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今回は僕の昔話をしようか。
これは、僕がまだ人間だった頃の話。
僕が生まれた時、そこに立ち寄った皆が恐怖したという。
僕は、髪の毛が生まれた時から紅かった。
その話が、一瞬で小さな村中に広まり、『悪魔の子』と呼ばれるようになった。
大きな荷物を持ったお祖母さんの手伝いをしようと近付けば
お祖母さん
天
お祖母さん
天
走り回って転んで泣いてる子供に話しかければ
子供
天
子供のお母さん
天
子供のお母さん
天
その時はまだ分からなかった。
僕がおかしいのか、皆がおかしいのか…
ある日、その村の村長が何者かに殺された。
すると、誰もが僕を疑った。
天
村人A
村人B
天
村人A
村人B
ホントに僕はやってない…
なのに、皆は容姿が違うだけで僕を疑う。
その件がきっかけで、父と母は自害した。
それも全て僕のせいって皆は言う。
もう、反論するのも面倒くさくなった僕は、その罪を認めた。
その数日後…僕は処刑された。
気付いたら僕は、悪魔になっていた。
人間に対する恨みや憎しみが、僕をこの姿にしたんだ。
僕は、恨みに身体を任せて、その村を破壊した。
そして、その莫大な力で多くの妖怪を従えた。
そして、多くの人間を殺したある日
僕等は結界で閉じ込められた。
どんなに頑張っても、その結界はとけなかった。
そのまま、長い月日が経った。