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車椅子に座りながら作業をする
キーボードがカチカチと響いて
その音はたまに早くなったり遅くなったり気分次第で変わる
そんな音を楽しみながら
ネタ帳をチラリと見て コーヒーを口に含む
チーノ
背伸びをしてパソコンを閉じる
車椅子を動かしプリントしたものを取りに行く
俺がたまに気分で書いている小説
題名は《呪いの鬼はとうりゃんせ》
俺が小学生3年生の時に流行った《呪鬼》と言う漫画を台座材にして5年生から書いている
そして、中学1年の今も書き続けている
親にパソコンで書いているのを見つかると怒られてしまうので書いた分だけプリントをしてデータを消す
チーノ
チーノ
車椅子からゆっくりとペットに上がるいつもやっているので簡単だ
階段の下からは’’まだ’’怒鳴り声が聞こえてくる
足を擦りながら目をつぶった
《呪い鬼はとうりゃんせ》
現実に戻った俺たちは 小学生をもう一度繰り返し 中学生になった 中学校はバラバラになってしまったが 連絡は取り合っていた
トントンからコネシマが入院したことを聞き大先生と一緒にその病院へと向かう
清々しい朝誰もいないキッチン 両親は朝出勤で夜に帰ってくる だから事実1人だ
チーノ
チーノ
チーノ
チーノ
チーノ
車椅子を器用に動かし机へと置くいつもの日常
チラリと窓の外を見ると 蝶が優雅に飛んでいる それを見ていると 妙に虚しく感じる
チーノ
チーノ
ピーンボーン
チーノ
チーノ
チーノ
数秒なり続けると 静まりかえる
チーノ
チーノ
チーノ
誰もいない家にそう言いって玄関から出ていく
???
と聞こえた気がした