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咲⌒紅
咲⌒紅
咲⌒紅
物心ついた頃から母さんは居なかった
御父様が言うには病気でなくなったらしい 、
俺は母さんとの記憶なんてなかった
小さい頃の世話は全部乳母がしてくれた
乳母からも 、 御父様からも 勉強 、 勉強 、 勉強 と言われ続けた
寄り道なんて1回もしたことないし 、 そもそも遊んだことは殆ど無かった
1回も遊んだことなんて無かったのに
御父様はテストで100点もとっても テストで1位になっても 賞に選ばれても
"そんなの当たり前だ" と言って 、 褒めてはくれなかった …
最初は 駄々を捏ねたり 、抗ったりした 、
… いつから俺は 、
抵抗しなくなった … ?
小学3年生の頃
八神 風速
父
八神 風速
父
八神 風速
八神 風速
八神 風速
父
小学3年のとき 俺は 、 今日こそ褒めてもらうぞ 、 と意気込んで御父様に話に行った
いつもは褒めてくれないけれど 、 今日こそは褒めてくれる 、 って 呑気に鼻歌なんか歌ってた
褒めてくれないかもしれない … そういう気持ちはあった 、 でも 、 まさかそんな事を言われるなんてこの時の俺は思いもしなかったんだ 、
八神 風速
八神 風速
八神 風速
今まで県での優勝などは数々あった
でも、全国っていうのは初めてで御父様もそれくらいの規模だったら褒めてくれる 、 、 そう … 思った
父
八神 風速
八神 風速
そう言って俺は 御気に入りのパソコンを起動させて 御父様に見せた
八神 風速
ここまでは良かった … ただ … 向いてるかもしれない そう思ってしまったことが、失態だった
父
八神 風速
八神 風速
父
俺は父がもう既に怒っているのも気付かずに、ペラペラと喋った
八神 風速
次の瞬間 、 頬に鈍い衝撃が走った
八神 風速
俺はそっと頬に手をやった
頬はヒリヒリとして 、 凄く痛かった
父
そう言って御父様は俺にパソコンを投げつけた
八神 風速
八神 風速
父
父
父
八神 風速
もう 、 何も言えなかった
頑張ったのに褒めらるどころか 叩かれ 、 怒鳴らる
おまけに好きも否定された
父
父
父
八神 風速
何でこんなに否定されなきゃいけないの … ?
俺だってやりたいことはあるのに …
何でそんなに縛られなきゃ行けないの … ?
父
八神 風速
父
八神 風速
八神 風速
八神 風速
八神 風速
八神 風速
八神 風速
八神 風速
八神 風速
もう 、 何も考えたくなかった
少したって 、 学校に行くことを許可された日 、 大会に出ることを進めた先生は居なくなっていた
直ぐに 、 御父様の仕業だなと思った
だけど 、 もう … 抗議しに行く気力はなかった
その日から御父様に逆らったことは無いし
操り人形の日々だった
出来るだけ感情を出さず 思うがままに操られた
なのに … 何で 、
何で青髪達といると 、 心が温かいんだろう… ?
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コメント
2件
初コメ失礼します(_ _) とてもいい作品で毎話楽しみにしています!頑張って下さい✨️