主
すたーと。
血だらけの父がいた
蘭
父さん!
竜胆
………。
蘭
なんで、誰が?
蘭
は!母さん?
蘭
母さん…なのか?
竜胆
兄ちゃん、と、とりあえず
竜胆
警…察。
蘭
うん。
数十分後
警察
何があったんですか!
蘭
父さんが……
警察
!!
警察
君たちは一旦警察署に行こう
警察
大丈夫だから
警察
ね?
蘭
うん。
俺は正直泣きそうだった
いや、泣きたかった
でも、隣で必死に涙をこらえている 竜胆を見ると
俺は泣いちゃだめだ
そうおもった
警察署
警察
ここ、座ってて
蘭
コクッ
竜胆
…
数分後
警察
じゃあ、どういうことがあったか説明できる?
蘭
えっと、
俺は口を開いた
今言わなきゃ
二度と言えない。
全部説明し終わると
俺は泣いていた
警察
ありがとう。
警察
ちょっと待っててね
蘭
……
警察
二人共、今から児童相談所に行くよ
警察
里親が見つかるまでそこで見てもらえるよ
警察
じゃあ行こうか
蘭
はい、
外はもう真っ暗だった
秋から冬に変わるこの季節
風が吹くと少し肌が痛かった
蘭
テクテク
竜胆
テクテク
警察
ここでバイバイだよ
警察
じゃあね
施設の人
はい、ありがとうございます
施設の人
さあ、行くわよ
蘭
はい、
竜胆
はい
施設の人
ここがあなた達の部屋よ
施設の人
詳しい説明は明日するわね
施設の人
今日は疲れただろうし
施設の人
もう寝なさい
蘭
はい、
俺はそのまま眠りに落ちた
その夜、夢を見た
蘭
?
蘭
ここは、
竜胆
……
蘭
あ!
蘭
竜胆ー!
竜胆
………テクテク
蘭
え、まってよw
蘭
(なんか歩くの早くね)
父
竜胆。
父
おいで
蘭
父さん?
蘭
父さん!
蘭
テクテク
蘭
ギュー
父
蘭…か
父
ふふ、
父
蘭、
父
おいていってごめんな
父
竜胆をよろしくな
父
テクテク
蘭
まって!
蘭
父さん
手を伸ばしたんだ
でも、届かなかった
もうすぐ触れられる!
そう思ったときに目が覚めた
蘭
は!
俺の顔は涙でいっぱいだった
空には綺麗な満月が咲いていた