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sho

お手洗い借りるね

gr

あぁ!

sho

ありがと〜…

sho

誰も…、居ない

まさか…!

俺はバッと時計を見た

sho

ぇ…

時間が遡ってる…

てか俺、ここに居たらダメなんじゃ…っ!

ガチャッ

sho

や、ば…

ht

…え?

os

誰だ…!?

sho

syp

ci

…チッ

sn

…何が目的?

gr

……

gr

貴様、何故ここに居る。

ひとらんは驚きつつ、皆を守るように前に出た。

オスマンは、「めぅ」という可愛い口癖があるとは思えない程圧がある。

何も喋らず、圧をかけるショッピくん。

舌打ちと共に、こちらを鋭い目で睨むチーノ。

こちらに優しく問い掛けるように喋るが、怖いペ神。

そして、誰よりも圧が凄く、敵意どころか殺意が見えたグルッぺン。

皆、先程とは全然違い、俺は口を開く事が出来なかった。

ht

っ…

gr

名を名乗れ。

sho

シャ…っ

sho

シャオロン、です…。

やっとの思いで口を開き、言葉を発する。

os

…お隣さんやん。

sho

! そうです…っ!

syp

…お隣さんだろうが、何故ここにいるかを聞いてるんです。

ci

早く言え。

sho

ここで本当の事を言った方がいいのだろうか?

でも、ただでさえ怪しいのに、「俺以外の時間が遡ったんです」 なんて言えば、余計怪しい。

gr

…、お前の言うこと、多少は信じよう。だから、質問に対して正直に答えるんだ。

sho

っ…は、い。

gr

お前は何か理由があるか?

sho

コクッ

gr

その理由は話せるか?

sho

っ…

sho

言っても…、馬鹿にされる。余計怪しまれる…っ。

ci

何を…っ

sn

待って。今この人は、悩んでる。

ci

っ…

gr

馬鹿にしない。理由によっては余計怪しむかもしれないが、言ってみてくれ。

sho

gr

…、お前にとって、俺らが何なのか知らない。

gr

俺らはお前を知らない。

gr

だが、同じ人間だ。

gr

少しでいい。少しでいいから教えてくれ。

この人…、何故だろう。

グルッペンの話を聞くと、何故か納得し、口を開く自分がいた。

sho

俺は…、時間を遡ってるんや…っ。

sho

だから…、俺はお前らを知ってる。

gr

…ほう?

os

…、証拠は?

sho

名前でも言えばいいか…?

gr

当ててみろ。

sho

グルッペン。

gr

ほう…

sho

ひとらんらん。

ht

ぇ…

sho

オスマン。

os

sho

ショッピくん。

syp

っ…

sho

チーノ。

ci

…!

sho

しんぺい神。

sn

へぇ…?

俺はそれぞれ指を指し、名前を言っていった。

gr

本当に遡っているのか…?

gr

遡っているのはいつからだ?

sho

…、嫌な事があってから…

ht

嫌な、事?

sho

コクッ

gr

それはなんだ?

sho

言いたく、ない ポロッ

ht

ht

泣かないで…

syp

ひとらんさん…っ!誰か分からないのに近寄るなんて…

ht

俺でも…、危ないのはわかってる…

ht

でも、何故か…、何故か

ht

懐かしい感じがする…

sho

ぇ…?

ht

会った事ある気がする…

gr

…それは本当か?

ht

うん…っ

sho

…、もしかして…っ

sho

…、もしかして…っ

ht

っ!

sho

ねぇ…、覚えてる?

ht

ぁ、…

ht

シャオロン…って…

俺は驚いた。

俺は、ここを引っ越す前に仲良くしていた幼馴染がいた。

だけど、親の仕事の関係上、遠い所に引っ越す事になった。

俺はその子としていた約束を守れなかった。だから、こう約束した

「今度会った時に、約束守る」

と。それ以来、会える事をずっと願う日々だった。

そして、やっと大人になり、友達とシェアハウスする事になった。だから俺は、引っ越す前にいたこの場所を選んだ。

そしたらまさか、隣の家にずっと会いたかった幼馴染が居たのだ。

ht

シャオ、ちゃん…っ

sho

ひとらん…ニコッ

ht

…っ

gr

…感動の再会の時にすまん。

gr

「時を遡っている」というのを解決しなければな。

sho

gr

ひとらんの幼馴染なんだろう?

gr

幼馴染じゃなかったにしても、困ってる人が居るなら助けたい。

gr

それが俺の思いだ。

gr

そんな俺の我儘に付き合ってくれるのが5人だろう?

ht

!!

os

グルッぺん…!

syp

…ですね

ci

敵対してすまん…

sn

…これでこそ仲間だよね。

sho

へ…?

gr

俺らからしたらお前と初めて会ったが…、お前からしたら仲間だろう?

sho

仲、間…

gr

仲間じゃないのか?

sho

…ううん。

sho

ありがとう!

小さい頃から変わらない笑顔。

周りを笑顔に出来るシャオちゃん。

そんな彼が何に悩んでるか、そして

シャオちゃんは何故時を遡れるのか。

俺らが助けてやりたい。

俺らに出来ることがあるならば、手伝いたい。

それが俺の我儘だ。

ht

…、シャオちゃん。

sho

ん?

ht

一緒に解決しよう…?

sho

…うん…!

ht

ニコッ

…俺らの意思が一つになった瞬間。

チッチッチッチッチッ…

時計の針が素早く動いた。

ht

何が…っ

sho

…っ、気をつけて…!

ht

ぇ…?

俺はシャオちゃんの言ってることが理解出来ず、困惑していた。

チッチッチッチッチッ

そんな俺に考える隙もくれない時間。

時計の針は、より早く動いた。

不人気さんの悩み事。

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