玉壺は混乱している。
無一郎を狙うことは困難だと察した玉壺は 奈那に攻撃の矛先を向けた。
しかし、上弦とはいえ動揺した敵の攻撃を 見切ることは比較的簡単だ。
かなりギリギリのところで攻撃を受け流す。奈那ひとりでは上弦と対等に戦えるほどの技術はない。
無一郎がすぐに来てくれるはずだ。それまで耐えれば終わる。
すると予想通り、無一郎が玉壺のすぐ後ろに現れた。
霞に巻かれ、普段よりも美しい無一郎を見たい気持ちを抑えて、
悟られないよう、表情を変えずに攻撃を仕掛ける。
まるで奈那が頚を狙っているかのように見せかける。
霞が晴れた。 頚を斬ったのか、至近距離でも見えなかった。
時透無一郎
ゆっくりと姿を現す無一郎。
時透無一郎
そう、玉壺に問いかけて。 彼が口を閉じたときには既に、玉壺の頭部は地に落ちていた。
時透無一郎
時透無一郎
玉壺は人間のことを蛆虫、くだらない、つまらない等と言い放つ。
無一郎の額には青筋が浮かんでいる。
突如玉壺は奈那に視線を動かす。
玉壺
玉壺
玉壺
玉壺
時透無一郎
無一郎は玉壺の頭を形も残らないほどに斬り刻んだ。
念願の上弦討伐。喜ばしいことだ。 しかし奈那は浮かない表情をしている。
奈那
時透無一郎
時透無一郎
時透無一郎
奈那
奈那
鉄穴森
言葉は鉄穴森に遮られた。
時透無一郎
奈那
時透無一郎
奈那
鉄穴森
鉄穴森
奈那
あまりにも不謹慎な鉄穴森に奈那は拳を飛ばしそうになる。
想い人の前では優しい人でいたいため、何とか衝動を抑えることができた。
鉄穴森
奈那
鉄穴森
奈那
奈那
奈那
小鉄
奈那
明らかに危険な状態の無一郎。
怖くて気が動転した。気絶した彼に、勢いに任せて何故か告白をしようとした奈那の作戦は小鉄によって呆気なく失敗に終わった。
失敗に終わって良かったのかもしれないけれど。
小鉄
鉄穴森
小鉄
奈那
奈那
小鉄
小鉄
小鉄
奈那
小さな子供は血など流さず痛い思いをせずに元気に生きてほしいから、と奈那は言う。
それを聞いた鉄穴森は「貴方も充分子供ですが」と危うく口を滑らせるところだった。
小鉄
小鉄
奈那
小鉄
小鉄
そう言って小鉄は鍔を取り出す。
正義感に溢れる炎……最後に見かけたのは、いつだろうか。
奈那
太陽のような明るさを思い出し、奈那と無一郎は静かに感情に身を委ね、頬を伝うものを今だけは受け入れた。
貴方は今も、私たちを護っていてくれているのですね。
このお話と何にも関係ないんですが、
実は私、、、
今日10.13日誕生日なんです!!!!!!
みんな祝ってくださいお願いします
また次のお話で会いましょう⟡.*
以上!主からでした。
コメント
4件
誕生日おめでとうぅぅぅぅぅぅ‼️ななちゃんそこは好きって言うんだよ!!
誕生日おめでとう御座います🎂 今回も最高でしたd(^_^o)