そして、僕達は眠っているマスターの墓を作る事にした
ただ、その空気は乾燥していて、笑顔なんて無かった
叶 祈
それじゃあ、入れるよ
優しく、優しく彼の言う
一色と一緒に土に入れる
一色 弄
ッ
天野 ひめ
ポロポロ
零夜
ポロポロ
全員の目には涙が溢れてきていた
そして、彼を埋めた後、僕達は泣いた
声が掠れるくらい絶叫した
物語で言う、ハッピーエンドにはならなかった
その事件から数十年が経った
随分、俺達も年をとった
今の仕事はやめて、今は豊かに暮らしている
一色 弄
皆さん〜、お酒飲みましょ⁇
零夜
ええっすね、飲むわ
夜月 さあや
久しぶりやな
叶 祈
僕は少し飲むね
天野 ひめ
私も
全員がお酒を嗜む程になっていた
一色 弄
マスターさん、今頃楽しく生きていますかね
叶 祈
生きてるでしょ、マスターだし
天野 ひめ
逆に楽しく生きてなかったら困るよ
零夜
マスターがいなくなって数十年っすね
夜月 さあや
結局、俺お婿さん連れて行けなかったな
一色 弄
.....俺はあの時を今思うと、もっと違う選択を持つべきでした
一色 弄
誰か1人があそこにいたらと考えると、マスターは生きられたかも知れないって
叶 祈
あの頃の僕達は未熟だったから、しゃーない
天野 ひめ
私も弄の気持ち分かるなぁ
零夜
まぁ、確かにっすね
そして、少し暗い空気が流れると
夜月 さあや
はい、はい‼︎明るくしよ?マスターが悲しくなっちゃうからね
一色 弄
.....そうですね
そして、また雑談していると
ピンポーン
一色 弄
俺がいってきますね
叶 祈
久しぶりの訪ね者だね
天野 ひめ
確かに....
夜月 さあや
マスターだったらなぁ....
零夜
期待を抱いても駄目っすよ
うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ⁉︎
叶 祈
弄‼︎
天野 ひめ
早く行かないと‼︎
零夜
ナイフ持っていくっす‼︎
夜月 さあや
ほら、早く急げ‼︎
玄関に向かうと腰を抜かした一色がいた
叶 祈
おい、一色に何した⁇
帽子を深く被っている為、ナイフを首に突き付ける
天野 ひめ
弄、大丈夫⁇
夜月 さあや
叶の瞬発能力は本当尊敬するぜ
零夜
さて、弄に何した⁇
.......
一色 弄
ちょ、皆さん誤解ですよ⁉︎
叶 祈
えっ?
そうだぞ!俺は何もしてない
聞き覚えのある声だ
夜月 さあや
その声......
☆¥#+60^:*→
意味の分からない事を言うと
叶 祈
これって....
昔の、マスターのいた頃の年齢まで戻っていた
お久しぶり‼︎
天野 ひめ
マスター‼︎
抱きつく
マスター
ただいま‼︎
全員 おかえり‼︎
end
マスター
ふぃ、終わった
叶 祈
お疲れ
一色 弄
結果最後はハッピーエンドなんですね
マスター
まぁ、この回は付け足しみたいで、前回の救いようの無い話だけで終わるのは辛いから書いた
夜月 さあや
と言うか、ガッツリ転生している
天野 ひめ
色々とカオスじゃない?
マスター
ここまで見てくれた方々ありがとうございました
マスター
そして、参加してくださった方々
マスター
また別の世界線で会いましょう‼︎