こむ
こむ
こむ
俺は普通だ
何かに劣っているわけでもなく 特別秀でているわけでもない 周りは主人公のようなやつが たくさんいて、 自分はせいぜい脇役
日常にドラマなんてないし たいして面白くもない授業を 淡々と受け続けるだけ
羨ましいとも思う だけど、 主人公を喰らってやろうという 覚悟はない だから、つまらない人生なんだ
主人公と思われる人は このクラスに4人いる
まずはドズル みんなのリーダーで生徒会長 正しいことをしっかり行う オールラウンダー的な感じ
次におおはらMEN ユーモアやセンスがあり イタズラなどが好き クラスの悪ガキ代表みたいなやつ
3人目はおらふくん 天真爛漫でみんなのアイドル 笑顔が明るくてとても優しい
最後はおんりー 無口で表情が変わらない 学力の面で秀でていて 天才と言われている
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
おんりー
喋ったの初めて見た…
ドズル
おんりー
ぼんじゅうる
ドズル
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
おんりー
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
あ、行っちゃった… そんなに才能って言うのが だめなのか? 悪い言葉ではないのに…
おんりーってあんな感じで 喋んだな ドズルさんはイメージ通りって 感じだったけど でも、なんで教えてくれないんだ…
あ、おんりーと目が合った うわぁ、めっちゃ睨んできてる…
ぼんじゅうる
3日後お昼休み
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
目の前でおらふくんが 転けそうになってるのを助けた
ギリ支えられてよかった
おらふくん
おらふくん
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
ぼんじゅうる
おらふくん
目の前のおらふくんは 純粋無垢な笑顔を浮かべて お礼を言ってくる こういうところがみんなの アイドルになるのに 繋がったんだろうなぁ
おらふくん
おらふくん
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
おらふくん
ガチャ
おらふくん
おおはらMEN
ドズル
おんりー
おらふくん
おらふくん
おおはらMEN
おおはらMEN
ドズル
ドズル
おんりー
おんりーが立ち上がり 屋上の出口に行く
おらふくん
おんりー
おおはらMEN
おんりー
ドズル
おんりー
ドズル
おらふくん
おおはらMEN
ドズル
おんりー
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おらふくん
おらふくん
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
おらふくん
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
ドズル
おらふくん
なぜか、この場にいない おんりーのことが気になった なんで来ないのだろう なんで…
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
ドズル
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
あれから4人と仲良くなり 遊んだりするようになった ただ、おんりーとは 未だに話すことができていない
おんりー
ドズル
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おんりー
ドズル
ドズル
おんりー
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ドズル
ドズル
おんりー
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ドズル
おらふくん
おおはらMEN
おんりー
おんりー
ドズル
おんりー
おんりー
おんりー
ぼんじゅうる
おらふくん
おおはらMEN
おんりー
おんりー
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
ドズル
おらふくん
ぼんじゅうる
おんりー
ドズル
ドズル
ドズル
知り合ってから一番長く 一緒にいるんだ おんりーは昔から 体が弱くて、喜怒哀楽とかの 感情をだしたら すぐにしんどくなってしまってて 学校に来る日もとても少なかった 来てたとしても、 誰とも喋ることができずに 苦しんでた 友達もいなかった 僕は、そのとき正義感が強くて 可哀想だから 仲良くなってあげようって 上から目線で声をかけちゃったんだ そのとき、
おんりー
ドズル
おんりー
とても悔しかった 友達がいないことへの皮肉かと こちらへの哀れみだと 俺に向けられる全ての視線に 耐えきれなくなって 泣きながら怒鳴ってしまった 「勝手に可哀想な奴にするな!」 って… 少し怒鳴る程度でも 俺の体は耐えられないらしい すぐに苦しくなって 親が迎えにきて 病院に行った 悔しくて苦しくて羨ましくて 俺はたくさん叫びたかった 好きでこんな体なんじゃないって だけど、叫ぶと激痛が走って 呼吸するだけでも とてもしんどくて、 なんで俺だけなんだろうって だが、何回も同じことがある内に
諦めちゃったんだ
治すことを 楽になることを 叫んで訴えようとすることを
諦めてから ドズルさんの 仲良くしてあげようって言葉 を受け入れて友達になった 今までもできるだけ 感情を出さないように 心がけていたけれど そのときから 出せなくなった 出したくなくなったんだ
親はとても過保護かのように 話したけれど そんなことはない 親は俺が病気で体が弱いって ことを知ると途端に俺への対応が 辛くなった どうせ体が弱くて 迷惑かけるんだからって 俺は家事とかずっとさせられたよ せめて、成績だけでも 勉強だけでもと思って 死に物狂いで勉強を頑張った ご飯すら食べない日もあった テストのことだけ考えて 手は芯で黒くなった 目眩なんて何回経験したか わからないほど起こった 親にテストの結果を見せた時 親は心底鬱陶しそうに 「だからなに?」と 怒った そのとき、目の前が真っ暗に なったように思えた 膝から崩れ落ちた 涙なんか出なくてただ失望した そのあとすぐ、親は死んだ 飲酒運転をして 警官に止められたあと 逃げたらしい ガードレールに突っ込んで 火事になって死亡 そのあと親戚の家に居候して そのとき親戚に言われたんだ 「あんたは勉強の才能があって 羨ましいわ」と その人たちの家はすぐ出ていったよ そんなことどうでもいい その時の心はあのクズな親が 死んだことがとても、
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
おんりー
ドズル
ドズル
おんりー
おんりー
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
おんりー
おんりー
おんりー
ドズル
ドズル
おんりー
おらふくん
おおはらMEN
ドズル
ぼんじゅうる
この人たちは、 普通に憧れていたんだと 今の会話でわかった だから、友達を作るような 振る舞いをしたり 諦めてしまったりしてたんだって
ぼんじゅうる
ドズル
おんりー
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ドズル
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
おんりー
おらふくん
おおはらMEN
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
ドズル
おらふくん
おおはらMEN
おんりー
ぼんじゅうる
おんりー
ぼんじゅうる
おんりー
ぼんじゅうる
俺は、人は見かけによらぬもの という言葉を 今しっかりと、理解した気がした 人のことを自分の先入観で 決めるのはとても だめなこと、だと 俺は心の中に誓って これからもこの4人と 仲良く"普通"に 過ごしていこうと思う
こむ
こむ
こむ
こむ
コメント
6件
ぼんさんは過去ないのかなぁ?めちゃ気になるッ❗️またよろしく♪
神小説だァァ!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`) あとこむちゃんが無理でなければ見たい!