来客3
来客3……?
第3章 相川真冬
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朝、相川真冬が部屋の中で過ごしていると扉の奥からとある青年が顔を出した
真冬
???
真冬
???
真冬
真冬
そう言った真冬は、過去の出来事を思い返していた
今から何十年、否 何百年も前のこと
とある青年と小さな少年は、並んで街を歩いていた
???
真冬
???
真冬
???
真冬
???
真冬
彼方
真冬
彼方
真冬
真冬は、とある路地裏に視線を移した
そこには亜麻色の髪の少年が、大人から殴られていた
真冬
彼方
彼方
真冬
彼方
真冬
真冬
真冬は彼方の声も無視して、その少年へと走り出した
真冬
真冬
真冬
真冬
真冬
その男は真冬に掴み掛かったが、真冬は依然として怖がる素振りを見せなかった
真冬
真冬
真冬が一言そう呟くと、その男は真冬を離した
真冬の瞳は、万華鏡のような紋様が 浮き出ていた
彼方
真冬
真冬
彼方
真冬
彼方
彼方
真冬
彼方
真冬
真冬
真冬は道に横たわる少年に手を差し伸べた
亜麻色髪の少年は、真冬と同じ赤色の目を輝かせながら、真冬の手をとった
これが、後に万屋となる2人の出会いだった