青
黄
青
青
黄
青
黄
橙から話……か
今日の病院の結果だろうか
朝、黄を抱っこしながら 青に目を向けていた
1度目が合ったが 思いっきり視線を外された
橙
紫
橙
紫
黄
赤
橙
桃
俺は泣いた
号泣じゃなくて静かに涙をこぼした
悔しかった
俺はなんのために鍛えてるのか
さっぱり分からなくなった
この家の人の中で 1番強靭な足腰を持って
力も強いはずなのに……
大事な弟を守る事が出来なかった……
ただただそれが悔しくて
自分がほんとに嫌になってきた
周りが見えなかったこと
青の声を最後まで聞けなかったこと
全部全部悔しくて
自分の不甲斐なさを痛感した
橙
橙
紫
紫
橙
橙
僕は青にぃの身体のことを聞いてから
しばらく頭が真っ白だった
いつも「おはよ」って 笑って言ってくれたのに
それは偽物の笑顔だったの??
青にぃは何年色んなことを 我慢してきたの?
聞きたいことと言いたいことが多くて
しかも頭の中が整理できないから
爆発しそう……
青にぃの辛さが僕には分からない
きっと……
死ぬほど辛かったんだと思った
橙
赤
橙
赤
赤
橙
紫
赤
橙
橙
赤
黄
橙
赤くんと黄くんが行ったあと
紫
橙
なんでだ……?
今、青の所に 1番放り込んで いけない人物をなんで
あの密室に入れたんだ
俺には橙の思考回路が分からない
橙
橙
桃
俺はそこで声を出した
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
紫
紫
紫
紫にぃは今までに見たことないくらい
ボロ泣きしていた
気が付くと俺も泣いていた
案の定橙が瞳を潤ませて カウンターに座っていた
橙
桃
桃
橙
橙
橙
橙
橙
橙
橙
その日、俺と橙と紫にぃは 泣きながら朝を迎えた。
青の部屋に行ったふたりは
リビングに下りては来なかった
せんせー
瑠璃
せんせー
せんせー
せんせー
せんせー
瑠璃
瑠璃
せんせー
せんせー
せんせー
瑠璃
第2章
~忘れていたはず……
俺らは2人で手を繋いで
空気の重くなったリビングを出た
顔を合わせて
鳴り止まない心臓を落ち着かせながら
深呼吸をして今にも戦場に 行くかのように ゆっくりと 重い足取りで 青にぃの部屋に続く道を歩いた
コンコン
赤
赤
黄
青
黄
赤
黄
黄
電子機器の音が部屋に響いた
誰1人話さず
まるで誰も居ない部屋に
ただ1人立ち尽くしているようで……
俺は気づいた
青にぃはいつも……
この孤独さを味わっていたんだ……
弟ながら青にぃに対しての敬意と
謝罪の涙が止まらなかった
俺はその場で号泣した
声を上げてめっちゃくちゃ泣いた
その時だ
青
青
青
俺の身体には、 暖かいものがかぶさった
それは紛れもない自分の兄だった
黄くんも俺と同じことを 思ったのだろう
俺と同じようにボロ泣きしていた
青にぃが俺ら2人を抱きしめて
背中を撫でてくれた
どうしたのって
何かあったのって
ほんとに青にぃが優しくて
涙が止まらなかった
俺ら2人が泣き止んだ頃
青にぃが言った
青
って
俺らはふるふると首を振った
青にぃは「そっか、ならよかった」と 言い、俺らをゆっくり離した
青
青
と一言だけ言って2階のリビングの 方へ歩いて行った
僕は2階のリビングに居る
起きたら1階に居たはずの弟2人が 僕の部屋で立ちながら 泣いてるんだもん
でもね、理由は聞かなかった
あんまり根掘り葉掘り されたくないだろうし
あんなに泣いてるって事は……ね
そんなことを考えてたら僕はここに 来た本当の目的を忘れていた
やべ、氷。
青
左目が見えない生活にも慣れた
青
これは僕の口癖だった
我慢をする時、 嫌なことを乗り切る時に
毎回使ってた口癖
いつかこの口癖と お別れ出来ますように
青
部屋に戻ると弟は2人共寝ていた
僕は彼らの目に氷嚢を5分だけ当てて
僕の布団に入れた
真ん中に僕が入って
昔みたいに今日3人で寝た事は 多分ずっと忘れない
第2章終わり
瑠璃
瑠璃
瑠璃
せんせー
瑠璃
瑠璃
せんせー
瑠璃
瑠璃
瑠璃
瑠璃
せんせー
コメント
10件
最高でした!続きめちゃくちゃ楽しみです!
せんせーおもろw1回話したいwころちゃん優しいなぁ