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若草 椥

(俺はなんでこんな体なんだろう。)

若草 椥

(病気じゃなかったら、)

若草 椥

(きっと俺は幸せのままだった。)

若草 椥

(何も気づかなくてすんだのに。)

ガチャ。

刹那 真白

おい、椥。

刹那 真白

これ食べれるか?

若草 椥

若草 椥

(お粥…?)

若草 椥

お前が作ったの?

刹那 真白

え、?

刹那 真白

そーだけど悪いか?

若草 椥

ふっ、意外笑

刹那 真白

は!?
笑うなよ!

刹那 真白

(椥が初めて笑った。)

刹那 真白

(やっぱり、女だな。)

刹那 真白

頑張って作ったんだけど?

若草 椥

…、帰って。

刹那 真白

え?お粥いらなかったか?

若草 椥

風邪うつしたくないから。

刹那 真白

ん。分かった。

刹那 真白

お粥、ここに置いとくな。

俺はお粥を机に置いた。

刹那 真白

ひとつだけいいか?

若草 椥

何?

刹那 真白

なんで学校来ないんだ?

若草 椥

…別に。

刹那 真白

せっかく高校合格したのにいいのか?

若草 椥

…。

顔を見られたくなかったから、布団を顔までかぶった。

若草 椥

俺はただ、

若草 椥

女が嫌いなだけ。

若草 椥

理由はいえない。

刹那 真白

(女が嫌い?)

刹那 真白

ん、そっか。分かった。

刹那 真白

お大事に。

刹那 真白

(女が嫌い…か。)

刹那 真白

(だから、自分のことを俺って喋って、髪の毛もショートカットなのか?)

刹那 真白

(まるで、自分を拒否してるような。)

刹那 真白

(どうにかして
学校に行かせる方法…。)

刹那 真白

あ!

刹那 真白

これならどうだろ?

刹那 真白

(確か椥の部屋に女の制服、壁に掛けてあったはず。)

俺は椥の家に戻った。

刹那 真白

(椥、ごめんな。)

刹那 真白

(部屋入らせてもらうぞ。)

ガチャ。

俺はおそるおそる椥の部屋にもう一度入った。

椥はベットの上で眠っていた。

刹那 真白

あ、お粥食べてないじゃん!

刹那 真白

ほんとに、お前は…。笑

刹那 真白

あった、制服。

俺が考えた策で椥が学校に来てくれるだろうか。

刹那 真白

(男として学校に行かせるのはどうだろうか。)

刹那 真白

(確か、制服は5月まで交換できるらしいし。)

刹那 真白

(女が嫌なら、男として生きるのはどうだ?椥。)

刹那 真白

だからお前の制服少し、借りるぞ。

椥の制服を手に取った。

ここの高校の女子のセーラー服可愛いのにな。男子は学ラン。

刹那 真白

椥はチビだからな制服のサイズあるか?笑

刹那 真白

ごめんな、椥。

刹那 真白

方法がこれしか思いつかないんだ。

刹那 真白

(でも俺はお前を学校へ連れていきたい。)

刹那 真白

…お邪魔しました。

俺は部屋を出ようとした その時だった。

パキッ。

刹那 真白

(あれ今、俺なんか踏んだ?)

ふと、足元を見た。

刹那 真白

何だ、これ?

帰り道。

如月 琉生

ポテト美味しかったな~

如月 琉生

あ、あれって…。

鈴と華澄が 駅に向かって歩いていた。

俺たちは鈴と華澄のところに走っていった。

如月 琉生

おーい。

松尾 華澄

あ、琉生!星!

本橋 鈴

…、

鈴の顔が赤くなった。

砂川 星

“今帰るところ?”

本橋 鈴

う、うん!
華澄ちゃんと買い物してたの。
華澄ちゃんは帰るとこだけど、私は駅の近くのスーパーに行く途中なんです。

松尾 華澄

星たちも帰ってる途中?

砂川 星

“うん。琉生とハンバーガーショップに行ってたんだ。”

本橋 鈴

そ、そこって!
新しく出来た店ですか!?

如月 琉生

そうだよ。

本橋 鈴

美味しかったですか?

砂川 星

“美味しかったよ。”

鈴は頬を真っ赤に染めて ニコッと笑った。

如月 琉生

(俺は鈴のそんな顔見たことない。)

如月 琉生

(どうして俺にはそんな顔を見せてくれないんだろう。)

如月 琉生

(ごめん、鈴。)

如月 琉生

(俺は君の恋を応援することは多分出来ない。)

如月 琉生

鈴、そのハンバーガーショップ

如月 琉生

今度みんなで行かない?

本橋 鈴

い、行きたいです!!

松尾 華澄

うちもー!!

如月 琉生

(あ、やっとこっち見た。)

如月 琉生

(ねぇ、鈴。)

如月 琉生

(俺のことを好きになってよ。)

さよなら僕たちの世界。

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