樹
今から家きてよ
和葉
うん
都合のいいメール 私は愛されてるわけじゃない
彼と私は3年前から付き合い始めている
これは三年前のこと、 私たちが付き合う時のはなし
樹
ごめん呼び出しちゃって
和葉
ううん、大丈夫だよ
樹
和葉はいつでも来てくれるからさ
樹
無理してないか心配になるよ笑
和葉
それって私が暇だって言いたいの?笑
樹
あっいやそういう事じゃなくて、
和葉
うそうそ、実際わたしが会いたくて来てるから気にしなくていいよ?
樹
あのさ、和葉って俺の事好きなの?
和葉
えっ?
樹
あごめん、なんとなくそうかなって
和葉
うん、そうだよ
和葉
樹くんのことが好き
樹
やっぱそうだよな、
和葉
付き合ってくれませんか?
樹
うん、いいよ
樹くんから好かれてるなんて思ってなかった。 どうせ上辺だろうって
樹
おっ、きた
和葉
自分が呼んだんじゃん笑
樹
まぁな笑
樹
ごめん、今日アレないわ
和葉
また?
樹
ごめんごめん、買い忘れちゃうんだって
あぁ、所詮道具なんだ
愛されてないのが伝わってくる
和葉
ねぇ、妊娠したらどうするの?
和葉
責任とってくれるの?
樹
しないから大丈夫だよ
樹
俺ちゃんと和葉のこと好きだし
和葉
はぁ
嫌そうにしているわたしはいつも 「好き」 という言葉に流されてしまう
樹
ほんと、和葉って可愛いよな
床にちらばった服たち
静かに鳴る時計の針
そしてくどいほどわたしを甘やかしてくれる彼
この部屋のどこを探しても愛なんてなかった
和葉
んん、、
樹
なんでそんなに不機嫌なの?
和葉
別に?
樹
俺なんかした?
何も分かってない彼に本心は言えない
愛されていなくてもわたしは好きだから
本心を言って捨てられたくないから
和葉
何もしてないよ
このままじゃいけないこともわかってる
樹
そっか、ならいいや
樹
ごめん寝るわ
和葉
うん、おやすみ
今日は無性に帰りたくなったから 散らばった服を拾って着た
彼を起こさないようにゆっくり歩いて 静かにこの部屋を出た
和葉
ごめん帰るね
既読のつかないままのメールを閉じ 眠りについた






