テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
82
86
ya
その一言がこんなに怖いなんて思わなかった
放課後の教室
人がほとんど居なくなった静かな空間で
yaくんは珍しく真剣な顔をしていた
et
できるだけ普通に返す
心臓はうるさいくらいに鳴っていた
yくんは少しだけ目を逸らして
ポツリと呟いた
ya
──────え?
一瞬意味がわからなかった
et
ya
曖昧な答え
でもその距離がもう
"簡単には会えない場所"だっていうことくらい
わかった
et
ya
短すぎる
頭が真っ白になる
何も考えられない
et
やっと出た言葉はそれだけだった
ya
yaくんが謝る
違う
そうじゃない
謝ってほしいわけじゃない
本当は──────
"行かないで"って言いたいのに
"好き"って言いたいのに
喉に詰まって言葉にならない
ya
ya
軽く笑うyaくん
でも、私はそんな彼に苛立ちが湧いてきた
でも、
今、ここでそんなことを言ったら
この関係はここで終わり
そう思いグッとその感情を押さえ込んだ
彼は軽く言うが
その言葉が、どうしてこんなに遠く
感じるのだろうか
et
私は、笑えたかな
涙押さえれたかな
ちゃんと、いつもみたいに返せてたかな
et
その日から、時間がやけに早く過ぎていった
気付けばyaくんがいなくなる前日
"最後の日"
本当は、ちゃんとあって伝えようと思ってた
でも
──────会えなかった
いや
会いに行かなかった
yaくんの家の前まで行ったのに
インターホンを押す勇気が出なかった
もし、迷惑だったら
もし、困らせたら
そんなことばっかり考えて
結局、何も出来ないまま、その場を後にした
私の心の中には後悔しか残っていなかった
次の日
yaくんの家には販売中の文字
et
et
現実が受け止められなかった
yaくんの家はもう空っぽだった
カーテンもなくて、
人の気配が、全て消えた
ほんとに居なくなったんだ
et
自然と涙が溢れた
誰もいないのに、言葉がこぼれる
言いたかったこと、いっぱいあったのに
どうして、何も言えなかったんだろう
どうして、あの時
"好き"
っていうたった二言が
言えなかったんだろう
et
ポケットの中で、スマホが震える
知らない番号からのメッセージ
『元気でな、また会えたらいいな』
それだけ
名前もないのに、すぐわかった
et
涙が止まらない
こんなの、ずるいよ
期待させて、
何も残さないままいなくなるなんて
ねぇ、yaくん
"また会えたら"じゃなくて、
私は、
"また会いたい"って言って欲しかった
この日から
私の時間は、あの場所で止まったまま
言えなかった『好き』だけが、
ずっと心に残り続けた
next▷▶♡500
コメント
10件
え"えぇ"ぇぇぇぇぇ、!!! ひっ、引っ越し、!?!? 最初…告白っ、?って思ったりしたけど…やばいな、、 まぢかよぉぉ、…ほんとに終わってるよぉぉ……!! …私がこの続きを書くとしたのならば、ゆあんくんと再会したけど…ゆあんくんともっと仲良くなっている、のあさん…とか、るなさん…とか、がいて…やばい…💦みたいな、感じになるな〜、w うむ、お話単純かな、?下手すぎるかな…??w まぁまぁ、!w 続き楽しみにしてますっ、!
いやあああああめっちゃ感動する、yan君帰ってこーい文章の書き方好きすぎる続き頑張ってください!
こんなの泣いちゃうよぉ”ぉ”😭 失恋っていう悲しさを凜寧ちゃんが完璧に表現しててやばい…(?) etさんどうなっちゃうんだろ、… yanくん遠くってどこだy(( めっっっっっっっっちゃ天才的で最高だった✨️ 続き楽しみにしてるね!