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ぬしー
保健室の時計が、静かに秒を刻んでいる。
いふはベッドに横になり、天井をぼんやり見つめていた。
体は重いのに、意識だけが浮いているような感覚。
ないこ(保健室の先生)
ないこが、少し離れた位置から声をかける。
いふ(生徒会長)
返事は小さく、途切れがちだった。
ないこ(保健室の先生)
ブランケットが、そっと胸元までかけられる。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこの声は、いつもと同じ速さだった
いふはゆっくり瞬きをする
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
その問いは、眠気の底から浮かんできたものだった。
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
ないこは、簡潔に言う。
ないこ(保健室の先生)
いふの呼吸が、少しずつ深くなる。
いふ(生徒会長)
ないこ(保健室の先生)
いふ(生徒会長)
言い切る前に、言葉が溶けた。
ないこはそれ以上、話しかけなかった。 必要な沈黙を、そのまま置く。 しばらくして。
ないこ(保健室の先生)
返事がなくなる。
いふの肩が、規則正しく上下している。
ないこ(保健室の先生)
ないこは小さく確認し、足音を立てないように椅子を引いた。
寝顔は、会長でも、責任を背負った誰かでもない。
ただ、疲れきった一人の生徒だった。
ないこ(保健室の先生)
独り言のように呟き、カーテンを少しだけ閉める。
保健室には、眠る音と、時計の音だけが残った。
——今は、進まなくていい。
——眠ることも、大切な回復。
いふは、久しぶりに、何も考えずに眠っていた。
ぬしー