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リボンを付けてる子

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リボンを付けてる子

1 - リボンを付けてる子

♥

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2019年01月28日

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僕の幼馴染には少し不思議な子が居た。

裕介

ねえ、愛菜ちゃん

愛菜

どうしたの?裕介君

裕介

愛菜ちゃんはどうしてリボンを付けてるの?

裕介

暑くないの?

愛菜

んーとね、じゃあ

愛菜

裕介君が大人になって、
愛菜を迎えに来てよ!!

愛菜

そしたらその理由、教えるよ

裕介

本当に?

裕介

約束だよ?

愛菜

うん!

僕はその時、愛菜ちゃんに好意を持っていた。

だから、こんな約束を今でも覚えているのだろう。

愛菜ちゃんはその約束をした後、どこかへ行ってしまった。

裕介

...懐かしいな

愛菜

何が懐かしいの?

裕介

...っ?!

何年経っても覚えているあの顔、

実家に帰っていた僕の前に愛菜ちゃんは突然現れた。

裕介

愛菜...ちゃん?

愛菜

そうだよ、久しぶり

裕介

あの約束...覚えてる?

愛菜

もちろん、待ってたよ

裕介

いや、あの約束なしでも会いたかったよ。
僕、愛菜ちゃんの事が好きだ。

愛菜ちゃんと僕はそのまま結ばれた。 我ながら少女漫画みたいだと思う。

でも、愛菜ちゃんとの生活は幸せだし、 そんな出会い方があってもいいよな、と思っている

愛菜

裕介、おかえり

裕介

ただいま

そんな時、ふとリボンが気になった

裕介

リボン、外さないのか?

愛菜

...教える約束だったよね

そういいながら彼女はリボンを解いた。

裕介

...え?

彼女の胴体と頭は外れていた。

愛菜

こういう事なの、

愛菜

私の体はリボンで繋いでるんだ。

裕介

な...なん

愛菜

生きてるのが不思議だって?

愛菜

んー、あまり不思議じゃないよ

愛菜

だって、もう私死んでるもん

裕介

へ?

愛菜

まだ結婚届け、出てないよね

愛菜

あれ、受理されないよ。
私はもう死んでるから、ごめんね

裕介

え、なんで話して...

愛菜

さあ、私が妖怪だからじゃない?

裕介

え、あれ

愛菜

そうだよ、少女ではないけどね!

愛菜

裕介、これからもずっと、ずうううっと一緒だよ
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