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俺がまだまだ小さかった頃

俺のいた家には天井に無数の跡があった

手形と、靴の裏のようなものの2つ

俺は暇な時、それをずっと眺めて時間を潰してた

藤利

……

俺の家の天井は大人がジャンプしてギリギリ届くか届かないかくらいの

高い天井だった

藤利

(じゃあ、この家を建てる人が踏んじゃったのかな)

藤利

(それで汚れが着いたままとか…)

幼いから何も考えなかったのか、俺は特に気にしなかった

1つ気になることといえば…

藤利

なぁなぁ、天井のアレって結局何?

MOB

は?天井?

MOB

どれの話?

そう、大人は何故か見えてないのか

分からない素振りをしていた

だから俺は俺の友達を呼んで天井を見てもらった

藤利

ねぇ、天井のアレ見える?

藤利

手形と足跡のやつ

当時、俺と同い年の奴らはハッキリ見えていた

でも、俺より年上の、とはいえまだ大人じゃない奴はこう言った

MOB

薄らとあるね

藤利

(こんなに沢山、くっきり残ってるのに)

藤利

(何を言ってるんだ)

結局意味がわからないまま、天井を眺める日々を過ごした

それから数ヶ月後、俺は親の都合で引っ越すことになった

藤利

おぉー、空っぽの家だ

ふと天井を見ると、そこには

真っ黒な人の、口の跡が新しくできてた

俺も家族もそんなことはしない

藤利

……

藤利

今も、俺の頭の中には

藤利

天井に広がる無数の手形と足跡の光景が残ってる

ラムネ

おぉー、中々クオリティ高いね

幸斗

ふ、ふーん

エフィウム

…悪くはなかった

藤利

んじゃ、次はアンタだよ

エフィウム

私が低学年だった時、私は先生に頼まれて地下倉庫の整理をしていた

ふと、そこには古びた人形が置いてあった

着物は破れ、顔は汚れていたけど何処か惹かれるものがあって私は部屋に持って帰ってみた

毎日手入れをし、部屋に飾ると

何故か人形が生きてる気がした

とりあえず寝る前は

エフィウム

…おやすみ

と、起きたら

エフィウム

おはよう、

と声をかけるのが日課になっていた

ある晩、眠っていると耳元で声がした

MOB

…もっと、遊んで

エフィウム

……?

目を覚ますと人形は飾ってた場所から枕元に移動してた

寝起きで頭が回らなかったのもあり、私は動けずにいた

翌朝、人形は元の場所に戻っていた

それからは毎晩私の枕元に来ては声をかけてきた

その声はだんだん大きくなり、私を恨むような声色に変わっていった

エフィウム

(睡眠の邪魔になる)

そう思った私は元の地下倉庫に戻した

ちょうど日付が変わった深夜、私が目を覚ますと

人形は泥まみれで私を睨みつけるように泥まみれの手を私の方に伸ばしてきた

エフィウム

…その後のことは正直よく覚えてない

ありす

いや、そもそもアンタよく人形が枕元にいて眠れるわね!

エフィウム

睡眠は必要、

ラムネ

あれ?その人形って幸斗が学校に持ち込んだ呪物じゃ…

藤利

あー、幸斗が学校入りたての頃に没収されてたやつね

幸斗

あれを質屋で売って1儲けしようと思ったのに…

芽亜里

そんな事企んでたの〜!?

姫羅々

抜かりないですね…

ラムネ

その事実が一番怖ぇよ

ラムネ

ちゃっちゃと行くぞ

芽亜里

次は私だよ〜

椿姫

見ていただきありがとうございます〜

椿姫

知ってる人は知ってると思いますが

椿姫

これからアイドルパロの参加型も始めました

椿姫

すこーし、更新が遅くなるかもしれませんが

椿姫

今度は生存確認する羽目にならないように気をつけます!

椿姫

なので、よろしくお願いします!

椿姫

それでは!

【参加型】ソーサラー魔法学園

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