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朝
雄英高校の教室は、いつもより騒がしかった
上鳴
切島
芦戸
切島
上鳴
芦戸
切島
切島、上鳴、と芦戸が騒ぎながら机を叩く
轟
轟が淡々と答える
お茶子
梅雨ちゃん
クラスはいつも通り。 でも――
一つだけ、いつもと違う
爆豪は机に肘をつき、舌打ちした
爆豪 勝己
空いている席 元々、華命桃音の席 誰も、そこに触れない
触れちゃいけないみたいに
机は綺麗なまま
椅子も、動いた形跡がない まるで最初から誰もいなかったみたいに
彼女は普通科に行った…誰もが知っている その後『ある事が起こった』
彼女は今“行方不明”と思われている 彼を除いて
耳郎が小声で言う
耳郎
八百万
八百万が俯く
お茶子
上鳴
八百万
峰田
切島が拳を握る
切島
切島
明るく言うが、声は少しだけ震えていた
爆豪は椅子を蹴る ガタンッ 教室が静まる
A組
誰も何も言えない
爆豪が一番怒っているのは、 敵でも、警察でもない
――華命桃音本人だ
爆豪 勝己
拳が震える
あの日の屋上 黒い霧 死柄木の手
そして―― 彼女の言葉
華命 桃音
思い出すだけで、胸が焼ける
爆豪 勝己
その時、ドアが開いた
相澤せんちぇ
担任が入ってくる。 相澤消太
相澤せんちぇ
教室がざわめく
相澤せんちぇ
相澤せんちぇ
上鳴
相澤せんちぇ
相澤先生の声が低くなる
相澤せんちぇ
相澤せんちぇ
静まり返る教室 そう、ヴィランの動きが活発化している
誰もが知っている そして――
1人消えた
相澤先生の視線が、ほんの一瞬だけ 空席に向いた
でも何も言わない
相澤せんちぇ
相澤せんちぇ
芦戸
上鳴
切島
瀬呂
峰田
瀬呂
相澤せんちぇ
相澤せんちぇ
3日後、バスの中
山道を走るバス。 窓の外は緑が流れていく
上鳴
耳郎
お茶子
芦戸
八百万
葉隠
普通の会話 普通の空気
でも爆豪は窓を見たまま 切島が小声で言う
切島
爆豪 勝己
切島
沈黙
爆豪は窓を睨む
爆豪 勝己
切島
切島は続ける
切島
切島
爆豪の拳が握られる
爆豪 勝己
頭の中に浮かぶ
桃音の顔 柔らかい敬語 優しい笑い方
華命 桃音
その声が……
爆豪 勝己
爆豪 勝己
爆豪は低く吐き捨てる
切島が息を飲む 爆豪の目が鋭く光る
爆豪 勝己
それは決意か、 それとも怒りか 誰にも分からない
⚠️あの崖だと思ってください
バスが止まる。
相澤せんちぇ
A組
A組
芦戸
切島
ワーキャーワーワーキャーキャ
轟が周囲を見渡す
轟
八百万
その瞬間
野生的なヒーロー
プッシーキャッツ
プッシーキャッツ
出久
出久
出久
お茶子
上鳴
瀬呂
相澤せんちぇ
相澤せんちぇ
A組
プッシーキャッツ
爆豪はふと、 森の奥を見た 風が吹く 葉が揺れる 誰かの視線を感じた
爆豪 勝己
ーーーー森の奥深くーーーーー
木の影 誰にも見えない場所
一人の少女が立っていた 黒いフード 静かな呼吸
華命桃音
遠くからA組を見る 笑い声が聞こえる 先生の声 芦戸の笑い 爆豪の怒鳴り声 胸が、少し痛む
華命 桃音
小さく呟く 柔らかい敬語 でも、誰にも届かない
華命 桃音
視線が、 爆豪に向く 彼は仲間と話している
怒鳴りながら でもどこか、 寂しそうだった 華命の指が少し震える
華命 桃音
一歩、下がる 影の中へ
華命 桃音
静かな声
華命 桃音
風が吹く 葉が舞う その背後で、 低い声がする
死柄木 弔
振り向く そこに立つのは 死柄木弔
華命は軽く頭を下げる
華命 桃音
死柄木が笑う
死柄木 弔
赤い目が、A組を見る
荼毘
トガ
トガ
華命の瞳が揺れる
華命 桃音
死柄木 弔
死柄木 弔
森の影の中で、 物語は 静かに動き始めていた
ーーーーーーーーーー
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コメント
5件
うわ 、タイトル回収 ( ? ) 始まってきた − ‼️ 相変わらずおもしろいな 🥹
1コメ?! ここからどうなるのか、楽しみです!続き待ってます!