美咲
(まだ村の内部まで攻撃はないか。
海岸付近はやられてるだろうね。)

美咲
敵前方300メートル以上先
10.20...いや15人ぐらい.
少なすぎないか?
柱の隠れ家と知ればたくさんの
軍隊が来るはずだけど、おかしいな

美咲
んっ!?
何?胸が熱い。
これは弓矢?...

美咲
うそっでしょ...後ろに回り込んでいる
奴らがいる。
もう村全体は包囲されてるのか
なるほど柱を逃がさないために..か

美咲
まだいるんですか?早く逃げて!!

住民の人
いやぁ.今逃げても危ないと思うよ
それに急にどうしたんだい
軍隊の方かい?

美咲
この村でのおきて忘れたの?
大きな音がしたら地下に隠れる。
あなたの家にも地下があるでしょ
貴方もしかして引っ越してきた
ばかり?

美咲
そして私は軍員のものだよ

住民の人
軍員!?頼りにならないなぁ。
軍隊の奴らはいないのか?

美咲
軍隊の人達も軍員も今
いない.この村には
私しか戦える人がいないって事

住民の人
うろ嘘だろ....
君1人で解決できるもんじゃない!

美咲
それぐらい知ってるよ
でも柱が来るまでは頑張るしかない
とりあえずあなたは地下に逃げて

住民の人
あぁわかったよ

住民の人が地下へ行くのを見たあと
背中に刺さった矢を抜いて少しだけ持っていた包帯で応急処置をする
美咲
はぁ...痛い.
さてどうしようか。

美咲
!?

小春(洋の軍団の軍員)
あぁみぃつけた
あなたは柱だね?

美咲
あなたは!?

小春(洋の軍団の軍員)
私は洋の軍団にいるものだよ。
あなたは怪我をしてるみたいだし、
すぐに殺さなくても大丈夫だね

美咲
私は柱じゃない。
軍員だ

小春(洋の軍団の軍員)
あなたは柱じゃないか?
その証拠は?

美咲
私は柱の人達より劣る
今から戦えばわかるよ

小春(洋の軍団の軍員)
すごいですね
背中は矢で刺されたというのに。
すごい生命力

美咲
弓矢が刺さる前に手で阻止したから
傷は浅い。

小春(洋の軍団の軍員)
ほぉ。すごい瞬発力!!
尊敬するよ。

美咲
喋ってる暇なんてないのに
無駄なことしたな

小春(洋の軍団の軍員)
うぅ...貴方が柱で
ないのなら柱はどれだけ強いんだ
すごい速さだ

美咲
うるさい

その後美咲はその場から立ち去り村の後方に回っていた敵を次々と倒した。
美咲
二人...手強い

後ろのもう1人の奴に弓矢で撃たれそうになったがそれを空中バク転で避け
前にいた奴に銃口を向けようとした時
私の目の前に銃弾が見えた
菜奈
危ない!!!!

その人は私の前に飛び出し
わ私の代わりに銃弾をくらい倒れた
美咲
わっ...だっ大丈夫ですか!?

安子
私は大丈夫それより前を見て
まだ終わってないよ

安子
よかった。左腕だよ。当たったのは。
安心して

美咲
本当に大丈夫ですか!?
私なんて助けていただいて
ありがとうございます。

安子
それよりもう敵はいないの?

美咲
大丈夫です.後方は、
しかし前方にいる敵は
15人ぐらいいます

安子
そうよかった。
今他の柱達が前方に行っているから
もう安心して、

安子
うわっ..!?!?

それを見た美咲はすぐさま
撃ったやつを見つけ出し撃つ
安子
まだ居たとはね...
ダメだ心臓の近くを撃たれた...

美咲
早く救護室に行かないと!!

安子
ごめんね...

安子
あなたは軍隊の人?

美咲
いえ。軍部のものです。
それより喋らないでください
もっと出血します

安子
あなたは...私より強い
だから私の代わりに柱になりなさい

美咲
!?!?そんなの出来るわけない!
私が柱なんて勤まらないですよ

安子
いいや.いいのよ、
私は自主的柱を引退する
私はもう死ぬと思うから

美咲
でっでも..

安子
国のためよ

その後テントで簡易的に作られた
救護室に到着した
救護室にいた看護師は
「もう間に合わない.
この重症じゃ安楽死の方がいい」
そう小声で言われた。
私が愕然とした中
安子は言った
安子
その...看護師さん
あなたが本部に伝えてください
泉 安子は死ぬ前に美咲という軍部の
人を柱にするように言ったと

看護師
あぁなるほど。遺言ですね
わかりました。
あなたは柱の方ですね。
おつかれさまでした。

安子
優しい看護もいるのか。
柱が怪我したら嫌な顔で見る人
が多いのに

看護師
柱だろうがなんだろうが人の命は
平等でありあなたの命はとても惜しいです。そんな看護師.この世にいる
自体おかしいことです

美咲
本当にすみません
わっ私は、まだA村で戦わなくては
ならないのでこれから頑張ります
安子さんの分まで頑張ります!
本当にお疲れ様でした

安子
うん.ありがとうね。じゃあ

安子は微笑むと
看護師が安楽死用の注射を打ち
目を閉じてしまった。
看護師
私は役立たずの看護師だけど
怪我をしてる人は治療できる
こういう場合もあるけど
怪我したら必ずこの救護室に
来なさい。

美咲
はい...

私はまた地獄のような風景が広がるA村に戻った。その時にある人とすれ違った
菜奈
あなた?増援かしら
柱の泉 安子を見てない?

美咲
だっ誰ですか?

菜奈
私は菜奈。
急にごめんなさいね
私柱なのよ。

美咲
はっ柱の方ですね。すみません
泉 安子さんなら見ました

菜奈
どこへ行ったの?

美咲
救護室に行きました。

菜奈
あらそう。亡くなったって訳ね

美咲
えっどうして、それが

菜奈
あなたの表情でわかる。
私は人の表情で相手が何を
考えているかわかる

美咲
そうなんですね

菜奈
あっ危ない!?!?

その瞬間菜奈が私の体を抱き上げ
近くの家の窓を突き破り何かから避けた
美咲
いた。。。。。い

菜奈
大丈夫?急にごめんなさいね。
誰かがいたから

美咲
菜奈さん後ろっ!

菜奈
っ!?

陽太
君たちもしかして柱?

美咲
誰ですか?

陽太
私は陽太,
洋の軍団のものだ。
君たちに聞きたいことがある

菜奈
でもあなたは私たちを殺そうとした
わよね?

陽太
まぁそうだけど。
辞めた。
君たちに聞きたいことがあるので

美咲
なに!?何を聞きたいの

陽太
圭ってやつを知らないか?
圭だよ圭

美咲
圭が何!?

陽太
その様子だと知ってるね。
私は圭の兄だ。
昔まだ洋と日本との貿易が
盛んだった頃、
貿易船で遊んでいた私は
そのまま洋へと渡ってしまった
帰り方がわからず、
とにかく洋で生活しようと
思った時目に映ったのが
軍団になりませんかというチラシ
