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ぬし
ぬし
ぬし
ぬし
始まりは突然だった。
20✕✕年
隕石が地球に衝突し
世界が終わる、と
宣言された。
そのニュースはあっという間に世界に広がり
当然僕のところにも回ってきた。
類
類
隕石が落ちるまで、残り1ヶ月。
隕石で世界が終わる。
そう知ったのは、今日の事
瑞希
瑞希
瑞希
ただただ悔しくて悲しくて
涙が流れた。
瑞希
隕石で世界が終わるまで
残り1ヶ月。
知らなかった
世界ってこんなに簡単に終わってしまうものなのかと。
やっと今理解した
類
いくらショーをしたって学校に行ったって
何も変わらない____
類
類
隕石で世界が終わるまで、残り3週間。
瑞希
瑞希
この世界が終わってしまえば
ボクの事を覚えてくれる人はもういなくなる。
それがどんなに苦しいか───
瑞希
瑞希
あれだけ消えたいと言いながら
いざ終わるとなると怖いものなんだな
瑞希
世界が終わるまで、残り3週間。
類
類
学校に行ったって
結局は死ぬんだから
類
類
自分でもその言葉に驚く。
いつの間にか僕は、瑞希を
彼女を愛していたようだ。
類
類
伝えられないままだった……
類
涙が、溢れた。
世界が終わるまで、残り2週間。
瑞希
瑞希
瑞希
もう行けなくなるんだし。
類に会いたい____
きっとその言葉は、嘘ではなかった。
ただ類にこの想いが伝わることは二度と無いのだろう。
瑞希
瑞希
涙が、こぼれた。
世界が終わるまで、残り2週間。
類
学校に、行こうかな。
ただ、今日彼女が来ているかは分からない。
類
それでも、今日は彼女がいつもの場所に
屋上に、いる気がしたのだ。
類
そんな、知らなかった感情
この感情は、きっと
恋と呼ばれる物だろう。
類
隕石で世界が終わるまで、残り1週間。
瑞希
今日は類が
いる気がしたから。
きっといるのだろう。
瑞希
今日いなくてもまた明日、明日もいなかったら明後日
瑞希
なんて、言ってみた。
瑞希
類が好きみたいだ。
そう気がついたのは、世界が終わる、1週間前。
世界が終わるまで、残り1週間。