悠人
花子さん!一緒に帰ろう!
花子
あ、、はい、、、。
なんで悠人さんはこんなに優しくするんだろう?
あの時も私を守ってくれたし、一緒に帰るし、、
ぎゅ
いつも通り手を繋いでくるし、、、。
それに最近は、美羽さん達のいじめも無い、、、。
人気者の力ってこんなに凄いのかな?
悠人
あのさ、花子さん、、。
悠人
いや、、
悠人
花子。
花子
はい、、ふえ⁉︎
な、なんでいきなり呼び捨て⁉︎
花子の顔が一気に赤くなった。
悠人
これからは、呼び捨てでいいかな?
悠人
正直、俺は花子と一緒にいたい。
花子
え、、えっと、、
悠人
ずっと一緒にいて、花子を守りたい。
悠人
でも、さすがにそれは無理だから
悠人
せめて、呼び捨てでもっと仲良くなろうかなって
花子
えっと、、じゃあ私も呼び捨てで呼んだ方が、、、
悠人
は、花子がいいなら、、、
花子
ゆ、悠人?
花子
こんな感じですか?
悠人の顔も赤くなった。
悠人
ありがとう。
花子
あ、あの!
悠人
?
花子
どうして悠人は、私にこんなにも優しくして、そばにいるんですか?
悠人
、、、。
花子
あっ!すみません!変な質問してしまいました、、、
花子
ただ、どうしても気になって、、。
悠人
いいよ。教える。
花子
あ、、ありがとうございます、、、
悠人
花子は、俺に断る勇気を与えてくれたんだ。
花子
ゆ、勇気、、、ですか?
悠人
覚えているかな?
悠人
多分だけど、花子と俺は昔会ったことがある。
花子
⁉︎
花子
いつですか⁉︎
悠人
小1かな。
花子
小1、、、、。
私の気が強かった時。
ある男の子がいじめられてて、、
私が注意して、、、
その時の男の子の名前が確か、、、
ゆ、、ゆうと、、、
ゆうと?
悠人⁉︎
花子
もしかして、あの時いじめられていた!
悠人
そう!それで助けてくれたのが花子!
花子
そんな昔の事を覚えててくれたなんて、、、
花子
悠人
は、花子⁉︎なんで泣いてるの⁉︎
花子
す、すみません、、、
花子
ただ、、
花子
嬉しいんです。
悠人
嬉しい?
花子
正直もう、あなたと会えると思っていなかったから、、、
花子
私は、あの後あなたに恋をしていたんだと思います。
花子
毎日あなたのことを考えて、考えていると胸が苦しくなって、、、。
花子
また会いたいと思っていました、、、。
悠人
花子、、、。
悠人
俺も、あの日からずっと君の事考えていたよ。
悠人
俺も、君に恋していたんだ。
花子
悠人、、、
これって、両思い?
悠人
だからこそ、俺は花子を守りたい。
悠人
花子を傷つける奴は許さない!
悠人
君は、俺の大切な人だから、、、。
花子
悠人、、、
ぎゅ
その時、静かな道で木々が風に揺れる音と共に
あの時の気持ちを花子に伝えるかのように、
悠人は花子を抱きしめた。