抜き打ちテストの件から俺は
何故か数学だけは答えがわかるのに
他の教科は全く分からないという不思議な状況に陥っていた
だから、自分なりに猛勉強をした
どんどん点数が上がったが、
一、二年の内申点が悪かったから
偏差値の低めの高校を受験した
そして、たった今受かった事を聞いた
祐二
しゃあー!!
祐二
面接で全然喋れなかったけど、なんとか受かった...
母さんも受かったことをとても喜んでくれた
祐二
喜びすぎて疲れた...
祐二
でもよかった...
祐二
本当..に....
祐二
スピー...スピー...
???
...
???
斎藤祐二
祐二
ムニャムニャ...
祐二
...んー
祐二
..どこだここ
???
ここは幻想の中だ
祐二
幻想?
???
まぁ、簡単に言えば夢の中だ
祐二
..あなたは誰?
???
私は未来から来た
???
君の親友、とでも言っておこうか
祐二
??
???
まぁ、解らなくても良い
祐二
どうして俺の夢の中に未来の人が?
???
それも別に解らなくて良い
???
後々わかる
祐二
???
???
それよりも君に言っておきたいことがある
祐二
..なんですか
???
..君の小さな発見は、いずれ世界を大きく変える
???
だからこそ、君は
???
決して悪い方向に動いては...ダメだ
祐二
?
祐二
は、はい
???
絶対に..ダメだ..
ジジジジッ...
バッ...
祐二
ハァ、ハァ
祐二
なんだ今の夢..
あの夢はそれから見る事はなかった
祐二
高校の入学式..
祐二
緊張する..
そして今日は高校の入学式
どんな仲間と出会うのか楽しみだ
祐二
...あれ
祐二
テニスボール?
テニス部員
すいませーん!
テニス部員
投げてもらってもいいですかー?
祐二
あ、はーい
祐二
(入学式に部活?)
祐二
(強豪高なのかな)
祐二
行きまーす!
ブォッッッ!
ヒューーーン...
テニス部員
...え
祐二
(あ、やべ)
祐二
すいませんでしたー...
タタタタッ...
テニス部員
何、今の豪速球
テニス部員
野球部?
テニス部員
いや、野球の比にならないくらい速かった...
祐二
なんとか入学式終わった..
祐二
でも
祐二
俺ってあんなにボール投げるの速かったっけ?
祐二
..まぁいいや