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雅巳の寝室

雅巳(科学者)

…さぁ、ここに座ってください

琉伊

あ、ありがとうございます

雅巳(科学者)

辛かったら寝ても大丈夫ですよ

琉伊

は、はい

雅巳(科学者)

あ、暖かい飲み物持ってきますね!待っててください

琉伊

はい…

………

琉伊

(科学者さん…すごく優しくて…気遣ってくれて…いい人だな…)

琉伊

(…いやいや、さっきの事あったからって急にそんなこと考えちゃダメ…!)

琉伊

(でも…科学者さんの唇…柔らかかったな…。ハッ、あ、相手はそんなつもりじゃなかっただろうし…考えちゃダメ!!)

ガチャッ…

雅巳(科学者)

あ、これ、生姜湯です。どうぞ

琉伊

あ、ありがとうございます

琉伊

(ゴクゴク…)
…美味しいです!

雅巳(科学者)

よかった。実は少しはちみつも入れてみたんです

琉伊

はちみつ…?あ、確かにほんのり甘いですね…!

雅巳(科学者)

でしょう?お口に合ってよかったです

琉伊

お口に...///(((ボソ

雅巳(科学者)

え?

琉伊

あ、いえ、なんでもないです...///

………

雅巳(科学者)

…あの、どうしてお口を触っているんですか?

琉伊

え…?

雅巳(科学者)

もしかして無意識でしたか?ずっと触ってましたよ?

琉伊

そ、そうだったんですか?

雅巳(科学者)

なにかお口気になるんですか?

琉伊

あっ、いえ!なにもないです!

雅巳(科学者)

それにしては…お顔が赤いですよ?

琉伊

…え?

雅巳(科学者)

ルイさん…何を考えてたんですか?

琉伊

あ、あの…それは...///

雅巳(科学者)

…なんでしょうか?

琉伊

(うぅ…あの時の人工呼吸がファーストキスでしたなんて言えない...///)

雅巳(科学者)

…もしかして、音のない森のあの時ですか?

琉伊

えっ?!

雅巳(科学者)

お口を触って赤くなるなんて…ほぼ理由は分かりますよ?

琉伊

(バレた…?!)

雅巳(科学者)

人工呼吸のこと…ですよね?

琉伊

ゔっ…

雅巳(科学者)

図星ですか…?

琉伊

は…い...///

雅巳(科学者)

まぁ…そうですよね。そもそも人工呼吸なんてすることもされたこともまずないでしょうし

雅巳(科学者)

ましてや…異性にされるのは驚くのは無理もありません

琉伊

...///

雅巳(科学者)

それにしても…そんなに人工呼吸が驚きでしたか?

琉伊

実は…その…

琉伊

私…一度も異性と口付けした事なくて...///

雅巳(科学者)

…え?

琉伊

実は…科学者さんにしてもらった人工呼吸が…私の初めての口付けで...///

琉伊

それで…今もあのこと思い出しちゃって...///

雅巳(科学者)

…そうですか

琉伊

あ、変なこと言っちゃいましたよね!忘れてください!

雅巳(科学者)

…ルイさん、

琉伊

は、はい?

雅巳(科学者)

ルイさんは…よかったんですか?

琉伊

…はい?

雅巳(科学者)

ルイさんは、初めての口付けがあれで満足でしたか?

琉伊

あ、あの…(え、なんで近づいて来るの?!)

雅巳(科学者)

ルイさん…

琉伊

えっ…、

ドサッ…

琉伊

科学者…さん…?

雅巳(科学者)

雅巳、ですよ

琉伊

え?

雅巳(科学者)

僕のことは雅巳と呼んでください

…チュッ

琉伊

っ…!?は…、はい...///

雅巳(科学者)

ルイさんの初めての相手になってしまったのなら…満足させないといけませんからね

琉伊

えっ、そんな...///

雅巳(科学者)

…ほら、力抜いて身を委ねてください

琉伊

(こ、このままじゃ…どうしよう…)

雅巳(科学者)

ほら…、

琉伊

あっ…、

コンコンコン

琉伊

!?

雅巳(科学者)

!?

琉伊

誰か…来たんですかね?

雅巳(科学者)

…待っててください

雅巳(科学者)

…はい

昭仁(道化師)

タマ!家に居たのか

雅巳(科学者)

なんの用…?

昭仁(道化師)

いや、音のない森でタマの作業箱あったから届けに来たんだよ

雅巳(科学者)

…あ、そういえば。作業箱忘れてたな

昭仁(道化師)

ほら、作業箱

雅巳(科学者)

あ…ありがとう…

昭仁(道化師)

どうしたの?

雅巳(科学者)

え?

昭仁(道化師)

なんかこわい顔してるけど…

雅巳(科学者)

い、いや…何も無いよ

昭仁(道化師)

…そうか。じゃあまたな!

………

雅巳(科学者)

…あともう少しだったのにな

転生したら3人の勇者に愛されてます

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