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帳の外。
五条が、帳の内側を見下ろしていた。
五条 悟
誰に言うでも呟く。
そして小さく笑う。
五条 悟
廃ビル内部。
伏黒の視線が、結月の足元に落ちる。
伏黒 恵
結月
即答だった。
だが次の瞬間。
結月の周囲に広がっていた透明な膜に、細い亀裂が走る。
ーーパキ、と。
硝子が割れるような音が、静かに響いた。
帷が解け、夜風が吹き込む。
結月はビルの壁にもたれ、静かに呼吸を整えていた。
足元に落ちる血が、黒く滲んでいる。
五条 悟
背後から声が落ちる。
結月
五条 悟
五条が隣に立つ。
しばらく沈黙が落ちる。
遠くで、虎杖達の声が聞こえていた。
五条 悟
呼ばれ方が、少しだけ柔らかい。
結月は視線を上げない。
五条 悟
結月
五条 悟
五条は夜空を見上げる。
五条 悟
結月は小さく息を吐いた。
結月
五条 悟
結月
五条 悟
少し間が空く。
五条が、ゆっくり視線を落とす。
五条 悟
その声は、さっきまでより低かった。
五条 悟
結月の肩が、ほんの僅かに揺れる。
結月
五条 悟
珍しく、からかいの色が無い、声だった。
風が吹く。
しばらくして、五条は小さく笑う。
五条 悟
結月
五条 悟
結月は、ほんの少しだけ目を細めた。