友一
にが!
友一
やっぱ無理だわ~
海斗
おいおい、友一く~ん
海斗
俺らもう20の大学生だぜ?
海斗
コーヒーぐらい飲めるようになれよ~
友一
別に良いだろ
友一
飲めても得なんてないだろ
海斗
いやいや、大人の味がわかる男はモテるぜ
海斗
お前どーせ、恋愛したことねーだろ?
友一
いや、んー、あ!いや、ないな
友一
でも!それとコーヒーが飲めるのかは関係ないだろ!
海斗
そーでもないぜ
海斗
大人の味がわかるってのは、中身が大人になってる証拠になるんだ
海斗
体だけ大人でも、中身がガキのままじゃ、モテるわけないじゃん!
友一
まぁ、んー、そーかもな、
海斗
と、言うわけで、奢ってくんない?
友一
は?なんで?
海斗
財布忘れちった笑
友一
あ~まぁいいけど
友一
今度なんか奢れよ
海斗
OK~
友一
(さーて、なにしよ)
友一
(相変わらずなんの特徴もない部屋だな)
友一
(ん?海斗からだ)
海斗
お前におすすめの喫茶店見つけたぞ!!
海斗
コーヒーがすげー上手いんだ
友一
は?
友一
さっきも見たろ?
俺はコーヒーが飲めないの
俺はコーヒーが飲めないの
海斗
いや、マジすげーんだって
海斗
あそこのコーヒーは、なんかこー言葉で言いきれない深い味がすんだ
友一
コーヒーに味って、
友一
コーヒーは、苦いだけだろ?
海斗
いや!あそこはそーゆうのじゃないんだ
海斗
それにあの喫茶店は、コーヒーだけが
メインってわけじゃないんだ!
メインってわけじゃないんだ!
友一
どーゆうこと?
友一
サンドイッチがウマイ的な?
海斗
いや
海斗
店長が……
海斗
チョー美人なんだ!
友一
あっそう
海斗
おいおい、それはないだろぅ
海斗
ほんっと一回行ってみ
海斗
まじ、コーヒーも店長も驚きだから
海斗
羊堂っていうとこだから
友一
羊堂?なんだそれ
海斗
まぁまぁそれも行けばわかる!
友一
(羊堂かぁ、、)
友一
(ん?でも、結構近いな)
友一
(まぁ、行ってみるか)