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コメント
36件
フォロー失礼します!! とても面白いです! 次回も楽しみです!
にょヘ(°◇、°)ノ
にょヘ(°◇、°)ノ
にょヘ(°◇、°)ノ
にょヘ(°◇、°)ノ
クロノア
クロノア
朝食の支度をしながらそうつぶやく。 体がだるい。 そういえばなんだか頭も痛い気がする。
風邪だろうか? それとも最近仕事が立て込んで寝不足気味だったせいかもしれない。
仕事上いつも部屋にこもりがちなのでたまには気分転換として散歩に行くのもいいかも…
そんなことを思いながら支度を進めているとトラゾーが起きてきた。
トラゾー
クロノア
トラゾー
クロノア
トラゾー
そう促すとトラゾーは素直に洗面台の方へと向かうがふと足を止め振り返った。
トラゾー
トラゾー
クロノア
トラゾー
クロノア
甘い匂い…?と不思議に思いながらそう答えた。 芳香剤なんてものを買った覚えはないし、先程自分がリビングに起きてきた時も何も感じなかった。
トラゾー
トラゾー
クロノア
きっと気のせいだろう。 そう思い俺は支度を終わらせ時計を見てからトラゾーに言う。
クロノア
クロノア
トラゾー
トラゾー
クロノア
トラゾーは時計を見、慌ててそういった。 トラゾーは今大学に通っており、今日は一限目から授業があるのでいつもよりはやく自宅をでなければいけなかった。
トラゾー
トラゾー
クロノア
トラゾー
クロノア
トラゾー
クロノア
トラゾーはいそいそと準備をしてそれだけ言うと走って家を出ていった。
クロノア
クロノア
トラゾーを見送った後小さく呟く。 昔、学校に遅刻して来た日のトラゾーの頭にもああやって寝癖は着いたままだった。
クロノア
クロノア
クロノア
遅刻癖はまだ治っていないようだ。 そんな彼を少し可愛いと思いつつトラゾーの分の朝食にラップをかけ、俺は席につき朝食を食べ始めた。
クロノア
朝食を食べ終え、珍しく自室ではなくリビングで仕事をしていた俺は自分の腹を擦りながら唸り声を上げた。
なぜなら俺の体が謎の腹痛に襲われていたからだ。
先程までは腹痛はあまり酷くなく、自分の気のせいだろうと気に止めていなかったのだが、時間が経つにつれて腹痛は酷くなっていく。
クロノア
クロノア
これでは仕事に集中することが出来ない。 胃腸炎などの病気だったらトラゾーにも迷惑をかけかねない。 この腹痛の原因を突き止めてどうにかしなきゃ…
そう思った俺は早速準備をして病院へと向かった。
診察室からでてきた看護師に名前を呼ばれ指定された部屋まで入る。
医者
クロノア
そして診察室の椅子に腰掛け事情を説明する。
朝から体がだるく、頭痛と腹痛がすること。 頭痛はあまり酷くは無いが腹痛が時間が経つにつれてひどくなっていったこと。
クロノア
医者
医者
看護師
医者
クロノア
全て話し終えると医師は近くにいた看護師に何かを持ってくるよう声をかける。 声が小さくて何を持ってくるよう頼んだのかは分からなかったがその後すぐ医師が話し始めたので話を聞くことに専念した。
医者
クロノア
医者
クロノア
医者
医師は少し気まずそうに小さな声で 俺の番がいるか その候補はいるかを聞いてきた。 番、と聞いて真っ先に初恋の彼を思い浮かべたが、α同士で番えることなどありえない。
自分にとっての初恋が破れたあの日、スッパリと諦めたつもりだがまだ諦めきれていない自分もいて、少し切ない気持ちになりながら返事をし、引き続き話を聞く。
医者
クロノア
医者
クロノア
甘い匂い… その単語には聞き覚えがあった。 ちょうど今朝トラゾーがそんなこと言ってたっけ……
正直、なんでそんなこと聞くんだ? と思ったが次の瞬間耳を疑うような単語が医師の口からは出てきた。
医者
クロノア
医者
クロノア
え?ヒート…?抑制剤…?それってΩの人の…?
ヒート、抑制剤など、医師の口から出てきた言葉はαの俺とは真逆のΩの特徴を表すような言葉で、俺は咄嗟に理解ができず、相槌を打ったあと聞き返してしまった。
医者
クロノア
看護師
医者
クロノア
そう言って看護師が裏の方から持ってきたのはΩの体内の構造が細かく記されている図で、俺はますます頭に疑問符をうかべた。
医者
医者
クロノア
看護師が持ってきた図を指さしながら医師は話を続ける。 俺は疑問符を浮かべながらも話を聞くことしか出来ずただただ混乱していた。
医者
医者
クロノア
真剣な顔でそういう医師の顔を見て我に返り、俺は声を上げる。
医者
クロノア
医者
焦っている俺を諭そうと話し続ける医師の声をさえぎって俺は混乱しながら自分を指さし、こう続けた。
クロノア
クロノア