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全てを捧げた化物 第1話 ～化物との出会い～
私は研究をするため 最近噂になっている"鬼灯"という化物を探しに森の中へ来た
美月
いるかなぁ？
美月
どんな子だろ…
美月
ん？
美月
大地が変わった？
私は大地を通して人の心を読める
美月
悲しい…
美月
恐怖
美月
誰が困ってるんだろう…
その"悲しみ"が私を呼んだ
化物
……………
美月
あ……
悲しいという感情の方に向かうと
化物が居た
顔は何故か見えなく 体は大きい
美月
えっと…
化物
に…げ…ん？
美月
そう、人間
化物
く…な…
化物
来るなぁ！！！！
鼓膜が破けそうなくらいに 大きい声を出した
美月
大丈夫！
美月
私は貴方を救いに来たの
化物
す…く…？
美月
救いに
化物
すくい…？
美月
そう
美月
ほら大丈夫
ゆっくりと体に触れる
美月
ね？
化物
…………
美月
怖い？
化物
こ…わ…い
美月
だよね…
美月
ん……
美月
あ、そうだ
美月
何か欲しいものは？
化物
…
化物は黙って美月を指さす
美月
え？私？
化物
そ…う
美月
私が欲しいって…どういうこと？
化物
とも…だ…
化物
ち…
美月
友達？いいよ笑
美月
なろう！
美月
ねぇ、名前、ある？
化物
な…ま…？
美月
その感じなさそうだね笑
化物
な…ま……え
化物
な、い
美月
じゃあ今日から
美月
渦！（うず）
美月
私が大好きだった愛犬の名前笑
美月
もう、いないけど
渦
い…ない…？
渦
し…んだ？
美月
うん
私の目から涙がこぼれる
美月
あ、ごめんね…
渦
かな…しい？
渦
うず…となりにいる
美月
ありがと笑
そして私たちの生活が始まった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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