浦田さん
浦田さん
「乾杯!!」
浦田さんの声に合わせ、 皆さんが高々とビールを掲げる
村瀬 蛍
ちなみに私はオレンジジュースだ
ガヤガヤ と、少しずつ みんなが話し始める
こんな時、私に出来ることは
そう、食べること。
村瀬 蛍
私は箸を握り、餃子に手をつける
村瀬 蛍
相変わらず浦田さんの料理は 美味しいな。
私は次々とご飯を口に放り込む
クロちゃん
バシッ と私の背中を叩き クロちゃんはどすんと座る
村瀬 蛍
私は何とか飲み込む
クロちゃん
村瀬 蛍
村瀬 蛍
私がオレンジジュース片手に 聞くと
クロちゃんは ニパッ と 笑い、
クロちゃん
と 満面の笑みで答えた
村瀬 蛍
私はオレンジジュースを流し込む
天月さん
村瀬 蛍
バシャッ....!!
嫌な音がする
零れたオレンジジュース
濡れたTシャツ
クロちゃん
私のTシャツを拭きながら クロちゃんが天月さんに怒鳴った
天月さん
オドオドしながらも、必死で謝る 天月さん
クロちゃん
村瀬 蛍
一生懸命に拭いてくれた クロちゃんをなだめる
まふさん
そらるさん
そんな様子を高みの見物の ように見るそらまふさん達
坂田さん
浦田さん
浦田さん
坂田さん
浦田さん
浦田さん
坂田さん
と うらさかさん達が 群がってくる
センラさん
志麻さん
しませんさん達は大人の余裕 ぶっこいて、お酒を嗜んでいた
クロちゃん
自分で説明しろ。と言うように クロちゃんは天月さんを睨む
天月さん
申し訳なさそうに俯く
浦田さん
浦田さんは顎に手を添えた
お前はなんかの専門家か。
志麻さん
浦田さん
村瀬 蛍
志麻さんの一言に 私達は思わず声を上げる
村瀬 蛍
浦田さん
私は遠慮気味に言う
村瀬 蛍
浦田さん
村瀬 蛍
浦田さん
私の方が絶対に上だ
そらるさん
そらるさんがボソッと呟く
クロちゃん
おい、聞こえたぞ
センラさん
センラさんは言うが早いか 上の服を脱ぎだす
クロちゃん
志麻さん
クロちゃん
志麻さん
クロちゃん
クロちゃんと志麻さんは 急いでセンラさんの奇行を止める
センラさん
ほんの少し、しょげて センラさんは渋々服を着る
センラさん
村瀬 蛍
リビングから出て行こうとする センラさんに着いていく
センラさん
センラさんはベットの上に Tシャツを並べる
村瀬 蛍
私は少しだけ声を上げた
センラさん
吹き出したように笑いながら また、タンスをあさる
改めて見ると、センラさんって 大きいなぁ。
浦田さんと並んだ時 エグかったもん。うん。
センラさん
センラさんは服を引っ張り出し 私に合わせる
センラさん
苦笑いで、私に意見を求めるよう 見つめてくる
村瀬 蛍
たとえ、めっちゃデカくて ワンピースみたいになろうが
私はそれでいいんだ!
センラさん
センラさんは パタンッ と 静かに出ていった
村瀬 蛍
私は急いで上の服を脱ぐ
・
・
・
村瀬 蛍
私は腕をバタバタさせた
着てみたはいいが 思ってたよりデカい。
てかズボンの意味がない
センラさん
村瀬 蛍
センラさんはひょこっと 顔を出す
センラさん
村瀬 蛍
そっぽを向いたセンラさんの 顔を見ようと必死で目を合わせる
部屋には、しばらく 無言の空気が流れる
センラさん
口を手で覆い、センラさんは呟く
村瀬 蛍
やっぱ、私ってなんでも 似合っちゃうんだな〜
センラさん
センラさん
村瀬 蛍
めっちゃ強調してくるじゃん
村瀬 蛍
私が立ち上がろうとすると
センラさん
センラさんは私の肩を押して ス トンッと再度座らせると
センラさん
と、廊下に置いてある 緑のパーカーを私に渡す
村瀬 蛍
私は混乱しながらも パーカーを受け取る
センラさん
村瀬 蛍
センラさん
キョトンとした顔で聞いてくる
村瀬 蛍
私は扉に手をやった
センラさん
部屋から出ていくセンラさんを 見送り、パーカーを着る
・
カチャッ....
センラさん
扉を開けると、センラさんが 廊下で待っていてくれた
センラさん
村瀬 蛍
村瀬 蛍
私は袖をぶんぶん振った
センラさん
少しだけ微笑みながら センラさんは慣れた手つきで 袖を捲る
センラさん
センラさん
袖を捲り終え、 センラさんが階段をおりる
村瀬 蛍
私も慌てて後を追う
ガチャッ
センラさん
扉を開け、私達は中に入る
天月さん
天月さん
リビングに入るなり、天月さんは 勢いよく私に抱きついてくる
村瀬 蛍
ポンポンっと軽く背中を叩き 天月さんを離す
浦田さん
浦田さん
浦田さんは私を見て 声を上げる
センラさん
分かってよ、と言うように 私の肩をさする
なんか、浦田さんの服が 少しでかいって悔しいんですけど
志麻さん
まふさん
Hey!聞こえてる Ze!
坂田さん
坂田さんは笑顔で親指を立てる
フォローになってないです
そらるさん
そらるさんは私に近ずき 頭を優しく撫でる
そらるさんの妹だったら 最高だろうなぁ
そらるさん
なんでや。
浦田さん
浦田さんは全力で否定する
村瀬 蛍
村瀬 蛍
私は苦笑いで答える
クロちゃん
クロちゃん
クロちゃんは勢いよく 私に抱きつこうとするが
村瀬 蛍
私はすぐさま天月さんを 盾にする
天月さん
クロちゃんがお姉ちゃんは
それはそれで嫌だ
坂田さん
クロちゃんを嘲笑い、 ビールを飲みほした坂田さんは
坂田さん
と 志麻さんにコップを渡す
志麻さん
愚痴をこぼしながらも 志麻さんはキッチンに向かう
村瀬 蛍
村瀬 蛍
私はそらるさんの手首を掴む
そらるさん
そらるさんは簡単に私の手を 離し、また、撫で始める
髪がボサボサになっていった
村瀬 蛍
私はフードをかぶり、 浦田さんの所へ避難した
浦田さん
苦笑しながら浦田さんは 手ぐしで髪を整えてくれた
村瀬 蛍
浦田さん
村瀬 蛍
私は浦田さんにヘアゴムを渡す
浦田さん
本当にいいの?と何度も聞きながら 浦田さんは私からゴムを受け取る
村瀬 蛍
浦田さんは私の髪に手をかける
浦田 渉
俺は蛍の髪に手をかけた
浦田 渉
蛍の髪は、サラサラと俺の 指の間を抜けていく
村瀬 蛍
村瀬 蛍
蛍は少しいじけたように 聞いてくる
なんでもねぇよ。と笑い返し 俺はゴムへ目をやった
青。か
浦田 渉
少しの好奇心で俺は聞いてみた
村瀬 蛍
蛍は少し困った様子で答える
村瀬 蛍
浦田 渉
大切な人。
何故かその言葉は 突き刺さるように抜けない
浦田 渉
村瀬 蛍
どうでもいい。
そのはずなのに、
心臓の辺りが抉られるようだった
村瀬 蛍
顔は見えないけど、蛍は多分 相当焦った顔してると思う
浦田 渉
俺はまたはぐらかし ポンッと背中を押す
村瀬 蛍
ぺこっと頭を下げ クロの所へ行く
ほんと、律儀。
村瀬 蛍
蛍が時計を見てつぶやく
浦田 渉
なんだ、まだそんな時間か
俺がまた、スマホに目を戻すと
クロ
クロ
クロの大声が耳を突いた
村瀬 蛍
蛍が人差し指を口に当て、 必死にクロをなだめる
坂田
坂田はビールほったらかしで 蛍のところへ行く
村瀬 蛍
センラ
センラはすかさず聞く
村瀬 蛍
村瀬 蛍
蛍は坂田の頭を撫でながら 答えた
まふ
重労働だ!と喚く まふをよそに 蛍はそそくさと帰ろうとする
が、
坂田
坂田は蛍に抱きついて離れない
村瀬 蛍
蛍は俺に救いの目を向けた
浦田 渉
俺はため息混じりで 坂田を剥がす
坂田
消え入りそうな声でなお、 坂田は頼んでいた
浦田 渉
村瀬 蛍
自然と口が動く
浦田 渉
浦田 渉
何言ってんだろ、
村瀬 蛍
浦田 渉
俺は頭をぽりぽりかく
ちょっと、泊まって欲しいなって おもっただけ。
クロ
俺の横を風のように クロが横切る
村瀬 蛍
さすがに嫌気がさしたのだろう 蛍は声を荒らげる
クロ
クロの上目遣い攻撃だ
そらるさん
志麻
鼻で笑いながら、蛍が 帰るのが目に見える
村瀬 蛍
うそだろ.......?
志麻
志麻は耳打ちで聞いてきた
浦田 渉
あんなのが可愛いなんて、 どうかしてる
クロ
クロ
クロが蛍に抱きついたまま こっちを睨む
志麻
志麻は震え上がり、 歯をがたがた鳴らす
クロ
ん?嫌な予感がする
クロ
クロ
浦田 渉
浦田 渉
俺は多分、ころせんせーより 速いんじゃないかぐらいの
スピードでパーカーを取りに行く
浦田 渉
勢いよく部屋に駆け込み タンスを開けようとするが、
浦田 渉
ベットの上に畳まれたパーカーと 置き手紙があった
浦田 渉
俺はパーカーを右手に、 手紙を開く
「クロちゃん、泊まりますよw センラ♡」
浦田 渉
センラの予言に感動しながら 手紙をゴミ箱に捨てた
クロ
部屋に入るなり、クロからの 説教を受ける
浦田 渉
センラ
すれ違いざま、軽く ハイタッチを交えた
浦田 渉
クロ
村瀬 蛍
パーカーを受け取ってすぐ 蛍を引っ張り浴室に走っていった
そらるさん
まふ
いつの間にかセンラの服を 手にした2人がいる
浦田 渉
まふ達はニヤニヤしていた
浦田 渉
まふ
そらるさん
そらるさんは無言でピース をする
浦田 渉
村瀬 蛍
クロちゃん
クロちゃんは服を脱ぎながら聞く
村瀬 蛍
クロちゃん
何かあったんだろうか
そんな考えを頭の隅に 浴室へ足を踏み入れる
村瀬 蛍
大きさはそこまでじゃないけど 綺麗な浴室だ
クロちゃん
クロちゃんは私の腕の ヘアゴムに目を向ける
村瀬 蛍
クロちゃん
クロちゃんの優しい声が響く
村瀬 蛍
私は自信満々に答えた
大事に決まってる
村瀬 蛍
大切な人から貰った 大事な、大事なモノ。
クロちゃん
シャワーで髪を濡らした 彼女の笑みは
とっても綺麗だ
村瀬 蛍
まだ、少し濡れた髪を バスタオルでふきながら
リビングに入る
そらるさん
まふさん
まふさんに確認をとった そらるさんとすれ違った
クロちゃん
ドライヤーを手に取った クロちゃんはコンセントを指した
まふさん
胸を張り答えるまふさん
村瀬 蛍
私は放心状態の浦田さんを 指でつついた
センラさん
センラさんは苦笑しながら答える
何があった。
クロちゃん
クロちゃん
ドライヤーを掲げて、 クロちゃんが呼んでいた
村瀬 蛍
私はクロちゃんの前に 静かに座った
クロちゃん
え、なに。
なんでそんなに緊張してんの
理由は簡単だった
天月さん
電源を入れようとした クロちゃんを天月さんが止める
天月さん
村瀬 蛍
軽いジョークだろうと思い、
クロちゃんを見ると
クロちゃん
がたがた震えたクロちゃんがいた
嘘でしょ!?
さっき満面の笑みでドライヤー 掲げてたじゃん!
クロちゃん
クロちゃん
クロちゃんは天月さんの手に ポンッとドライヤーを渡す
天月さん
突然のことに、しばらく 沈黙が続くが、
天月さん
クロちゃんからドライヤーを 受け取り、自信満々な返事をする
村瀬 蛍
天月さん
くすっ、と静かに笑った 天月さんは電源を入れる
村瀬 蛍
ブオーッと音と共に、すんごい 風が髪を乾かす
天月さん
時々、自分の顔に風を当てながら 天月さんは優しく乾かしてくれた
・
・
・
天月さん
天月さんは私の髪をぼしゃぼしゃ と荒く撫でる
村瀬 蛍
私はぼさぼさになった髪を 整えながらクロちゃんの元へ行く
クロちゃん
棒アイスを食べながら、何やら テレビの近くでごちゃごちゃしてる
村瀬 蛍
絡まったコードを解きながら クロちゃんに聞く
クロちゃん
坂田さん
キラッキラした目で坂田さんは コントローラーを私に差し出す
「マァリオカーット8!!」
村瀬 蛍
突然飛び出した騒音に 目を丸くする
坂田さん
坂田さんはコントローラーを 握らせた
村瀬 蛍
クロちゃん
元気よく手を挙げたクロちゃんが 横に座り操作方法を教えてくれた
クロちゃん
・
・
・
村瀬 蛍
クロちゃんが教えてくれた 操作を頭の中で繰り返す
クロちゃん
まふさん
まふさんは指をさして 力説を始めた
まふさん
村瀬 蛍
それはただ単にまふさんが 下手だけなのでは?
まふさん
まふさん
そのまま手をぶんぶん振り回す まふさんを無視し、
坂田さん
ぐるっと私の肩を回し テレビ画面を向けさせた
3
2
1
村瀬 蛍
既にカウントが始まっており 完全に私は出遅れた
クロちゃん
現在、1位を突っ走る クロちゃんの励ましを横に すぐ前の坂田さんの背中を追った
村瀬 蛍
坂田さん
坂田さん
画面から目を離すことなく おどおどしながら答える
村瀬 蛍
坂田さん
村瀬 蛍
坂田さんの言葉を遮り 急カーブで赤甲羅を投げた
坂田さん
村瀬 蛍
見事命中した坂田さんをぬき キノコでショートカットをする
クロちゃん
今更気づいても遅いんじゃぁ!
村瀬 蛍
私はLボタンに指を置く
クロちゃん
喚くクロちゃんを無視して ボタンを軽く押す
クロちゃん
村瀬 蛍
クロちゃん
私は再度ボタンをカチカチ押すが
村瀬 蛍
後ろに付けていた赤甲羅が ないことに気づいた
坂田さん
坂田さんの高笑いに慌てて 横を 見る
坂田さん
ほれほれ!と坂田さんは 画面を指さす
村瀬 蛍
坂田さんに促され 画面を見た私は思わず叫んだ
しずえちゃん(坂田さん)の手には、私のであろう赤甲羅が握られていた
坂田さん
坂田さん
村瀬 蛍
さっきまでとは違い、余裕なんてなかった。
赤甲羅を投げる→私に当たる ⥹坂田さんがぬかす→私、最下位
そんなの絶対やだ!
村瀬 蛍
坂田さん
村瀬 蛍
ニタニタしながら聞いてくる 坂田さんに恐怖を覚える
こいつ、狂ってる.....っ!!
坂田さん
そう言い放ち、坂田さんは 赤甲羅を投げる
村瀬 蛍
あー、終わったわ
クロちゃん
発狂してる私の肩に手を置き クロちゃんが口を開いた
クロちゃん
村瀬 蛍
坂田さん
クロちゃんの言葉に 私達は画面を見る
村瀬 蛍
私の画面には大きく FINISH!とあった
村瀬 蛍
クロちゃん
私は嬉しさのあまり、クロちゃんに思いっきり抱きついた
クロちゃんは赤ちゃんをなだめるように頭を撫でてくれた
坂田さん
初心者に負けたのがそんなに悔しかったのか、坂田さんはクッションに顔を埋めていた
志麻さん
センラさん
村瀬 蛍
後ろで私たちの対戦を ひっそり眺めていた志麻さん達にもお礼をしっかり言う
天月さん
天月さんはお祝いにと、棒アイスを持ってきてくれた
村瀬 蛍
まふさん
私は棒アイスをちぎりながら さんざん貶してきたまふさんを見る
村瀬 蛍
私はテーブルに置いてある コントローラーを差し出した
まふさん
まふさんは後退りしながら 浴室へ向かっていった
そらるさん
まふさん
丁度あがったそらるさんに ハグをしたまふさんは
風のように浴室へ駆け込んでいった
そらるさん
クロちゃん
そらるさん
坂田さん
そらるさんがやると聞いてから やけに元気が戻った坂田さんは
坂田さん
と、背筋を伸ばした
浦田さん
クロちゃん
生き返った浦田さんも ひょこっと顔を出す
坂田さん
村瀬 蛍
村瀬 蛍
私はソファから立ち上がり 浦田さんにコントローラーを渡した
浦田さん
少しおどおどしながらもコントローラーを受け取った浦田さんは私が座っていた場所に腰掛けた
坂田さん
坂田さんは自分の足元をばんばんと叩いた
村瀬 蛍
志麻さん
鼻で笑う志麻さんの声が聞こえた
坂田さん
坂田さんはぷくぅと頬を膨らまして私の腕を引いた
村瀬 蛍
なんだか悪い気もするが、私は坂田さんの足の間に座る
坂田さん
坂田さんの口元が緩んだ
クロちゃん
クロちゃんの言う通り、カウントが始まった
・
・
・
浦田さん
浦田さん
浦田さんはコントローラーを 掲げて、勝利をアピールする
坂田さん
村瀬 蛍
疲れたぁ。と坂田さんは私の頭に顎を乗せた
クロちゃん
クロちゃんは勢いよく後ろに倒れ込んだ
どんだけ悔しかったの....
浦田さん
坂田さん
クロちゃん
3人はクッションに抱きつく そらるさんを見た
そらるさん
天月さん
キメ顔で言うそらるさんに 天月さんのツッコミが入った
まふさん
クロちゃん
まふさん
身構えるクロちゃんに 目を細めたまふさんはため息をつき
まふさん
見下すような言い方で聞いてくるまふさんに
センラさん
センラさんは淡々とした口振りで答えた
まふさん
まふさんは探るような目で 私達を見る
村瀬 蛍
ダメ元で答える私に まふさんは目を輝かせた
まふさん
おぉ、当たった
うっすい感動だな、おい
浦田さん
浦田さんはみんなの意見を 聞いている
そらるさん
天月さん
クロちゃん
村瀬 蛍
志麻さん
センラさん
坂田さん
わお、みんな一緒やん
まふさん
そらるさん
村瀬 蛍
全員が部屋に戻る前にそろぉりと手を挙げた
センラさん
センラさんはにっこり微笑む
村瀬 蛍
ふっかふかだから良いんだけどさ
坂田さん
村瀬 蛍
浦田さん
クロちゃん
何言ってんの?
坂田さんの発言に全員が目を丸くした
坂田さん
そっちこそ何言ってんの。と 坂田さんは私の手をキュッと掴んだ
クロちゃん
クロちゃん
坂田さんの手にチョップをくらわせたクロちゃんは私を守るように手を広げた
坂田さん
クロちゃん
醜い......
志麻さん
そんな争いを見兼ねたのか、志麻さんは坂田さんの頭に手を置き、そのままリビングを出ていった
坂田さん
階段から最後の坂田さんの声が聞こえた
浦田さん
坂田さんの声が聞こえなかったように浦田さんは2人に聞いた
そらるさん
センラさん
意外だなぁ
まふさん
浦田さん
まふさん、すっごい上からじゃん
浦田さん
クロちゃん
村瀬 蛍
クロちゃんに腕を引かれ、 私達は階段を駆け上がった
志麻
坂田
坂田は素っ気ない返事で 枕に顔をうずめた
志麻
志麻
坂田
顔をうずめたまま、坂田は少し 怒ったような声で聞いてきた
志麻
坂田
志麻
坂田に思いっきり枕で 叩かれる
痛ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"いっ!!
そう叫びたいのを押し殺し 俺は叩かれた頭をさすった
坂田
坂田
志麻
志麻
愛されてますねー、蛍さん
志麻
俺は見慣れた天井を見上げながら 聞く
坂田
志麻
坂田の予想外の答えに 思わず聞き返す
坂田
軽く笑いながら坂田は言う
坂田
坂田
志麻
俺は相槌をうちながら 結構真面目に聞いてやる
坂田
坂田
志麻
坂田
真っ赤になった坂田の頬を きゅっとつまんだ
坂田
坂田
志麻
割とガチで恋してんじゃん
志麻
坂田の頬から手を離し 背を向けた
坂田
坂田の優しい声が聞こえた
終わり。
こんばんは。おむれつです。
お久しぶりですね
叶えてほしいもの。が 15話を突破して、新しい連載も 始めさせて頂いております。
嬉しいかぎりです。
フォロワーさんも、どんどん増えてきて
ありがたく思っております。
これからも応援して頂けると 嬉しいです(*^^*)
ここまで ご覧頂き ありがとうございました。
おやすみなさい。
コメント
4件
浦田さんにも春が来るのかな?
遅くなりましたが、 今回も面白かったです! こういう話個人的に大好きです! 次回も楽しみにしてます! フォロー50人まであと1人ですね!
あと少しでフォロワー50人だね!!頑張れ!!(๑•̀ㅁ•́ฅ✧