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#シンママ
沙華やや子
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玉葱三太郎
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コメント
1件
沙華やや子さん、第8話「妖精の魔法」、拝読しました🕊️ 相合傘のシチュエーション、すごく甘くて胸がきゅっとなりました。沈丁花の香りに立ち止まる結莉さんと、それに気づかない羽矢斗さんの距離感、その後のデートの誘いの流れが自然で、二人の世界が広がっていく感じがたまらなかったです。 「スキップしたい」って思う結莉さんの心情、可愛すぎて私もにやけちゃいました。次が気になります!
結莉
背後から聞き覚えのある声。 すぐに体を真っ直ぐにし振り向いた。
結莉
羽矢斗
逢いたいと切に願っていた戸川さんが結莉のもとに現れた!
下の名前で呼ばれたことで恥じらう。でも即座に言った。
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
戸川は赤い傘の中で傘と同じ色に頬を染めていた。前を向いて歩いている結莉は気づいていない。
結莉
羽矢斗
結莉も思い切って下の名前で彼を呼ぶと、ちょっぴり大きな声で返事をした戸川羽矢斗。
結莉
(脈ありかしら?)とちょっとだけ小悪魔ムードの結莉。
そして続けた。
結莉
羽矢斗
結莉
そう言って結莉は羽矢斗を見上げ微笑んだ。
羽矢斗は身長170cmと少しだろうか。特に背が高~い男性ではないが、結莉は154cmと小柄だ。
少し雨に濡れ、バサバサッとなった金髪ヘアー。そして今日は白いカッターシャツ。
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗は真摯に結莉の言葉に耳を傾けていた。 そして
羽矢斗
と言う。
結莉
羽矢斗
結莉
ニヤニヤしそうになるのを必死で我慢しつつ、ニコニコし答える結莉。
結莉
そうしてなんと! 結莉は羽矢斗とその話の直後、連絡アプリのROUL ID(ロール・アイディー)を交換したのである。夢のようだ。
羽矢斗
まるで王子様のように微笑む羽矢斗。
結莉
俯きがちに返事をする結莉。
傘を渡す時、指が触れた。
二人とも照れ、大慌てで平静を保とうとした。
結莉
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
相合傘なので、濡れないようになるべく二人はくっつく必要があった。そんなに大きな傘ではないし。
なんだか、羽矢斗のドキドキする鼓動が伝わって来る結莉。
胸から胸へ見えないリボンで結ばれるような感覚。
羽矢斗
少年のように笑う羽矢斗。
結莉
スキップしたい結莉である。
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
羽矢斗はとても聴き上手だ。結莉は包み込まれるような感覚がして、ますます彼の虜になる。
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
羽矢斗
結莉
悪戯っぽく口にする結莉。
羽矢斗は恥ずかしそうにしながら
羽矢斗
と言う。
結莉
結莉は上目づかいをして、ちょっぴり羽矢斗に近づいた。
羽矢斗
結莉
結莉はほっぺたをつねった。痛い。それは夢なんかではなかった。
そこからは少し言葉少なになる二人。駅に着いた。改札を通る。ラッシュの時間帯ではないので混んでいない。
結莉はついて行くように羽矢斗の後ろを歩いた。
ホームに下り、電車が来るまで少し時間があった。
結莉
羽矢斗の左横にぐっと近寄り結莉が訊いた。 もちろん『どうしてデートに誘ったの』という意味だ。
羽矢斗
すっごく恥ずかしそうな羽矢斗。懸命に冷静さを保とうとしている。 だから結莉は小悪魔を鎮めさせた。
電車がやって来た。ガラガラだった。二人で並んで座る。
太ももや腕がくっついているけれど、指を握ったり出来ない。結莉ははしたない女だと思われたくない。でもできる限り羽矢斗に寄り添った。
羽矢斗は真っすぐ向き、車窓を流れる景色を見ようとしていた。でもたぶん気もそぞろで見られていない。
結莉