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目が覚めると俺たち4人は謎の部屋に閉じ込められていた。
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その鎖が括り付けられた部分のすぐ脇には、 ネジ巻きのようなものが付いている。
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首輪を外す仕掛けかとも思ったが、 どう振じろうとも、びくともしない。
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周りを見渡すと、この謎の部屋は、教室より一回り狭いくらい。
窓はなく、地上なのか地下なのかもわからない。
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壁も床も天井も全て、金属板で継ぎはぎした寒々しい部屋
しかし、意外にも温かなのだ。
床も壁同様に継ぎはぎした金属板で覆われているが、その上にフェン スのような金網が敷かれていた。
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柵として使われる金網状フェンスは見たことがあるが、それが床に敷 かれているのは初めて見る。
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部屋の四隅には、それぞれ不気味な椅子が設置されていた。
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ぴったりと閉ざされたエレベータードアのようなそれに、トラゾーが爪を 立ててこじ開けようと試みる。
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しかし、状況が監禁である以上、その程度のことで開くことはあるまい。
それに、仮に開いたとしても、この首輪の鎖をどうにかしないこ とにはどうにもならないのだ。
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「その方法を教えよう」
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