄さん

はぁ?どういうk

パリンッ!!

お兄さん

麦大丈夫か⁉

子麦粉

僕は大丈夫

お兄さん

くっそーなんでこんな夜中に…

スッ

子麦粉

子麦粉

琥──

お兄さん

何⁉どうした麦!

子麦粉

(助、苦し…)

次目覚めた時は、牢屋で僕じゃ無い僕がいた

子麦粉

ぅ…

子麦粉

あ、え、

子麦粉

なにこれ…?

研究員

あら、おはよう

子麦粉

君誰!ここどこ!お兄ちゃんは⁉

研究員

質問が多いわね、自分の状況わきまえなさいよ

研究員

ここは研究所よ、ちょっと前の黒髪短髪の部下

子麦粉

……あ

その言葉だけで自分が本当に攫われたことと

モルモットにされた未来がこれということを理解した

だから僕は演じ切ろうと思った

子麦粉

嘘だ!お兄ちゃんいるもん!

研究員

貴方…年齢にしては若いのね

子麦粉

分かんないけど!迎え来てくれるんでしょ?

「通常よりも幼い人間」

それを演じようと思った

多分変わらなかった

次の日体にたくさん刺されたプラグが何年経っても取れなかった

「ああ、電気が使えるのか」って思った時にはもうそれ以外考えたくも無かった

考えていると体中痛くなっちゃうから

中の人を抱くことしかしてなかった

子麦粉

(…誰か…)

子麦粉

(誰でも良いから…)

子麦粉

(優しい言葉かけて…)

助けて…

〜〜〜〜!〜〜〜〜〜〜!〜〜〜──

子麦粉

…?

子麦粉

ひっ…

ある日声がして見たら見張りの人が大量の血を流してた

ただ「しぬんじゃないか」って考えてる僕がいた

でもしんだのはその人だけらしくて

次の日には向かいの牢屋の子が消えてた

またしばらく経った

ここら辺で100年くらい?多分ね

また研究員達の怒号が聞こえてきた

でも僕の前に現れたのは研究員の亡骸じゃなかった

血に塗れた…元々向かいの牢屋だった子

正直ここにいる方が苦しいと思ってたし、諦めてた

そしたら不意にすごい激痛が来て、何事かと思ったら

向かいだった子

大丈夫、落ち着いて

向かいだった子

プラグは抜いたから、回復は使えるでしょ?

言われたからちゃんと使った

全部やったところで初めて顔見た

Ama.

えっと、見える?

子麦粉

((コク)

Ama.

良かった

Ama.

あ、俺は「Ama.」って呼ばれてて…

子麦粉

…あまちゃん?

Ama.

それで良いよ

子麦粉

…ありがとう…

Ama.

……

Ama.

逃げよっか、ここもすぐ潰れちゃうよ

子麦粉

なんで?

Ama.

ここの電力の半分ぐらい君から取ってるから、無事で良かった

子麦粉

……ね

Ama.

まだ何かあった?

子麦粉

羽見せて、

Ama.

……?

子麦粉

羽、すっごい綺麗でしょ?

Ama.

……

スッ…

バサッ

Ama.

…これで良い?

子麦粉

うん…

子麦粉

輪っかも綺麗な色だね

Ama.

この羽も異様にでかいから重いんだよね…

子麦粉

どこ行くの?

Ama.

足使うよ、外の知り合いのとこ

子麦粉

人間?

Ama.

すぐ受け入れてくれるよ

Ama.

じゃあ行こ──

バンッ!!

Ama.

ヤバ、早く行かないと

子麦粉

へ?え…

研究員

おまっ、何やってる!

Ama.

あー…

ビリッ

子麦粉

あまちゃんジャンプ!

Ama.

え?あ、分かった!

トッ

バリバリバリッ!!!

子麦粉

行こ!

Ama.

すご…

研究員

そっち行ったぞ!

研究員

援軍!裏門行け!

Ama.

早く行っちゃった方が良いよなぁ…

Ama.

こむちゃん、絶対手放さないでね

子麦粉

あ、うん

子麦粉

あとなんで名前…

Ama.

先に調べとくのは当たり前でしょ

ビュンッ!!

研究員

うお早⁉

研究員

そりゃそうだろ超加速なんだから!

研究員

スキルみたいな名前だよな…

Ama.

とりあえずは大丈夫かな…

子麦粉

…ねぇ?

Ama.

ん?

子麦粉

ここから本当に行けるの?

Ama.

分かんない、俺も眠らされてたし…

子麦粉

大丈夫なの?それ

Ama.

さあ…

Ama.

とりあえず歩いてみよっか、着くかもしれないし

子麦粉

そうだね

ガッ

子麦粉

うわっ((ズテッ)

Ama.

大丈夫?

子麦粉

うん、だいじょ──

ヒュンッ

子麦粉

……え?

Ama.

あ、え…

Ama.

ねぇ、これ…

Ama.

俺の羽…取られたの…?

サクッ

Ama.

ぁ゙…

子麦粉

あまちゃん⁉

子麦粉

(羽の付け根…結構正確に狙われてる)

子麦粉

(弓矢なのもここまで正確に狙えるのも危険すぎる…)

子麦粉

ごめんあまちゃん、結構痛いかも

ビリッ

ピカッ

ゴロゴロ

研究員

うお早⁉

研究員

そりゃ雷応用してんだからそうだろ…

研究員

絶対追いつけないし迷子なりそうだし諦めるか…

研究員

まいまいまいごえん

研究員

は?

シュンッ

子麦粉

あまちゃん!ねぇあまちゃん!

Ama.

……ぁ…

子麦粉

ねぇ待って!あまちゃん!

パァァァ…

子麦粉

待ってよ、あまちゃんいなくなっちゃやだよ

子麦粉

いなくなったら、いなくなったら…

子麦粉

…何に、縋れば良いの…

やっとの思いで見つけた、頼っていいもの

意地でも縋っていたかった

Ama.

…ごめ…ね

Ama.

大丈夫…よ…

途切れる言葉を繋ぎとめたのを聞いて、ふと空を見上げた

月は僕らなんか見えてないみたいに

呑気に青く、美しく光っていた

子麦粉

…あまちゃん

どこに行こうか

あまちゃんが小さいながらもしっかり指示を出してくれて

回復しながらだから、夜に溶け込む輪っかをだしながらずっと歩いた

「末義」という表札を見て、輪っかを仕舞ってからインターホンを押した

Ama.

…むちゃ…

子麦粉

どうしたの?

Ama.

…っきーに…

Ama.

羽…秘密…しといて

子麦粉

…うん

ガチャ

末吉かき

こんな時間(午前2時)にどちら…さま…

末吉かき

…あまお…?

薄く瞼を上げるあまちゃんを見て

その人はすぐ家に上げてくれた

「こいつ任せたー」って言って金髪の獣人さんにあまちゃん渡してた

そのまま一対一の対話になった

末吉かき

お前達にどこから来たんだ?

子麦粉

…逃げてきた、孤児院から

末吉かき

あー…世間のこととかは?

子麦粉

なんも知らない

子麦粉

あまちゃんが「知り合いのとこまで連れてって」って言ってたから…

末吉かき

あーあいつ…そっか…

子麦粉

ちょっと前にあまちゃんも来たから、そのことは詳しくは知らn

末吉かき

おま最近って⁉

末吉かき

かれこれ10年だぞ⁉最近では無いだろ!

子麦粉

えっ、そう…

末吉かき

…お前何歳?

子麦粉

…24?

末吉かき

なんで疑問形なんだよ…

子麦粉

ちゃんと数えて無くって…

末吉かき

…お前人間だよな?

子麦粉

へぇ?

末吉かき

いやだって、すげぇ時間感覚バグってるし、自分の歳分かってないし…

末吉かき

長く生きてんのかなって…

子麦粉

…あ、えっと…

子麦粉

…………………

末吉かき

や、別に無理にとは言わn

ワニ

にゃ〜!((バッ)

末吉かき

あっちょワニ⁉

子麦粉

うわぁっ!

末吉かき

子麦粉

・ ・ ・

子麦粉

…ぁ…

末吉かき

なんだ、お前キメラか

末吉かき

よしうち来い

子麦粉

?????

末吉かき

いやちょっと今、あれだろ?

末吉かき

孤児院っつってたけど、研究所だろ

末吉かき

あまおが無謀にも飛び込んで大怪我して丁度逃げれて助けてくれたんだろ

子麦粉

(どういう状況なのそれはそれで)

末吉かき

ありがとな

子麦粉

…!

子麦粉

(ありがとうって言われたの…)

子麦粉

(いつだっけ…)

ポロ

末吉かき

え、ちょ大丈夫かお前

子麦粉

へ、あ、えっと…

末吉かき

…辛かったか?

子麦粉

へ、

末吉かき

溜め込むな、泣いとけ

子麦粉

…………ぅ、

子麦粉

あああぁ、うう…(泣)

末吉かき

おー、よしよし

しばらくして僕の年齢が判明した

まさかの数字、115年生きてたらしい、ほぼ記憶無いけど

あまちゃんは実年齢でも30は行ってないって言ってた

あと世間のこととかずっと分かんないからことわざとか分かんなくて「週一で勉強会しよう」とか言われた、やだ

ただ約3名の頭良い人達の圧に負けるんだけどね…今はりーちゃんと教わるから良いけど

あーまー、とにかく何言いたいかって

僕は今、

みんなといられて幸せだってこと!

END:掴んだ幸せ

おまけ:再会

子麦粉

…………

お兄さん

……

スササ…

子麦粉

あー!

お兄さん

うわっ⁉

子麦粉

お兄ちゃん!なんで⁉

お兄さん

あー…

お兄さん

一旦上がれ、また孤児院にしたから

お兄さん

羽とかも楽にしとけ

お兄さん

相変わらず狭くて悪いな…

子麦粉

大丈夫だよ

子麦粉

それにしてもなんであんな商売…

お兄さん

あー…情報集めだよ

子麦粉

情報?

お兄さん

お前攫われただろ

お兄さん

それで心当たりもあったからためしにやってみたんだよ、そしたらまんまとかかった

お兄さん

だから契約書とかに色々書かせて情報抜き出して助けいこうとしてた

お兄さん

気づいたら潰れてて商売やめるタイミング失った、以上

子麦粉

そんなことある?

お兄さん

なんか、収容されたのが暴れてもう1人抜け出して追って警備が薄い隙にめっちゃ逃げてたとか…

子麦粉

そんなことがあったんだ…

子麦粉

にしても珍しいね、そんな本気でやるなんて

お兄さん

だってお前最年長だったし、子守も手が回らない分手伝ってもらってたし…

お兄さん

最初に迎え入れた子供とか、そういうのもあったし…

子麦粉

…………

子麦粉

珍しくデレが出た…

お兄さん

やめろ

子麦粉

あとなんで生きてるの?

お兄さん

え…

子麦粉

違う寿命の方

お兄さん

あぁ…

お兄さん

俺人じゃねぇし

子麦粉

………え?

お兄さん

は?

お兄さん

いやだって老いてなかっただろ俺

子麦粉

いつまでも若々しいなぁと…

お兄さん

お前マジかよ…

子麦粉

世間知らずの箱入りおぼっちゃま舐めないでよ?

お兄さん

あーまぁ、そうだな…

子麦粉

諦めないで?

お兄さん

えーっとまぁ、悪魔なんだよ

お兄さん

子供好きだから、人間のふりして孤児院開いて子供育ててた

子麦粉

え…⁉

お兄さん

食用には見てねぇよ

バンッ!

吸血鬼

兄ちゃーん!

お兄さん

あ、お前ら、お客さん来たから庭で遊んでろって

子麦粉

良いよ別に

天使

その人だぁれ?

お兄さん

…先代?

子麦粉

それで良いよ

吸血鬼

遊ぼー!

子麦粉

お庭行く?

天使

あのね!他のみんなもいるんだよ!

子麦粉

どんな子達?

天使

えっとねぇ、──

お兄さん

………

吸血鬼

お兄ちゃんも行こ!

お兄さん

え、いや俺インドア

子麦粉

あそんでほしーなー

お兄さん

棒読みだしそれで行くわk

天使

お兄ちゃぁん…((ウル)

お兄さん

…待ってろ

子麦粉

おー、すごい

天使

えへへぇ…

お兄さん

(…成長したなぁ…)

ば〜い

セブプラ真面目な短編・長編集

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コメント

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状況を見て色々察する…さすが末吉…(そこ?)

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