リンは、一年のみんなと別れて、1人電車に乗っていた
静かな電車の中で、リンは、明日からの部活に不安を感じていた
原因は、中学の時のことだ
リン
リン
ここは、リンが通っていた中学校の音楽室
リンはここで、毎日フルートを吹いていた
大好きなフルートを吹くために吹奏楽部に入部したのだが、いつの間にか、リンはフルートを好きでは無くなっていた
嫌いな人に出会ってしまったからだ
リン
全員
リン
リン
リン
リン
リン
リン
愛菜先輩
リン
愛菜先輩
渡されたのは、チャックが壊れたポーチだった
リン
愛菜先輩
リン
美来
リン
リン
美来
リン
美来
リン
美来
リン
リン
美来
リン
リン
愛菜先輩
那海先輩
美穗先輩
愛菜先輩
那海先輩
3人
リン
これで何度目だろう
あと何回耐えればいいのだろう
ものを隠されることも
陰口を言われるのも
無視されるのも
罵られるのも
いつからだろう
音楽が、フルートが、嫌いになったのは
先輩と言う存在を信じられなくなったのは
思い出せない
別の日には...
リン
リン
その日の朝、リンは楽器を準備しやすい位置に移動させていた
久しぶりの舞台に立てることに楽しみを感じながら
しかし、まさか、あんなことになるなんて...
時間になるので、楽器を準備しようと音楽室に来たリンは、違和感を覚えた。
朝、リンが置いておいた楽器が、どこにもなかったのだ。
リン
その後、いつも楽器をしまっている場所や、自分の荷物の中、準備室などを探し回ったが、リンのフルートが出てくることはなかった。
リン
リン
リン
愛菜先輩
リン
愛菜先輩
リン
愛菜先輩
愛菜先輩
リン
愛菜先輩
愛菜先輩
そう言って愛菜が渡したのは、余っているフルートだった
リン
愛菜先輩
リン
そうして、無事に発表を終え、音楽室に戻った
その瞬間、部員全員から、冷たい視線を向けられた、
そこにあったのは、さっきまでなかったはずの、リンのフルートだった。
リン
リン
那海先輩
那海先輩
那海先輩
リン
リン
美穗先輩
愛菜先輩
愛菜先輩
リン
愛菜先輩
愛菜先輩
リン
キーンコーンカーンコーン
愛菜先輩
那海先輩
美穗先輩
リン
美来
リン
美来
リン
美来
リン
美来
美来
リン
美来
リン
美来
リンは、何回も先生に相談していた。
そして、部活を辞めたいとも言っていた
でも、軽く受け流されて、リンの気持ちを分かってくれることはなかった。
親に相談しても、何かが変わることはなかった。
強いて言えば、前よりも、嫌がらせがエスカレートしたことだった。
美来
リン
リン
美来
リン
リン
美来
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
リン
主
主
主
主
主
主
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