この作品はいかがでしたか?
1,006
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私はねこが嫌いだ
だから、このネコが家に来た時
私
私はとても反対した
お母さん
お父さん
妹
でも、お母さん、お父さん、妹がねこを飼うことに賛成したため
ネコを飼うことになった
白い毛のネコだ
このネコは魚がすごく好きみたいだ
でも、やっぱり私はねこを克服出来ずにいた
別にねこが嫌いなわけではない
とあるねこ関連のトラウマがあるのだ
そう、それは一昨年の夏頃のことだ
私
私
私
私
私
どっちにしようか迷い
結局コンビニのいちごアイスを買いに行くことにした
買いに行く途中
消防車が2台と救急車が1台
音を鳴らしながら道路を走っていた
私
私はそんな呑気なことを考えながら
コンビニに向けて歩いていた
コンビニについてふと東の方角を見ると
灰色の煙がムンムンと空に広がっていた
いちごアイスを買い、コンビニから出てくると
あの火事どうなったかな?と東の方をみてみると
煙は灰色から白色に変わっていた
帰る途中
消防車の音がまた聞こえてきた
まだ火、消えてないのか……
そう思いながら消防車が走っていく姿を見届けようとしたその時
白い猫が道路を…いや、
消防車の前を横切ろうとした
その瞬間道路は赤黒く染まり
白い猫は赤い猫に変わった
消防車よりも赤く、そして黒い…
消防車はそれが見えていなかったのか
焦っていたのか
気づいていないようでそのまま何事も無かったかのように
通り過ぎていった
ここには赤い猫と私がいるだけ
私は怖くなってその場から逃げるように走った
お母さん
私
お母さん
お母さん
そんなある日
私の友達にこのネコを預けることにした
私もこのネコ私以外の家族に懐かないくせに私には異様に懐いてくるからちょうど良かった
ネコを預ける理由は友達が「猫を飼ってみたい!」と言ったからだった
私も私の家族も友達を信用していたため
安心して預けることにした
私
私
菜津
こうして私の友達菜津にネコをあずけた
菜津
うーん、私のことが嫌いなのかな?
全然懐いてくれない
猫の気持ちって難しいな
菜津
私は今日の夕飯のしゃぶしゃぶのお肉を
猫に近づけてみた
おぉ〜…食べた
○月✕日
お肉を上げたら私に懐くと知ったので
今度は高いお肉を上げてみることにした
猫は美味しそうに食べていた
そのあと、そんなに嬉しかったのか
私の腕をぺろぺろとなめてきた
○月✕日
今日は普通のお肉を買って猫にあげた
あんまりお気に召さなかったのか
少ししか食べなかった
相当機嫌が悪かったのかのか
私のふくらはぎをガブッと噛んできた
いたいな〜
血が出てきてしまった
猫はその血をぺろっと舐めたあと
満足したのか日当たりがいいところで
そのまま寝てしまった
……ここで日記は終わっている
私は菜津にネコを預けてから
ネコの面倒をちゃんと見ているか確かめるために
毎日電話をしていたのだ
そして、ある日突然電話に出なくなったので
何かあったのかなと家に来たら
菜津と菜津の家族が血を流して倒れていた
不幸中の幸いなのか
ネコはピンピンしていた
でも、あの時の赤い猫にそっくりだった
私は怖くなったが急いで警察と救急に連絡した
結局菜津たちは赤い猫と同じように亡くなってしまった
はぁ〜、なんでこんなことが起きてしまったのだろう
わたしがあのネコを預けていなかったら
菜津達は死ななかったのかな?
やっぱりネコなんて大嫌いだ
そう思いながら
菜津日記をペラペラとめくっているとあることに気がついた
ページが飛んでいる部分があるのだ
そのページとページの間には不器用に紙がちぎられた後があった
警察に連絡してみるとそのちぎれた紙はすぐに見つかった
何か書いてなかったか聞いてみると
警察
警察
タスケテ…そう書いてあったらしい
あの事件があった日以来
ネコのご飯は魚から肉に変わった
ある日妹が
妹
と魚と肉のイラストを順番に指でさしながらネコに問いかけていた
お母さん
お母さん
妹
妹
妹
私
ネコは魚と肉のイラストを見て
妹を見た
その瞬間ネコは妹に抱きついて
妹の顔をぺろぺろとなめた
お母さん
お母さん
お母さん
いや…ちがう……
私は猫の意図がわかった気がして急に怖くなった
私は1ヶ月後から社会人だ
最初はこの家から仕事場に行こうと思っていた
でも…それはやめて一人暮らしをしよう
家族は反対したがそれを押し切って
一人暮らしを始めた
その後家族は死んでしまった
え?寂しくないのか?悲しくないのか?
そんなことあるわけないじゃん
家族の死体には菜津ちゃん達と同じように
猫の歯形が残っていた
私は猫を引き取るように言われたが断った
私はふとあの夏のトラウマになった頃のことを思い出した
…私は怖くなってその場から逃げるように走った
そのまま走って走って助けてくれそうな大人に話しかけまくって
ある1人の大人に助けてもらうことになった
猫を助けてほしくて
一生懸命頑張ったのに…助けようとしたのに…
猫は死んでしまった
私は沢山沢山泣いた
悲しいというのもあったが自分がもっと早く助けを呼べていたら助かっていたかもしれない、そう思うと
その日から私はねこが怖くなった
あんな姿をもう二度と見たくなかった
生き物が死んで、自分が悲しくなるのはもう懲り懲りだったというのが1割あとは……
その姿を見てワクワクドキドキしてしまう自分が怖かったから
これが私のトラウマ
それにしてもあのネコは賢かった
ちゃんと三択の中から…
魚、肉、人肉の中から
1つを導き出したのだから
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
うおい
コメント
25件
うん( ˙ ¯ ˙) ._.)
じゃあ、友達の友達の友達は友達だね←
皆さんお揃いでなんか楽しそうですねー!wアイコン気に入ってくれてよかったよー!┏( .-. ┏ ) ┓描ける限りはなんでも描くんでこれからもリクエスト_|\○_オネガイシヤァァァァァス!!水月さんフォローさせていただきました!(友達の友達は友達です(小並感))