産山 遥斗
能力者……狩り…?
?
お前も能力者なんだろ?
?
殺してやる
産山 遥斗
ちょ、ちょっと待てよ!
産山 遥斗
その発言だと、能力者を殺して回ってるんだろ?
産山 遥斗
一体なんの目的でこんなことを!
?
なんの、目的…?
?
俺の目的は…
するとそのとき、後ろから強い風が吹く。
?
うわっ
男は風に足を取られそうになり、近くの柱に片手でしがみつく
産山 遥斗
この風は…
龍田しおり
大丈夫だったかい?
産山 遥斗
しおりさん!
後ろから現れたのは、しおりだった
龍田しおり
帰ってくるのが遅いなと思ったら…
龍田しおり
案の定これだよ
産山 遥斗
案の定…ということは、しおりさん。あなたは能力者狩りの存在を知ってるんですか?
龍田しおり
知らないはずないじゃないか〜
龍田しおり
ここ近辺の能力者なら能力者狩りのことを知ってて当然さ
産山 遥斗
(近辺の能力者ってことは…
しおりさん以外にも能力者は思ったより多くいるのかもしれない)
しおりさん以外にも能力者は思ったより多くいるのかもしれない)
すると男は舌打ちをして、走り去る
産山 遥斗
あ、おいっ!
龍田しおり
いいよ別に
龍田しおり
どのみちいつか捕まえるし
産山 遥斗
で、でもぉ…
龍田しおり
それより今は、早くその書類を出してきな?
産山 遥斗
は、はい…
あれから数日。 俺はしおりさんと連絡先を交換し、現在高校の教室に来ていた
産山 遥斗
(教室には俺一人か。)
産山 遥斗
(まぁ、通信制高校だし、たまには人のいない時間帯だってあるか)
通信制高校は普通の全日制高校のように朝から夕方まで勉強するわけではない。
人によって時間は違うが、大体数時間程度である
教室で一人、外を眺めていると猫の鳴き声が聞こえた
産山 遥斗
(ん?一体どこから…)
?
にゃーん
産山 遥斗
可愛い……
産山 遥斗
(でも一体この子…どこから入ってきたんだ?)
いつの間にか小さい黒猫が教室に入ってきてたことに驚く遥斗
?
なるほど…
お前が新しい能力者か…
お前が新しい能力者か…
産山 遥斗
……え?
産山 遥斗
え、あ、
産山 遥斗
猫が喋ったぁぁー!?
To Be Continued…