類
フフフ、みんなと新幹線……ワクワクするね!
えむ
そうだねぇ!!!!あ、鳥さんだ!
寧々
ちょ、ちょっと…騒がしいって……
司
全く…電車の中くらい静かにしろ……
おねーさん
アイスにお弁当、なんでもありますよ
司
む?アイスか!何味がある?
おねーさん
バニラにチョコ、ミックスと抹茶がありますよ
司
じゃあバニラで!
えむ
私チョコ!
類
僕もチョコかな
寧々
…バニラで
おねーさん
畏まりました〜、お代金頂戴致します
司
ふぅ、美味しかったな!
類
そうだね、濃厚で甘くて…とても美味しかったよ
寧々
やっぱりアイスって美味しいよね…
えむ
そうだね〜!あ、もうそろそろで着くよ!
類
フフ、楽しみだね!みんなでホテルでショー!
遡ること2日前
おにーちゃん
と、言うわけで…君達にはホテルの中央広場にあるイベント用のショーステージで、ショーをしてもらいたい
おにーちゃん
今回のフェニックスワンダーランドのショーイベントには参加出来ないが、宣伝大使としてお願いしたい。君達の集客率は、毎回私の予想を上回る結果となっているしな
おにーちゃん
無論、無理矢理とは言わない。今回のイベントに専念しても構わない。宣伝大使として活躍するか、イベントをするかは君達が決めることだ
えむ
うーん……どうする?みんな
司
そうだな…まぁ、座長としてはフェニックスワンダーランドのショーイベントは年に何度もやるしな!宣伝大使として、今回は活躍させて頂こうと思っているぞ
類
そうだね、僕も司くんと同意見かな
類
お客さんを増やして、またショーでみんなを笑顔にすればいい話、僕は賛成だよ
類
寧々はどうだい?
寧々
ん……私は、別になんでもいい
寧々
…ショーで歌えるなら
司
よし、じゃあ決まりだな!宣伝大使をやらせてくれ!
おにーちゃん
わかった。早速、ホテル側に伝えよう
おにーちゃん
それで、我が鳳家が経営しているホテルだが、フェニックスワンダーランドから近いフェニックスホテルと、ここから遠いオオトリホテルの2つがある
おにーちゃん
どちらにする?
えむ
私、オオトリホテルがいい!
司
じゃあそっちにするか?
おにーちゃん
交通費は無料だから、安心してくれ
寧々
…じゃあ、そこでいいんじゃない?
類
僕も、そっちにしようかな
司
じゃあオオトリホテルで!
おにーちゃん
わかった。それじゃあ、2日後の新幹線で向かってもらう。最低限の演出道具は、こちらで管理の下運ばせて頂こう
おにーちゃん
それでいいか?
えむ
いいよ!
司
うむ、そうだな
おにーちゃん
それじゃあ、よろしく頼むぞ
えむ
そろそろ駅に着くみたいだね!
寧々
そうね、類……その荷物、本当に持てるの?
類
大丈夫だよ、これでも僕は役者だからね。力はある程度あるよ
寧々
そう、ならいいけど…えむ、司、券持った?
司
嗚呼、持ったぞ!えむは?
えむ
券…あ、ポケットにあるよ!
寧々
確認して
えむ
えぇっと……あ、あった!
寧々
ん、良かった
えむ
じゃあ、鳳家一同!
司
鳳家はお前しかいないぞ…
えむ
あ、そっか
えむ
ワンダーランズ×ショウタイム一同!
えむ
新幹線から降りるっ!
類
フフ、えむくんらしいね
寧々
……そうね
司
よし!オレに着いてこい!
えむ
はーい!
寧々
うっ……結構混んでる…
類
そうだね…今日は祝日だし、混んでいてもおかしくはないけど……
類
これは流石に多過ぎるね…僕の荷物が歩くのを邪魔してしまうよ……
司
うーむ、困ったな…これじゃあ前に進めないぞ
えむ
よーし!わかった!みんな待ってて!
寧々
ぇ……?ちょ、えむ待って…!
司
オイィイイイ!!!!!えむ!!!!
えむ
みんな〜!
えむ
列に並んで歩こーね!
司
……はぁっ、はぁ
司
おいえむ!この立派な行動ができるのはものすごーくとても良いが!いきなり突っ走るな!それではぐれたらどうする?!
えむ
あ、ごめん司くん!
えむ
みんな困ってそうだったから…
司
まぁ、今回は良かった…えむが変なことでもやらかさなくて…
司
じゃあ、類や寧々の場所に戻るぞ
えむ
あいあいさー!
寧々
あ、良かった…ちゃんと戻ってきた
類
えむくんのおかげで、だいぶ前に進めそうだよ
えむ
良かった!じゃあワンダショ探検隊!前へ進めぇー!
司
おい!座長はオレだぞ!
寧々
はぁ……やっと出てこれた
類
参ったね、あれほど進むとは思っていなかったよ
司
流石にもうオレの足は使い物にならないぞ…
えむ
みんな大丈夫〜?
寧々
…まぁ、人混みから出てこれただけマシよね
司
そうだな、そろそろ限界に近かったからな
類
それで、オオトリホテルはどこにあるんだい?
えむ
あ、着いてきて!
司
む、ここがオオトリホテル…?!
寧々
すごい、ホテル全体が広すぎない?
類
流石、鳳家が経営しているホテルだ
えむ
ちなみに、これフェニックスホテルの
¹∕₃なんだって!
¹∕₃なんだって!
司
フェニックスホテルはそれほど大きかったのか?!
司
確かに、豪華であって大きなタワーは複数立っていたが……あれ全部フェニックスホテルなのか?!
えむ
そうだよ〜!
寧々
え、それは初めて知った……
類
近場すぎて泊まったことはなかったけど、やっぱり凄いんだね
司
こうなると、オオトリホテルも楽しみだな!
類
そうだね、みんな行こうか
寧々
うん、
えむ
あいあいさー!
えむ
おっ邪魔しマース!
寧々
ここ、受付……?
類
すごい豪華な飾りだ…
司
やっぱり、全てが凄いな…
司
チェックインはオレがやるから、待っていてくれ!
えむ
うん!わかった!
寧々
…そういえば中央広場ってどこ?
えむ
中央広場はね、この廊下を真っ直ぐ行って、左に扉があるんだけど、そこを通ったら中央広場だよ!
類
なるほど…ここは全体的に大きな作りになっているんだね
類
廊下は長い分、左右にある扉で早く移動ができてとても便利だし、エレベーターも色んな場所に設置してあって移動で疲れを取らせない、実に天才的なつくりだ!
類
このホテルも、えむくんのおじいさんが?
えむ
そうだよ〜!
寧々
アンタのおじいさん凄すぎるでしょ…
司
おーい!チェックイン済ませたぞ!
類
あ、司くん!見てくれ!ここのホテルの設計をパッと見で確認してみたんだけど、この作りを利用して、ショーの演出に利用したいな、と思ったんだ!司くん!君のショーでホテルのみんなを笑顔の虜にさせてあげようじゃないか!
司
いきなりどうした類?!
類
まず、入口付近の作りを確認してみたんだけど、非常に細かく設計されていてね!これを城の設計図として利用したくて、後でえむくんのお父さんやお兄さんに許可は得るよ?!あ、それでこの入口付近の設計は細かいだけじゃないんだ!1つ1つの装飾が目立つように工夫されていて、非現実的な世界を味わうことが出来るんだよね!それで……
司
あー!!いい勝手にしろ!
司
全く…
類
フフ、えむくん!話があるんだけど!
えむ
ん?なぁに類くん!
寧々
…全く
寧々
類、昔から元気な時はこんな感じなのよね
司
そうなのか…
寧々
…まぁでも、そのおかげで、私はショーの細かい部分や、支えてくれているスタッフさんや協力してくれた人がいるって知れたから……感謝してなくもないけど
司
…寧々は、俗に言うツンデレだよな
司
そのおかげでツッコミのキャラも薄れてないし、何より毒舌だしな……
司
優しい一面もあるし、良い奴だよな
寧々
……は?!いきなり何?!
寧々
私だって好きで毒舌になってるわけでも、ツンデレになってるわけじゃ……というかツンデレじゃない!
寧々
はぁ…私、類のところに行くから
司
ん、そうか!わかった
えむ
つっかさくーん!
司
うわぁっ?!なんだえむ!
えむ
ホテルの部屋に行った後に中央広場に行こ!
司
なるほど!了解した!
司
それじゃあ皆で行くか!
寧々
…類、行くって
類
フフ、それじゃあいつものやろうか
えむ
あ、それじゃあみんなで〜!
えむ
わんだごー!
司
わんだごー!
類
わんだGO〜!
寧々
え?!わ、わんだごー……
寧々
アレンジバージョンとか聞いてないってば……
えむ
「次回!ショーのリハーサル☆」
えむ
次回も見てね!みんな〜!
えむ
わんだほーい!