私のこの願いは
叶わないかもしれない
それでも
私は君が
大好きでした
今日は入学式。これから私の高校生活が始まる!!
恵美
私は1人、小さな教室の扉を開ける。
私は生まれつき病気持ちで、すぐに発作を起こして倒れてしまう事が多々あった。
恵美
そんな事を呟きながら教室に入る。教室には新しい担任と思われる先生がいた。
栞先生
恵美
栞先生
栞先生
恵美
先生はそう、優しく声を掛けてくれたが、その言葉は何回も聞いた。
最初は倒れても凄く心配してくれたが、慣れてくれば、何の心配もしてくれない。
きっと、今回も表面的な優しさしか無い。
と、そんな事を考えながら席に着く。
栞先生
障害者ってのは、普通の人からハブられて当然。寂しくないなんて思った事が無い。
恵美
こんな高校生活に夢も希望も無かった私だったが…
この後、私に大きな転機が襲い掛かる。