僕達は学校を出て 家に向かっていた
でも僕は家には行きたくないんだ
家に親がいたら叩かれ、意識が無くなりかけるまで殴られる
グク
……
テヒョン
おい、どこだよ
グク
はいっ?
テヒョン
だから家どこ
グク
あぁ、、、
グク
あの、先輩
テヒョン
ん。
グク
僕、、家に帰りたくありません…
テヒョン
は?家連れて帰んないと意味ないだろ
テヒョン
しかもお前怪我どうすんの
グク
あっ、いや…その。
テヒョン
はぁ、仕方ねぇな
テヒョン
理由は後で聞くから俺ん家行くぞ
グク
す、すみません…
おんぶしてくれて家まで送ってくれようとしてくれてたのに、家に帰りたくないって…
グク
迷惑、ですよね…
テヒョン
俺が行くって言ってるんだから迷惑とかじゃねぇよ
グク
は、はい…
テヒョン
はい、着いた
ガチャ
グク
失礼します
テヒョン
1回降りれるか?
グク
はいっ、
テヒョン
よいしょ
テヒョン先輩は、優しくゆっくり降ろしてくれた
テヒョン
はい
テヒョン
立てるか?
グク
っ、、
バタッ
テヒョン
おっ、、とっ
テヒョン
無理だな
僕は立とうとした瞬間、痛さが増し倒れかけた
倒れかけた瞬間に、背中を手で押えてくれた
グク
っ、すみませんっ!
テヒョン
謝るな、仕方ない
テヒョン
動くなよ
グク
…?どういうっ…!?
テヒョン
とりあえず2階の俺の部屋な
僕は今、テヒョン先輩にお姫様抱っこをされ2階に向かっている
ど、どうしよう、 なんか初めてだし、慣れてない…
テヒョン
そういえば、俺の名前分かんの?
グク
えっ、とテヒョン…先輩ですよね?
テヒョン
おー、知ってんだな
グク
はい、なんか保健室に行く時に色々な人が話してたので…
テヒョン
あー、気にすんな
テヒョン
お前の名前はなんだ?
グク
チョン・ジョングクです…
テヒョン
へー、いい名前じゃん
グク
っっ、、
"いい名前じゃん" 初めて、名前を褒めてくれた
テヒョン
じゃあグガって呼ぶ
グク
は、はいっ、僕はテヒョン先輩って…
テヒョン
テヒョニヒョンでいい。
グク
で、でもっ先輩だし…
テヒョン
先輩って言われんの好きじゃねえから
グク
そ、そうなんですね
グク
じゃあテヒョニヒョンって呼びます…
テヒョニヒョン… 先輩って付けられるの好きじゃないんだ…
というか、心臓がチクって鳴った…
テヒョン
ここ、俺の部屋な
ガチャ
テヒョン
はい、ここ座っとけ
グク
はいっ、
ベッドに降ろしてくれて 先輩は、何かを探して物を漁っている
グク
あっ、あの何か探してるんですか…?
テヒョン
怪我してんだから少しぐらいいいのなきゃダメだろ
グク
あっ、それなら僕もっ
グク
っっ、痛っ
テヒョン
おい、大丈夫か?
気づいたら腰に手を回されすごく近くなっていた
グク
っっ、はいっ
テヒョン
危ないんだから座ってろよとりあえず、ここら辺は絆創膏貼っとけ
グク
はいっ、ありがとうございます…
な、なんで心臓が痛い… 病気。?そんなわけ。
なんか心臓がドキドキしてるというかチクチクというか…
テヒョン
顔真っ赤だけど、熱あんの?
グク
あっ、いえ!その、考え事してただけで
テヒョン
そう、ならいいけど
なんだろう、この気持ち…